始まりの街スタット編23 女神とお話3
「じゃあ、まずはこの家がぼく達と一緒に転生してきたのかの確認と移動させれるかを聞きたいです」
『はい、かしこまりました。この世界に貴女達を転生する時に野原や何もないところに飛ばすのは何も悪くない貴女達に申し訳ないと思いも家具から食料まで全て同じものをこの森に作りました。それとこの家にはいつでも転移できますよ……あ、そのスキル習得させるのを忘れてました』
スキル『帰還』を手に入れました
「えっと、ヤワラカさん?ひょっとして貴女はうっかりさんなんですか?」
『私、毎度大事な物事を忘れていたりしてしまって……なので最初に神会話を渡したのですが、中々お話しできませんでしたので。すみません』
どうやらヤワラカさんは忘れっぽい性格らしい。
「じゃあ次に、ぼく達は今後どうすればいいのか教えてください」
『そうですね。ソラさん達はまずはスタットで経験を積んでください。それと、貴女の裁縫のスキルで愛情を込めてぬいぐるみを縫えばそのぬいぐるみもグルミンとなり貴女の仲間になってくれるでしょう。なのでソラさんはぬいぐるみ作りの腕と戦闘の腕を上げておくと良いでしょう』
なるほど、やっぱりぼくはこの裁縫のスキルが大事な様だ。
『そしてユメハさんはソラさんの護衛として守りを中心に挙げていくのが効果的だと思います。どうも貴女はソラさんに対する愛が強くそれが大きな力に変わっている様です。ですので貴女はその愛を力に変えなさい』
「やはり私はソラの騎士、絶対に守ってあげるね」
「うん、お願いだよ。ユメハちゃん♪」
「っ///当たり前だ♪」
『まだまだお話ししたいのですが、どうやらそろそろ今日は時間の様です。また何かお話ししたい事がありましたら、また明日お話ししましょう』
そう言ってヤワラカさんの通信は途絶えてしまった。
「さてと、やっぱりぼく達はこのスタットで特訓した方がいいみたいだね」
「あぁ、私達は強くならないといけないみたいだな」
「???さっきまで誰と話してたモフ?」
「キィ、ソラいきなり架空に向かって話してたキィ」
「ソラ様、ひょっとして女神様とお話ししていたのですか?」
どうやら、ぼくとユメハちゃん以外は女神様とお話できないみたいだ。これだと人前では出来なさそうだなぁ。




