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天才達の異世界転移  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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最高指揮官

 お昼の学校はそれは売店やらなんやらしゃんで大半の子が売店や食堂に駆け込む。しかし、泰雅は喫茶店に居た。ここ優雅なティータイムを楽しんでいた。

「お昼は紅茶とスコーンに限るな。悲しい事にこの世界にはスコーンは無いようだが」

 そう言いつつスコーンの代わりとしてレーズンパンを食べていた。その喫茶店は学園の中に取り組まれている。かなりの人気なのだが、やはりお店側はなるべくお得意様を入れたいが為にやはり、お得意様用の場所を作るのであった。そして、泰雅はお得意様と言うよりかは総統閣下の息子的な立ち位置の為お得意様用のお店に居た。

「あぁ、ひっさしぶりに授業を受けたなぁ。ホント何年ぶりだろうか。戦争が始まって徴兵されて海軍に命令を飛ばして、大変だったなぁあの頃は」

「ちょっとあんたそこが誰の席かわかって座ってるんじゃないわよね!」

 泰雅の楽しいティータイムは一人の貴族の取り巻き娘によって妨げられた。けれど、幻聴と思ってそのままティータイムを再開した。

「ねぇちょっと聞いてんの!」

「失礼、君たちは人のティータイムを邪魔して何が楽しいんだ?私は優雅に紅茶を楽しんでいるというのに君たちはこの幸福な時間をつぶすのか?お前らは自分のティータイムがつぶされて嬉しいのか?嬉しくないよな。なぜそれを人にする?自分が嫌なことを相手にして楽しんでるのか?あぁ!?」

 泰雅の言葉に反応ができない取り巻きの少女が泣きそうになる。そこの仲介に入ったのがその取り巻きが巻き付いていた女性だった。

「すいません、そこはいつも私達が使用しているのでどいてもらえませんか?」

 泰雅は全く退く気はなかった。逆に反撃をし始めた。

「あんたが取り巻きの親玉でしょ?部下の(しつけ)ぐらいちゃんとしたら。それと、ここに君たちは予約をしていたのかい?それなら、正直に退くけど君たちは予約をしていなかった。ならもう早い者勝ちではないのではないか?それに、どこで紅茶を飲んでもお前らは同じだろ?俺は違うが」

「そこを何とかと言っています」

「ふぅん。で?俺がここを退いて何か利益があるのか?ないだろ。それに、取り巻きの口調からすると俺のこと知らないだろ?」

「はい」

 取り巻きの親玉は何かを察したように力を抜いていた。

「俺はデューランドの息子だ」

 その名前を聞いた瞬間取り巻きたちは足元から崩れ落ちた。その時スカートの中から楽園が見えた。親玉はやっぱりかみたいな顔をしていた。

「まきゆづでしょ?私のこと覚えてる?」

「へっ?」

 彼は泰雅であって、まきゆづではない。よって泰雅はメリルを知らないのであった。メリルは泰雅の反応に驚いた。彼女はなぜまきゆづが死んだことを知らないかというと従魔召喚魔法は親から作り方を知っていたので休んだからだ。

「あぁ、お、覚えてるぞ名前は、、、、」

 名前が思い浮かばなく止まってしまった。

「もしかして、忘れましたか?」

「はい。忘れました」

「あんたって、なんで一緒にパーティーを組んだ人を忘れるんですか?さすがに殺しますよ?」

『主にそのような口を利く度胸があるのは認めてやるから早く撤回しろ。悪いことは言わない』

「あれ?あんたまた従魔増やしたの?ほんとに龍を増やしたがるね」

「じゃあ、俺はもう飲み終わったからじゃあな」

 泰雅は一気に紅茶を飲み干していた。お金は前払いだったのでそのまま立ち去った。

「あぁ、スコーン食べたい!けど、この世界にはない!あぁ、どうしよう死にそう」

『ご主人クッキーは?』

「それだ!クッキー買いだめしとこ」

 泰雅はクッキーを買いだめするためにいろんな店を歩いた。そして、気に入った店を見つけたのが夕方の4時ぐらいだった

「クッキーゲット!明日から優雅なティータイムが送れるぜ。ひさしぶりに疲れたな。とりあえず、自室に戻るか」

『ご主人、あの戦車と言う乗り物は?』

「あぁ、あれね。あれはアイテムボックスに入れといた。燃料の無駄遣いになるし。人が多すぎて早く走れないし。いいことは無い」

『あっはい』

 泰雅は寮に戻った。寮に戻る最中にブランドのボロいマントを発見したためちょっと高かったが買った。

「ただいま」

「お帰りなさい」

 泰雅は目の前に用意されていたご馳走に驚いた。

「これはどうしたんだ?」

「せっかく異世界に来られたので今日は豪華にしてみました。それで、お願いがあるんですけど、、、」

「どうしたんだ?」

「一緒に食べてもいいですか?」

 セシルは申し訳なさそうに聞いてきた。泰雅の返答は一瞬だった。

「良いに決まってるじゃないか。ご飯は一人で食うよりみんなで食べたほうがうまいに決まってる。俺は幹部食堂があったんだけどずっと隊員食堂で会話しながら食ってたからな。最初はもちろんみんなあまり話しかけてこなかったんだけど数日も通ってたら普通に話してきてくれて嬉しかったな」

「ふふ、可笑しいですね。そんなに地位が高いのに何で自分よりも下の人達と一緒に居るんですか?」

「俺は最高位だったから全員下なんだが、、、まぁいい。俺と大体同じぐらいになると話が堅苦しくなるんだよ。だから、戦場に向かう兵士たちの話はとても愉快でな、聞いていて楽しいんだ。それぞれの事情で兵士になってる奴もいる。みんなの面白い子供時代のこととか聞けるのが一番楽しかったな」

「そうなんですか。とりあえず、ご飯が冷めちゃう前に食べますよ」

「そうだな。じゃあ「いただきます」」

こんばんはクソ雑魚ナメクジのまきゆづです。残りの一つは明日に回します。明日こそは必ず二個投稿するので。

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