異世界初料理
あの後、この学校を卒業後したら勇者を軍に加え討伐隊を組むことになった。もちろんこれを指揮するのは泰雅となった。
「うぅ、頭が痛い。難しい言葉が飛び過ぎだよぉ。もっと私にもわかるように言ってよ」
「何でだ?さっきの話はミリオタの中学生なら大体理解できるぞ」
「大体話していたのは戦術に関しての話しかしてないじゃないか?まず、俺ら陽動隊が」
「やめてぇぇぇ!本当に頭が破裂しちゃう!」
龍尾がさっきのことを一から言おうとしたら雪姫が止めた。学生服に身を包む二人にその間にいる黒のぼろいローブに身を包む学生。
「泰雅はこれからどうするの?」
「これからはまぁ、落ち着いてスクールライフを送ろうと思う。その間に世間をいろいろと学ぼうと思う」
「頑張ってね。私は格闘で一位を取るから。龍尾は指揮で一位を取る。泰雅は魔法分かった?」
「あぁ、分かった」
泰雅は了承した。その後、会話は無く寮に帰った。明日は何事もなく授業が行われると大家さんに言われた。
「お帰りなさいませぇ!」
何故か気分が高揚しているセシルが泰雅を迎えた。頬は少し赤くなっていた。表情も少し穏やかになっていた。
「お前もしかして、俺がもしもの時にこの魔法冷蔵庫の中に入れといたリンゴジュースを模様した酒をもしかして飲んだのか!?日本酒を飲んだのか!?賄賂兼卒業したと同時に飲もうとしたものを。まぁいい、こちらの酒を買えばいいからな」
「すいまふぇーん」
ソファーを見ると二人姉妹も寝ていた。ふと、机を見るとそこには泰雅が隠し持っていた日本酒が置いてあった。瓶の中身はきれいさっぱり無くなっており。そこにはだだ空瓶が置いてあった。
「今から料理を作りますね。ヒック!」
「今日は俺が作るから寝ておけ」
泰雅はエプロンを身に着けキッチンに立った。今回作る料理を決めるために食材を覗いていると豚肉らしき何かと卵らしきなにかを発見した。パンも何個かあったためトンカツを作る事にした。米は無いけれど。
最初にパンを大まかな粉状にした。その後、豚肉らしき何かをまな板に置き、包丁を探した。包丁は棚の上に置いてあり包丁の種類は鎌型包丁と出刃包丁の二つがあり、今回は肉に使うので鎌型包丁を手に取った。
魔法でコンロに火を点け鍋に油を入れる。この油はオリーブオイルだ。多分。
最初に包丁の先で両面を突き刺す。次に縮まないように切り込みを入れる。ここで、適当に塩コショウを掛ける。そして、本来は小麦粉があれば用意のだが無いので、かき混ぜておいた卵のような何かにつけ、パン粉に入れる。そして、熱しておいた油の中に入れる。シュワシュワ、ぱちぱち、という音を立て沈む肉。肉が揚がり始めるとテキトウな皿に置いた。
パンとトンカツ、紅茶をテーブルに置き質素で何もない夕食を木の椅子に座り食べ始めた。
「トンカツ何かが足りない。小麦粉か、やはり、小麦粉が必要だったのか!あぁぁぁ」
「うるっさい!」
「ごめんなさい!」
ふと、疑問が走る泰雅だった。{何故怒られる?えっ?}その後は静かに食事をし終え、食器をシンクの中に入れた。その後はシャワーを浴びてベットでゆっくりと寝ようとしたら。セシルが寝ていた。更にソファーに向かうとさっきと何も変わらず例の姉妹が制圧していた。
泰雅は仕方なく屋上へ毛布を持って向かいバハムート達と一緒に寝た。
どうも、マジで雑魚の奴隷をやらせてもらっているクソ雑魚ナメクジのまきゆづです。友人の一言が胸に突き刺さり。私は改心しました。ロリコン始めます。