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第2話 墨子、召喚される



 大陸の北に位置するアスパーラ王国。その城の地下にて、異世界召喚の儀が執り行われていた。


「異世界に御座(おわ)す救世主よ!ネハン・アスパーラ王の御魂を以って応えたまえ!」


 大魔導師マドの呪文によって、魔法陣が光り出す。その中央にて崩御されたネハン王の魂が揺らぎ…そして光と共に異世界への門が開かれる。


「英・雄・召・喚!」


 マドの召喚魔法はアスパーラ王国随一と言われている。

 弱冠二十歳にて大魔導師の称号を得て、大陸にその名を轟かせる女魔導師…それがマドだ。そして巨乳だ。


 大魔導師より、巨乳魔導師としての名の方が有名なマドであるが、それを気にしてか胸が目立たないローブを身に纏っている。

 顔の半分を覆い隠す巨大な丸眼鏡と、目立たない濃紺色のローブ。とても高名な魔導師とは思えない、陰キャな()で立ちだ。


 だが、そんな姿とは裏腹に実力は折り紙付き。マドの召喚魔法は成功し、光り輝く魔法陣から一人の男が現れた。


「…ん?何だここは?」


 マドの召喚魔法によって呼び出された英雄、その姿はとても英雄とは呼び難い乞食の様な中年男であった。



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