始まりの街スタット編13 可愛く変身♡
「「「可愛い♡」」」
そう、ぼくがロウカと変身した姿は可愛いかった。ぼくは狼の顔出し着ぐるみの様なパーカーと狼の足と狼のかわいい手の手袋を装着した姿になる。
「わぁああ♡モフモフがぼくの全身に伝わる♡あぁああ♡いい♪いいよぉ♡ぼくは今、最高の気分だよぉ♡」
モフモフ♡ふりふり♡
「尻尾もいい♪身体もふわふわでいいなぁ」
「……そろそろ行くモフ」
「ソラ、後衛は私達に任せておけ」
「了解!!」
ぼくはそう言うと同時に飛び上がる。高っ!!そんなに跳ぶ?ぼくは勢い余って下にたくさん木が見える高さまで跳んでしまった。
「きゃるる!?」「きゅるぅ!」「きゅきゅ!!」
「おっと、ゴブリン達が驚いておりますねぇ」
「きっと私のソラが驚かしていたのだろう」
「さすがはワタクシの主ですな」
仕方ない……ここから空を飛び上がる、よしこのまま急降下しようか。ぼくは某仮面のライダーさんの如くキックの姿勢を取りゴブリンの方角に降りていく。
「いくよロウカ!」「了解モフ!!」
『モフキック!!』
ぼく達は地上へ落下と同時に周りに綿が飛び散る。ゴブリン達は驚いて慌てている。
「よし、次は……」
「今度はワタクシを装備してください」
「オッケー♪」
ぼくはロウカを装備解除してジョーンズを装備する。すると今度は可愛いサメの顔出し着ぐるみの様なパーカーを着た。
『主殿、聴こえておりますか、ワタクシを装備した状態だとあらゆる生物と会話がとれます』
「わかったよジョーンズ。皆さん、聞こえますか?ぼくはソラと言います。ぼくは貴方達の話をしに来たんです。」
するとぷちゴブリン達は驚いた顔をしつつも会話を始め、代表と思われる可愛い少女の様な姿をした緑肌のゴブリンが現れた。
「初めまして、わたしはこのぷちゴブリン達の長をしている『ゴブリナ』と申す者です。わたし達は争いを好まず大人しく過ごしていたのですが、ここ最近で不思議なオーラがこの森を囲っていたのでどうにか新しい住処を探していたのです」
ゴブリナさんはそう言ってぼくにゴブリン達の事情を話してくれた。
「なるほど……実は…」
ぼくはこの世界に転生した事とこの辺りに結界が貼られた事を話した。
「そうだったのですね。ではどうにかその結界を失くす方法はありませんか」
「う〜ん、今のところは難しいかな?というかやり方がわからないんだ」
「そうですか……」
ぼくはそこで提案してみる。
「よければぼくと街に来ない?多分一緒に住む事ができると思うよ」
ぼくはニコッと笑みを浮かべて手を前に出す。
「は、はい//分かりました今から仲間たちにもそう伝えてきますね」
こうしてぼくはゴブリン達を連れて街へもどるのだった
774です。毎日投稿して何日目だろ?