始まりの街スタット編25 ユメハとロウカ
「そ、そんな!!そんな事が、くっ、クソォオオ!!なんでソラが入浴終了しているんだぁああ!!」
ユメハちゃんがものすごいショックを受けている
「この変態女、少しは自分のしようとしている事を反省するモフ!」
「何を言っている!私とソラは転生前はいつも一緒にお風呂に入っていたんだ」
「そんな嘘が通じるとでも思っているモフか!ねぇ、ソラ?」
「実はそうなんだよね、でも流石にぼくも毎日はどうかと思ってた」
「ほら、私の言う通りだったな。という事で明日からは私はソラと入る。なぁに今は性別も同じだ。心配いならない」
「お前には両方ついてるモフ!!」
「ソラ様、あんな奴ともうお風呂に入ってはいけません!!」
「キィ!!ソラ、逃げて」
グルミン達がユメハちゃんを攻撃している。これはユメハちゃんがケガしちゃうなぁ
「ロウカ達、ダメだよ。ユメハちゃんもそこまで節操なしじゃないと思うし。ね、ユメハちゃん」
「当たり前だ!!私はソラが傷つく事なんてする訳ないだろう!それに私のソラは身体を触れるくらい許してくれるさ」
「??……別にそれくらいならいいよ」
「何を言ってるモフ!?アイツの顔をよく見るモフ!!あれは今にもソラを襲おうとする獣の目モフ!それにあんな奴に奪われるくらいならボクがソラと……」
「遂に正体を表したなこの淫乱桃狼!!」
「うるさいモフ!!ボクが一番ソラの事を愛してるんだモフ!!」
ユメハちゃんとロウカの目から火花が散っている。これはどうにかしないと……
「もう、二人共ケンカしてるなら知らない!!ぼくジョーンズ達と寝るね」
「そうですね。あんなバカ共に構っていたらソラ様の健康が維持出来なくなってしまいます。なので今日はワタクシをもふもふしながら寝るべきです」
「キィ、ソラ一緒に寝よ」
「ま、待ってくれ!!ソラ、私が悪かった!!」
「ぼ、ボクも仲直りするモフ。ごめんモフ」
二人の喧嘩を止めたぼくはベッドにダイブした。今日は大変だったな、でも明日も頑張って家族を探さないとね。その為にもスキルと魔法を使いこなせる様にならないと……
ぼくはそう思いながら眠りに入った




