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天才達の異世界転移  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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冒険者

 龍尾とまきゆづは雪姫に引っ張られ冒険者ギルドに来ていた。雪姫が扉を蹴って開けるとそこに居た冒険者たちが一斉にこっちを向いた。

「何事だ!魔物が襲ってきたか!ん?違うな、あれは勇者じゃないか!」

「「「ウォオオ!」」」っと冒険者が言っているが、気にせず、受付に向かった。

「すいません、冒険者登録がしたいんですが?」

 すると、奥から受付の人がやって来た。

「はい、では銅貨3枚ください」

「え?3Mじゃないんですか?」

「Mは今月から使えませんよ」

 雪姫は動揺し二人に助けてという目線を送るが、二人とも俺は知らない、という感じで視線を送る。受付の人が後ろに居るまきゆづを見ると驚いた。

「もしかして、まきゆづさんですか?」

「そうだけど、それがどうしたんですか?」

「この度のオークとゴブリンの混合部隊を一人で討伐したとの情報が様々な冒険者から届いたので、本部から表彰状と冒険者カードの作成書が届いております。こちらへ」

 そう言うとまきゆづだけ客室につれて行かれた。残された二人は椅子に座って待つことにした。

「ギルド長を読んできます、少々お待ちを」

 受付の人が部屋を出るとまきゆづは客室にある本棚から魔術の本を取り、読み始めた。その本は主に回復魔法に関してのことが書かれていた。まきゆづが本を読んでいると扉が開けられた。

「君がまきゆづか?」

「そうですが、なにか?」

 ギルド長らしき、人が椅子に座るとまきゆづは本を閉じた。

「この度はゴブリン、オーク混合部隊の討伐を称えこれを評す。そして、君を冒険者になることを認める」

 まきゆづは表彰状を渡されると報酬も貰った。

「それでは早速、冒険者登録を行いますのでこちらへ」

 扉を開けて入って来た職員の人に付いて行くと元の受付場所に着いた。

「マキマキどういう事?」

 雪姫が詰め寄ってくる。少し後ろへ引いた。

「僕が放った爆裂魔法が魔物の部隊の中心に当たっていたのが分かって、今表彰されていたんだ。すいません、僕の友達も一緒に冒険者登録してもらってもいいですか?」

 まきゆづが後ろからついて来ていたギルド長に聞くと、考え始めた。

「そうだな、今回は特別だ。勇者が辺りの遊撃に出てくれるとこちらも冒険者も魔王軍に攻勢をしやすくなるしな。許可する」

 そう言うと、受付にある紙を取り出しハンコを押した。そしてその紙をを龍尾と雪姫に渡した。

「それでは、この鑑定石(いし)とこの紙を持ってください。これだけで結構です。これで間違えたらオークよりも知能が低い事が鑑定する前にわかります」

 脳筋共に視線を送った受付の人はそのまま、まきゆづに紙と鑑定石を渡した。受け取ると紙にまきゆづのステータスが写されてくる。

 本名 不明 ニックネーム まきゆづ レベル30 HP63200-63200 MP150000-150000 PRW18500 DFE18000 SP31000 MG130000 スキル 叡智 アイテムボックス 合成 ロリコンLV不明 魔法の才能 指揮の才能 戦術の才能 マンシュタインの再来 妄想力(ゆめ)の塊 大和魂 

「おや?あなたは勇者のはずなのに勇者のスキルが付いてないですね。それにしても見たことの無いスキルだ。っと本名が不明なのが気がかりなのだがまあいい。次は」

 ギルド長が後ろを振り向くともう雪姫の鑑定が終わっていた。

 本名 十六夜雪姫 HP6000-6000 MP 何それ?能力強化スキルだけで充分でしょ PRW7000 DEF8000 SP10000 MG5600 スキル 抜群の格闘センス 〇〇〇式格闘術 〇〇〇式抜刀術 叡智 大和魂 アイテムボックス 能力強化LV不明

