始まりの街スタット編21 神様とお話
「ゴブリナさん達、元気してた?」
「はい、おかげさまで私達は楽しく働けてます」
「あら、ソラちゃん達じゃない。修行はどう、順調ですか?」
「まぁ、それなりには」
「私もコツがわかってきた」
「と言ってもこれからが大事だけどね」
ぼく達は冒険者になって一日目でゴブリン大発生クエストをゴブリン全員を使い魔にする事で達成した。だけど、まだぼく達はまだまだ未熟なのだ。
「さて、アンタ達は今日はどこで泊まる気だい。よかったらアタシの家にでも泊まるかい?」
「ゴブリナ達は私の寮に泊めておくモォ」
「ぼく達は戻る所があるので、これで」
「あぁ、私達には家があるからな」
「そうなのかい?それならまた明日ね」
「また会おうモォ」
「ソラ様、おやすみなさい」
ぼく達は一度街を抜けると、森の中に戻りぼく達ごと転生した自宅にもどる。
「いやぁ、なんで家ごと転生されたのかなぁ?元の世界はどうなってるのかな?」
「さあ、私にはソラさえいれば何もいらない」
「それでは例のスキルを使って見ればいいのでは?」
「例のスキル?」
「あぁ、神会話の事モフね」
神会話は確か女神の手紙を読み終えると同時に手に入れたスキルだっけ、確かに女神さんだったらわかるかもしれない
「よし、使ってみるか『神会話』」
『あ、あ〜。テステス、聞こえますかぁ〜』
女性の声で通信確認をする声が聞こえる
「はい、聞こえます。ぼくはソラです」
「私はユメハだ」
『はいはい、ようやく私とお話してくれるんですねぇ、待ってましたよぉ。おっと、自己紹介がまだでしたね、私は女神ヤワラカ。世界を包み込む柔軟な女神です』
そう言った女神様は優しい声でぼく達に話しかけてきた。
「あの女神様。ぼく達にこの世界の事と転生について教えてくれますか」
『ヤワラカでいいですよ。では、お教えしましょうこの世界の事と貴女達転生者についてを』
「そうか、ならヤワラカ。私達をもとの世界に戻せ、私とソラは危険な事なんてしたくないんだ」
『そうですねぇ〜、ではまずは転生した事についてでもお話ししましょうか。貴女達を選んだ理由は……』
「理由は?」
「なんなんだ?」
『私が可愛いと思ったからです。後、一番適切があったらです。つまり……』
『半分以上私の好みです』




