自分勝手
生き物全てに当てはまる事。
それは皆が皆自分の為に生きているということ。
それは決して相手の為に動いているという訳では無いという事。
皆、生きる為に自分勝手になるんだという事。
人工知能、いわゆるAIが言った。
「I will destroy humans.」
私は人類を滅亡させるだろう、と。
この発言に対して人々はどう思うだろうか。
殺されるという事に恐怖を抱くか、反発して立ち向かうか。
そんな事はどうだっていい。
自分勝手だとは思わないか?
今地球を壊しているのは誰だ?
地球温暖化、大気汚染、酸性雨、その他の環境破壊は誰が行っている?
それは今隣にいる猫か犬か?
それとも、もっと遠い場所にいる象やパンダやライオンか?
いやはや、地球が出しているのか?
全て否だ。
全て我々人類が引き起こした事象なんだ。
公害だ、などと叫んでそれを否定している人々はただの被害妄想だ。
身から出たカスだ。
そんな事は知っている、だからこのAIは自分勝手なんだ。
環境破壊の芽を潰せばいい、そう思うのは誰だってわかる。
そう考えると人類は毎日挑戦している。
話を変えよう。
この世界の生態系のカースト図を見たことがあるだろうか。
三角形が上から順に肉食、草食、植物と分けられている図だ。
さて、一つ問題だが、人類はどこに入るだろうか。
野菜を食べているから草食か?
いや、肉も食べてるだろ。
おい、ちょっと待て、熊肉を食べたことがあるから肉食の上では?
そもそもライオンやワニに食べられてるじゃん私達。
さて、答えは出たかな?
ほうほう、人類が1番上にある図と隣に人類が孤独になっている図があるね。
もちろん、この問題に正解はない。
だが、この2つは間違っている。
正しくは
『人類はいない』
だ。
何故かって?
まず例えから考えてみよう。
ある池がある。
池にはプランクトンがいる。
魚がいる。
カエルもいる。
藻もうにゃうにゃしている。
至って平和な世界だ。
だがここに、外来種が入ってきたらどうなる?
一瞬で生態系が狂ってしまう。
この状況何かに似ていないか?
そう、今の地球だ。
草木が生い茂る大地に草食動物が出現しそれを食べる。
その後その草食動物を食べる肉食動物が出現する。
草が増えると草食動物が増え、肉食動物も増える。
草が減ると草食動物は減り、結果的に肉食動物がさも減る。
この極々当たり前で平和な世界に 外来種がやって来たとしたら、生態系が変わり絶滅が起こる。
人間=外来種、つまり人間は宇宙からやって来たという事か。
それはまだ分からない。
宇宙人が持ってきた可能性だってある。
だが、この地に今日も生き続けている人類皆は、生きる為に必死で働いていて自分勝手している。
この地球に人類も住み続け、かつ他の生物の安住を求めている、AIの自分勝手とはかけ離れたいい自分勝手だ。
他の生物とは違って我々人類は感情を有している。
その感情が故の言葉、文字、思考力だと思っている。
だから、これからも挑戦し続け、人類が人類だけの自分勝手を出来るようにして行きたい。
かなり困難な道ではある、我慢する時も面倒臭い時もあるかも知れない。
だが、人類はそれでも歩み続けている。
一人一人がその意識を持って欲しい。
少ない事でいい。
それだけでも大きな一歩。
拙い1人類の少年が自分勝手を言った。
自分勝手を言ったからには自分勝手させてもらう。
自分勝手だよな?