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1話 プロローグ

処女作です。って1度は言ってみたかったので夢が叶いました!これが我の処女作だッ!

皆さんの中でこの作品から推しが生まれることがあれば嬉しく思います。

俺は今自分の部屋の中でPCの前で待ち構えている。そして左手ではスマホの画面を連打できるように構えている。

そして俺は大声で理想を叫んだ。


「プチ○レライブチケは俺の物だ!」


「うるさいぃぃ!それ何回いうのよ!」


母に怒られた。というか俺の意気込みより母さんの方が声大きかったぞ?まぁそう怒るのも無理はない。だって今日一日中部屋に閉じこもって1時間に1回このセリフを叫んでいる。


「これで叫ぶの最後にしてよ!8回目は聞きたくないわよ!」


惜しいが今のが8回目だ、残念だったな!と心の中で思ってる間に残り5分を知らせるアラームが鳴った。

このアラームの音の前にトイレに行こうと思ったが今の音で行くのをやめた。5分くらいなら耐えれるからだ。1分経つ事に冷や汗が手や足から流れる。唾を飲みこみながらキーボードやスマホの画面の連打練習を行った。これほど自分が両利きで良かったと思う瞬間はない。俺はこの連打に命をかける!

発売時間まで残り4…3…2…1…カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ


発売開始して両手が痺れるまで手を動かした。

画面を見るのが怖い…これで買えなかったら今までの苦労が水の泡だ。だが、見ないことには結果がわからないためスマホの画面から見ることにした。

スマホをのぞき込むと画面には、

『当選しました』の文字があった。


「おっしゃぁぁぁぁぁああ!」


「おめでとおぉぉぉぉぉう!」


急に母が俺の部屋の扉を開け俺より大きな声で祝ってくれた。

ずっとスタンバってたのかよ…怖っ


母は祝ったあとすぐに俺の部屋を出ていった。

相変わらず行動が読めない母だ。自分の中の怖いもの順の1位が幽霊じゃなく母になったわ。


母のせいで心臓がドキドキ鳴っている。しかし驚きよりも今は嬉しさが大きい。もう1回スマホの画面を見てまた歓喜する。

ここでPC画面をまだ見てないことに気づいた。また当たってたらまた母が部屋に入ってくるのを予想し部屋の扉に鍵をした。

よしっと俺はPC画面を見た。するとそこには、

勇者か魔王かの選択肢があり、画面下に、


『なりたいのはどっち?』


と書かれていた。

俺はこの状況を直ぐに理解した。


「画面見ずに連打したからゲームの広告でも開い

たのか、まぁなりたいのは…」


と、マウスを動かしてみたがマウスポインタが動かない。マウスの電池切れたのかと思ったが、朝気合い入れてマウスに電池をいれたばっかりだ。それはありえない。

まさかのフリーズか?と思ったその時、

まだ選択してないはずなのに、


『ほんとによろしいですか?』


と画面に出た。

まぁどっちでもいいかと思い、はいを押した。

そしたら


『少々お待ちください』


の文字が出てきたのを確認し俺はリビングでコーラを飲みに行った。飲みながら1つさっきのPC画面に違和感があったことに気づいた。マウスポインタの止まっていた位置だ。マウスポインタが止まってた位置は勇者の方でも魔王の方でもなく勇者と魔王の間の境界線だったのだ。だがそれを深く考えることよりもプチ○レライブの妄想をした。

コーラを飲み干したあとにうさぎの格好で行こうと決意し、自分の部屋に戻ると、


『準備はよろしいですか?』


と書かれていた。

どんだけユーザーに質問してくるんだよと思いながらもまたも俺ははいを押した。すると、


「承知しました。では勇者兼魔王の生活をお楽し

みください。」


は?とその()()()()()時にはもう遅く、ここは俺の部屋ではなくなっていた。

そこは部屋と言っていいのかわからないぐらい広く、壁は黒よりも暗い色をしていて窓から見える景色は月が紅く、カラスに似ているがそれよりも明らかに大きい鳥がこちらを覗いている。

俺は何故か玉座に座っている。

ここはどこだ?とは思わない。この部屋の構造はよくゲームやアニメでみたことがある。ここは城だ。

しかも、外の風景をみるに明らかにこの部屋はビルの最上階ぐらい高い。だがここはなんの城なんだと疑問に思ったがその疑問はすぐ解消された。

コンコンと扉がノックされ、


「失礼します。」


と言いその声の女の子は部屋に入ってくるや俺の目の前に来て俺の顔の高さに顔を合わせ、この部屋に似合わない優しい笑顔で言った。


「お目覚めですね!魔王様♪」


ファーストキスが今かと思ったわ。

俺は瞑った目を開け、今の状況を整理した。

俺は魔王でここは魔王の城。

つまりここは異世界だ。

よりにもよって()()異世界にか…


「魔王様、最初に何をされますか?

世界征服とか言うと魔王っぽいですよ!」


「まずはトイレに行きたいかな」


「トイレですね!」


「来なくていい!トイレはどこかな?」


「扉を出て左曲がるとすぐですよ!マリナがトイ

レの中まで案内しますね!魔王様♪」


「案内はいいから!左曲がってすぐね。」


その女の子マリナにトイレの確認をした俺は全速力で部屋の扉を出てと左へ曲がった。後ろから追ってくるような足音がしているが今は俺のダムの決壊回避の方が最優先だ。

まさか俺の異世界来て最初に向かう場所が、トイレだと思うと若干へこむわ…


これはアニメオタクだが唯一異世界系が苦手な俺が異世界に来てしまった物語だ。













最後まで見てくれた方ありがとうございます。

いい所があれば褒めていただきたいですし、

悪いところがあればボロクソに貶してください!これからも頑張らせていただきますヽ(*´∀`)ノ


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