始まりの街スタット編4 ようこそスタットへ
「見てみんな、街が見えるよ」
ぼく達は森を抜けて街を見つける。
「おし、ソラ早く行くぞ!私達の冒険が今、始まる!」
「ユメハちゃん!は、速いよ!!せめて手を離してぇ〜」
「おい!ボクのソラをどうする気モフか!!」
「キィ!!ソラ!!」「やれやれ皆様元気ですな」
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「はぁはぁ、ユメハちゃん興奮しすぎ……もうちょっとゆっくり行こうよロウカ達ヘトヘトだよ」
「ご、ごめんソラ、私つい……」
ユメハちゃんがぼくと手を繋いで全速力で走るものだからグルミン達はぼくを追いかけてヘトヘトになっている
「ぜぇぜぇ…コイツ本当に人間モフか……ボクたちより数倍体力あるモフ……というかグルミンにも体力があるとは思ってなかったモフ」
「は、はいどうやらぬいぐるみ生命体だけあってワタクシ達にも体力はあるみたいです……ぜぇぜぇ」
「キィ……ソラ疲れた抱っこして」
「はいはい、おいでモリン♪」
「キィ♡ソラァ」
さてと、そろそろ街に行こうかなぼくは某ポケットに入るモンスターの様に肩にモリンを乗せて街へとみんなで向かう。
「やあ、こんにちは。お嬢ちゃん達、君たちだけで来たのかい?お母さん達は?」
門番さんがぼく達に保護者の有無の確認を取る
「実は気づいたらあの森にいて。ぼく、ここがどこかわからないんだ。どうか教えてくれますか?」
ぼくは先程までいた森を指差す。すると、門番さんは涙声で
「うぅ、そいつは大変だったな。でも、もう大丈夫だ。ここは始まりと言って各地から冒険者見習い達がここで一人前の冒険者になる為の街"スタット"だからな。」
そう言ってぼく達に優しく接してきた
「ありがとうございます門番さん♪あ、自己紹介がまだでしたね、ぼくはソラ。肩に乗ってるはコウモリのモリンで、オオカミはロウカ、サメはジョーンズって言います」
「あ、私はユメハ!ソラを守る為の愛の守護者さ。フッ」
ぼく達は自己紹介をする
「ソラちゃんにユメハちゃん達ね、それでそのモリンちゃん?達はソラちゃんの使い魔かい?」
ちゃ、ちゃん!?ぼくを?ぼくは男の子だよ!?……あ、今は女の子か。
「は、はい。この事達はみんなぼくのお友達です」
「おお、すごいなソラちゃんはまだ15位なのに凄いなぁ」
「そう言えばここにもギルドがあるみたいな事さっき言ってたよね。ぼくもギルド行きたいんだけど」
そう言うと門番さんはぼく達にギルドの場所を教えてくれた
「ありがとうございます。門番さん、またね♪」
「おう!元気でな」
そう言ってぼく達はギルドへ向かうのだった
ソラは女の子で可愛いこれは共通認識ですぜ。