プロローグ2 はいはい、お馴染みの展開ですねぇ
「はい、これお弁当」
「おう、ありがとうなソラ」
うんうん、こういう何気ない日常が何よりも幸せというものですよ。
「ソラ?お〜いソラァ?急がないと遅れるぞぉ」
「はいは〜い♪今いくね」
こんな普通の日常が続くとばかり、ぼくは思っていた。
しかし--
世界というのは非常だ。
「うわぁ!?」
「きゃあぁぁ!?」
家から出ようとしたその時、まるでぼくの家を包み込むかの様に光が注ぎ込んだ
「……いてて。ん?ここは?」
ぼくが目を覚ますとそこは家だった。いや、覚ました場所は家なんだけど、どうも窓から見える景色がおかしい。何故なら、窓から映る景色にはまるでファンタジーゲームの様な自然があふれて見たことのない植物しかない森と化していた。
「こ、これは一体?」
ふと、ぼくが隣を見るとさっきまでいたユメハちゃんがいなくなっている。
「あれ?ユメハちゃ〜ん!どこぉ〜!!……だめだ、この辺にはいなさそうだ…」
おかしいな、確かにさっきまで居たはずなのに…
「無闇に探索するのは危険だし、どうにかここからでもできる事はないかな?」
そこでぼくは家の中で使える物と使えない物がないかを素早く調べ始める。まず、テレビやラジオは繋がらないけど、洗濯機や電子レンジなどの電化製品は動く事はわかった。何処から電気がつながっているのかは謎だけど……
そしてぼくは不意にぬいぐるみ達が無事か気になり自分の部屋を開けた。
しかし、いなかった。あんなに部屋中を埋め尽くしていたぬいぐるみ達が1匹残らずいなくなっていた。……これはどういう事なのだろうか?どうしてほとんどの家具は残っているのにぬいぐるみ達だけはいないのか?わからない、わからない事が多すぎる……ああ…なん…だ………か………眠……
ーーーーーーー
「っ!!……あれ?なんだか身体が重いなぁ…」
そう思いぼくが下を見ると胸にはぼくには存在しない筈のたわわに実ったメロンの様なそれが形成されていた。
はい、774です。まだ、タイトル通りのことができていませんが、次回にはぬいぐるみとモフモフさせますので!どうか次回も見てください!!




