始まりの街スタット編19 修行する
「今のアンタ達に足りないのは経験と魔法ね。だから今からその使い方や闘い方を教えるわ」
サラさんはぼく達にそう言うと壁についていたボタンを押した。すると、床が動いてる感覚がして、気がつくとエレベーターの様に下がっていくき地下室へと移動していた。
「実は私の仕事部屋には地下室があってここからいろんな場所に繋がってるのよ。そして今日は、ここで修行でもしましょうか」
「す、凄い!!……けど、ぼく達はただの一冒険者。そんなぼく達が優遇されてもいいんですか?」
「しかも私達はどこの何者かもわからない怪しいやつだぞ」
「いいんだよ。アタシが気に入ったからね、人徳だった立派な武器なんだよ。だから好きなだけアタシに気に入られな」
サラさんは面白い人だなぁ、でも確かに使えるものは使うものだよね。
「はい、お願いしますサラさん♪」
「ソラが言うなら私もお願いしよう」
「いい返事だ。じゃあ早速始めようか、アンタ達」
サラさんはそう言って地下室の奥にあるちょっとした広い空間にぼく達を案内した。
「ここは?」
「随分と広い空間だな」
「ここはね、アタシ専用の訓練室さ。今からアンタ達を鍛えてやるよ。まずは魔法からだね」
そう言ってサラさんは手から光の玉を出す。
「イカッツからも聞いた通り、魔法ってのはイメージよ。それが足りないうちは詠唱というのが必要な冒険者が多いけどアンタ達はイメージでアタシ達の知らない魔法を作っていたみたいだからまずは魔法による攻撃をイメージする所から始めましょうか」
「はい、じゃあぼくからやってみます」
ぼくは風をイメージする。攻撃、攻撃……確かユメハちゃんが見てたアニメにそんな技があった気がする。ぼくは風を刃になるイメージをする。そして、
ヒュウィ〜ン!!
風刃、風の形をした刃が壁に当たる。壁には大きな亀裂が入った。
「さすがだね、アタシが思ってた通りだよ。他にも攻撃魔法はあるけど、人のイメージそれぞれなんだから自分で覚えていくのよ」
「はいっ!!」
「つぎは私の番だな」
そう言ってユメハちゃんは指からレーザーをだした。その出し方は某戦闘力五十三万の人みたいだった。
「すごいよユメハちゃん!!カッコいいよ!」ギュッ
「デュフw私のソラの胸が熱が伝わってきて私、…………すまないソラ、なんでもない」
ユメハちゃんは時々壊れてああなります




