始まりの街スタット編5 ギルドに行けば恒例行事の…
ぼく達は門番さんに教えてもらったギルドの場所まで来ていた。
「いいロウカ達、ここからは喋ったら驚かれちゃうから鳴き声だけで喋ってね」
「モフ!」「キィ♪」「シャーク!」
二名程鳴き声がおかしかったけどまぁいいか、そもそもサメは鳴かないし
「ソラ♪私、ワクワクしてきたよ」
「ぼくもだよ、なんだか始まった感じがするね♪」
さてとそろそろ入ろうかな
ガラガラ♪
おお!これはすごいなぁゲームのクエストルームの様な部屋が広がっていた。ぼくはユメハちゃんの影響でRPG等様々なゲームをプレイしていてこの冒険者ギルドも大きな化け物を狩りするゲームのそれに似てると思い興奮していた。
「おいソラ、すごいぞここはまるで私のやっていたモン○ンの世界みたいだ」
ユメハちゃんは興奮して鼻息荒くぼくに話しかける。こういう所が可愛いんだよなぁユメハちゃんは……
そんな風にぼく達がギルドの中に入って行くとやはりぼくのぬいぐるみ達が目立つのかすごい見られている。すると、
「オイ、嬢ちゃん達!!ここはお前達の様なお子様がお遊びで来る様な場所じゃねぇ。ケガする前にとっと帰るんだな」
強面で屈強な男がぼく達を見てそう言った。なるほど、見られていた原因はぬいぐるみじゃなくてぼく達か。といかどこの世界にもこう言う人っているんだな。まぁここは穏便に事を済ませよう。
「すみません、お兄さん。実はぼく達…この街の先の森に気づいたらいて、身寄りがなくて自分で稼ごうと思って……」
ユメハちゃんもそれに続き
「だからどうか私達をこの先に進ませて冒険者登録させてもらえませんか?」
「おぉ、なんて健気な子達なんだ……だが、だからこそ言わせてもらう。ここがいくら冒険者達にらとっての始まりの街であっても一年でその年に登録した半数以上が負傷、悪ければ死亡する事があるんだ。だから、お嬢ちゃん達もいくらこの職業なら種族、年齢関係なしに就職できるとはいえ危険なんだ。だから、わかったならもっと安全な仕事をさがしな、確か宿屋の姉ちゃんがアルバイト募集中とか言ってたな。案内しようか?」
屈強な男はこの職業の危険性と、今アルバイト募集中の店に案内すると言ってくれたでもそれじゃ駄目だ
「それじゃ駄目なんです、ぼく達は大切な家族を探さないといけないんです。だから、お兄さんどいてください」
「うぅ、なんていい子なんだ。よしわかった。オレがこのギルドを案内してやるオレの名はイカッツ。このギルドでは珍しいAランク冒険者だ。オレはこのギルドでいつもこの職業の危険性をいつも話してるんだが、いつも怖がられるか喧嘩売られちまってな。お嬢ちゃん達が初めてだよちゃんと話を聞いてくれたのは」
「多分それはその見た目と威圧する様な口調だからじゃないですか?」
イカッツさんにそう伝えるとさっきからずっと見ていた他の冒険者達みんながよく言ってくれたみたいにサムズアップしていた。
なんでギルドに行くといびりにくるイカツイ男とかって序盤にでてくるんでしょうね。