「雪姫この〇〇〇は何?なんの格闘術?その前に、MPのところおかしくない?」

「私は知らないよ」

 雪姫は口笛を吹きながら他所に視線を向けた。その後ろでは龍尾の鑑定が行われていた。

「これで全員ですね」

 本名時雨龍尾 HP4500-4500 MP魔力なんて科学的に存在しません PRW6000 DEF7000 SP8000 MGさっきも言ったでしょう魔法なんて存在しません スキル 魔法無効 大日本帝国陸軍式格闘術 アイテムボックス 叡智改 催眠術LV不明 ヒトラーの再来 武器開発のスペシャリスト 大和魂

「君のステータスはどうなっているんだ。まず最初にMPとMGが無いとは終わっていますねこの世界では。それを補うように魔法無効があるし。待って、誰一人も勇者のスキルが付いてないけど」

 すると周りが「「「あーホントだ」」」と言った。がしかし、誰も気にはしなかった。

「今日から君達は冒険者だ!以前は階級制があったんだが人的資源が少なかったから階級制が無くなった。その為、冒険者の死亡数が以前より跳ね上がているのは言うまでもない。しかし、この制度を取っ払った事によって才能のある奴が活躍しやすくなった。初期の階級では薬草集めや街の掃除が主なクエストだったのが実力のある奴らが嫌だったらしい。その為現在は実力のある奴らが前線へ行き、実力の無い奴らが街でニートしている」

 ギルド長が説明しているのを聞かず龍尾達は今後の予定を話し合っていた。がしかし、ギルド長がうるさいため早急に城に戻った。

「今日から私たち冒険者なんだね。けどその前に、学校があるんだよね。こっちではどんな事を学ぶのかな?」

 すると待っていたのかバリュートが扉を開けて席に着いた。

「説明しよう。っといっても前に説明したことを少し詳細にしただけなんだけどね。魔法科は魔法の基礎や応用方法とオリジナル魔法の作成。格闘科は剣術が主な事になるな。まきゆづが魔法科で後の二人が格闘科だ」

 話が終わってひと段落したのか、バリュートが部屋を出ようとするが雪姫に止められる。

「バリュートさんここらへんで良い服屋さん知っりませんか?」

「それなら、街の中心にある深紅の彗星と言うお店がなかなか良いぞ値段も庶民が買えるくらいだしな。けど三人分となると結構なお金がいるが」

 まきゆづはアイテムボックスから金貨が多く入った袋を取り出す。それを見るやバリュートは驚いた。だがすぐに納得しその場を去った。

「と言うことで時間は16時だから服を買いに行こう!」

 そして雪姫達は街の中心に向かった。道中よく見ていると、武器屋や防具店更にはアイテム屋まであった。そのまま進んで行くとスラム街の入り口も発見した。更に進んで行くと商店街の中心に着いた。

「とーうちゃーく!じゃあ早速服を買おう!」

 そう言って二人をお店の中に引き込んだ。お店の中は黒で統一されており、明かりはロウソクだけだったが意外と明るかった。日本ではなかなか見ないお店で雪姫は少し嬉しそうだった。

「お客様本日はどのような服をお求めで?」

 雪姫達がフラフラお店を見ていると黒で統一された男の人が話しかけてきた。すると、まきゆづは彼の着ている服を羨ましいように見ていた。

「そうだ、革ジャンを買おう、黒色のを。すいません、革と布でできた服を探しているんですが?」

「そうですか、少し待っていてください、服を持ってきます」

 男がそう言うとスタッフオンリーと書かれていた部屋に入って行った。そして、またお店の物色を再開した。

「異世界の服ってあんまり可愛いのが無いな~ワンピースが欲しかったのに。あっこれいいかも。ねえねえ、どうかな?」

 雪姫はお店のドレスゾーンにあった服を手に取ると龍尾達に見せた。

「赤を重心に置いていて、なおかつ青や紫で花柄を付けたのか。花の数が少なく、主張があまり激しくないのがいいな」

「だよね!やっぱり理解してくれると思った。私はこれを買う事にする。後他にはーやっぱり青のスカートと黒の服の合わせが良いかな」

「お客様お待たせしました。いかがでしょうこの革ジャン」

 男が持ってきた革ジャンは腕から肩が革でできていて、後は布でできていた。色は黒で統一されており、なかなか良い物だった。

「良いなこれは。よし買った。いくらですか?」」

「えーと銀貨三枚ですね。お安いでしょう。こんなに安いのはこのお店だけですよ。これからもどうぞご贔屓に」

 雪姫はふと値札を見てみた。混沌の世界に咲く儚い花、銀貨6枚と書かれていた。その後も値段を気にしながら買い物を続けた。

 今回の買い物では一人四着買った。合計金額は金貨3枚と銀貨6枚だった。残りの残金は金貨56枚と銀貨4枚だった。そして、帰る頃には辺りは暗くなっており居酒屋などに人が集まっていた。

