始まりの街スタット編11 初めてのクエスト
ぼくとユメハちゃん。そしてロウカ達グルミルの存在をサラさんとイカッツさんにバレてしまった。
「それでサラさんぼく達に何か用があったんじゃ?」
「あぁ、そうだった。アンタ達のギルドメンバーカードが完成したわよ」
サラさんはギルドカードをぼく達に渡す。
「これでどの国にも簡単に入国できるし、クエストも受けられるわよ」
「どこにでも?そっかやっぱりぼくがギルドに登録したのは間違いじゃなかったんだ」
「でも私達にこれを渡したって事はなにかやって欲しいクエストがあるって事だろギルドマスター」
ユメハちゃんがサラさんにそう聞く
「あら、アタシの事はサラと呼んでもいいのよ。まあ、やって欲しいクエストがあるのはホントだけど」
「嫌だね。私が名前を呼ぶのはソラだけだ。私にはソラさえいればいいんだから」
「もうユメハちゃん。そろそろ人見知り克服しないと、ぼくがいない時どうするのさ」
「私はソラだけで……いやむしろソラしか……ゴニョゴニョ」
「あらあらアンタ達お熱いわねぇ♡ま、それでクエストの話なんだけど……最近とある森の中に大量発生しているゴブリン達を退治して欲しいのよ」
「ちょっと待てギルマス!!そのクエストは上位ランクの冒険者用のクエストだろ!ソラの嬢ちゃん達には……」
「うるさいわね!!決めるのはアンタじゃなくソラちゃん達よ。どうしたいかしら?さっきの話の通りきけんだからやらくてもいいわよ」
いきなりの高難易度クエスト……まあ答えは決まってるけど
「やります!!ぼくは大事な家族に会う為にも早くいろんな街に行きたいんです!!だからやらせてください!!」
「私もだ。私はソラが行く所には絶対についていくからな」
「ボクはソラのパートーナーだから勿論行くモフ」
「ワタクシもソラ様をお守りしなければなりませんから」
「キィ、キィもソラを守るキィ」
ぼく達は肯定の意を見せる。
「オッケー♪それじゃ、ついてきな」
「危険な事があったらすぐに戻ってきなオレは門の前で待ってるからな」
ぼく達はサラさんに連れられクエスト受注を受けるとそのままクエストの為に出発した。
「さあ、行こうかぼく達の初めてのクエスト」
「私なんだか、ワクワクしてきたよ」
「出発モフ〜」
「ナビはワタクシに、任せてください」
「キィはソラの肩に乗って寝てる」
ぼく達の初めてのクエストが今始まる。
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「ソラ様達は無事にクエストを受けた様ですね。ああ、ママは心配です。転生させたものの、ホントはこんな事させたくないと私は後悔しております。ああ、神よ……あ神は私か、ソラ様達に無事である様私女神ヤワラカは願っております。それと、早く私に連絡してください」
774です。rpgはあまりやらないのでクエストがどんなものかよく知らないです。