「すまないが、先に帰っていてくれ。まきゆづ俺の荷物を持ってくれ。それと、金貨を二枚くれ」

 まきゆづは袋から金貨を二枚取り出し龍尾に渡し龍尾の荷物を持った。

「何所行くんですか?」

「ちょっと情報を集めにな。偉い人は言った、戦いはいつも情報戦だ、って。それを壊すような言葉もあるけど、今はどうでもいい、じゃあ行くから」

 龍尾はそう言うと居酒屋に向かった。そして二人はいつものことかっと思ってそのまま城に帰った。

「いらっしゃい兄ちゃん。見ない顔だね~どっから来たんだい?もしかして(ちまた)で噂の勇者さんかい?まぁ勇者がこんな汚いお店に来るわけないか!ハッハッハ」

 店に入るととても愉快な店長が向かい入れてくれた。そして何となくカウンターに龍尾は座った。隣にはゴツイ大剣を背負った男と杖を持った男がいた。

「なぁ、ここいらで起きている情報をくれないか?もちろんただとは言わない」

 龍尾がゴツイ大剣を持った男に話しかけると男は振り返った。

「ほう、兄ちゃんわかってんな。じゃあスパークエールとつまみでどうだ?悪くないだろう?」

「大将!スパークエールとお勧めのおつまみを隣のゴツイ人に!」

「毎度ありー!」

 エールとおつまみは頼んで直ぐに出てきた。男が貰うと龍尾の情報収集が始まった。

「まずは、帝国の話だが、あそこは今魔王軍との戦いで二分の1で戦いに勝っている。しかし、表は全力で魔王軍と戦ってますよーと言う雰囲気を出しているが、裏では外交で小国を併合しようとしているらしい。次に現在の俺ら人類と魔王軍の戦況だが、帝国の活躍もあって北では魔王軍の攻勢が止まって逆にこっちが有利になっている。おそらくだが五か月もすれば、北からの攻勢の脅威は薄くなるだろう。ここ西の前線も三ヵ月前は魔王軍の攻撃はあまりなかったのはきっと北の帝国軍を先に潰すためだろう。けどこっちに魔王軍が来たことは北は諦めて、西から攻め落す作戦に変更になったのかな。東と南の戦線は魔物がゲリラ戦を仕掛けてくるから日夜兵士が眠れないらしい。これで全部だな。じゃあな俺はここを活動拠点にしているからいつも夜はこの店に居るから、情報が欲しくなったらいつでも来い。その時はさっきの奴を頼む」

「ありがとう。じゃあまた用が出来たら立ち寄るよ。大将!おすすめの料理をください!」

「おうよ!何が良いかい兄ちゃん。魚か?それとも肉か?」

「肉で!」

 お店の店長がニッコリと笑って料理を作り始めた。龍尾がゆっくりしていると隣の杖を持った男が話しかけてきた。

「東と南は来年崩壊する注意しろ」

 男はそう言うとお金を置いてどこかに消えてしまった。そして頼んだ料理が出てきた。

「オーク肉とジャイアントドードの肉の串焼きだ塩とたれ四つずつ。味わって食べな」

 龍尾は出された料理を食べた。串焼きなので数分後には食べ終わっていた。

「会計をお願いします」

「合計銀貨4枚ね」

 龍尾は財布から金貨を一枚取り出し渡した。

「銀貨6枚のお釣りです。毎度ありがとうございやしたー!」

 そして龍尾は城に帰った。

 

肺をどうぞ、クソ雑魚ナメクジのまきゆづです。今日も今日とてネタが無い。文章も思付かない現状をどうするか・・そうだ自分で作ればいい。とりわけ、第4話です。ついに四話目ですよ。それと再来週まで休みをもらいます。ではまた来月かな?お会いしましょう。

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