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天才達の異世界転移  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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|訓練《くんれん》

第二弾だー!

 雪姫

「今から君達の教官をする事となったデプロ・マリスだ。三名と聞いていたのだが、一人は何処に行った?」

「ハッ!彼は現在城壁の作業に参加中です」

 龍尾と雪姫は居るのにまきゆづだけがこの場に居なかった。きっと現場の監視兼作業をしているのだろう。マリスはこの王国で唯一の女騎士で、かなりの実力があるのでよく新兵の教官を務めたりもする。

「そうか、まあいい。これより君達に剣技を教える。君は雪姫だな、クレイモアは両手でがっちりと掴むんだ。龍尾は弓か説明する要素が無いな。とりあえず、あそこにある的を撃っといてくれ」

 {クレイモアか日本刀とは違い、叩き切る事をテーマに作られた剣。まさか使う事になるとはな思わなかったな}雪姫は初歩中の初歩の素振りをしていた。しかし、そんな事をしてる暇が無いのかどんどん剣技を叩きこまれる。その中には見たことのある剣技があったりした。暇なのは龍尾だけだった。ずっと的に向かって矢を放つ作業だからだ。だがしかし、彼の才能はその恐ろしい演算能力だ。重力落下速度を計算し角度、矢の速度を計算し、放つ。百発百中これが主人公の力だ!そして雪姫は着々と剣技を覚えていった。

 まきゆづ

「お前らー!喋ってる暇があるなら腕を動かせ!まだ午後5時だぞ!あと、二時間働くぞ!」

「「「おおおおおお!」」」

 現在まきゆづは現場監督をしている。自分も作業に参加しながら。ここで転移特典を話していきたいと思う。{なんだこれは、、いくら働いても疲労感が無いぞ}一つ疲労回復能力の向上。{僕はさっき切り傷を負ったはずだがもう治ってるぞ!}二つ物理的回復能力の向上。{今までの僕なら、重い物は持てなかったはずなのに持てるおぞ!}三つ身体能力の向上。あと一つあるがそれはここでは必要ないので残り一つは実戦で説明をする。

「お前らあと、5KMだ今日はこれぐらいにして。解散だ!働き過ぎは体にも悪い。実戦になって疲労が残っていたら不利になるからな。家に帰ったら飯食って直ぐに寝ろ。明日は午前10時から作業開始だ!」

 まきゆづが号令をかけると蜘蛛の子のように散った。彼は重い足取りで王城に戻った。

____________________

 龍尾

「マキマキ作業お疲れ様。教官少し怒ってたよ」

「すまない。言い出しっぺは僕だから。僕がちゃんと作業に参加しないと示しが付かないからね」

「勇者の皆様、夕食の準備が出来ております。こちらへ」

 龍尾達が玄関で話しているとメイドが料理が出来たことを知らせてくれる。龍尾達はメイドのあとを追い食事をする場所に到着した。龍尾は歴史の勉強をするために分厚い歴史の書を持って来ていた。

「三人とも今日はお疲れ様。それと、まきゆづ作業はどうなってる?まだまだ掛かりそうか?」

「いえ、二日後には完成しそうです。それと、クレイモアを二つくれませんか?」

「容易い御用よ同胞よ。それと、この子が俺の娘のアリスだ彼女は人見知りでな。アリスおいで」

「お父様だれあの人たち?お友達?」

「あの人たちは勇者様たちだよ」

「勇者様?すごい!私勇者様と一緒に冒険する!」

 今バリュートの後ろに隠れているのは、彼の娘のアリスだ。可愛らしく胸が大きいしなりより可愛い。

「だめだよ。お外の世界は魔物で溢れているんだ。アリスが大人になったら連れてってあげるよ」

「本当?じゃあアリス、貴方と結婚する!」

「「「へっ?」」」

 三人は驚いた。急に結婚をしてと言われたからだ。しかも、まきゆづに。おそらく彼女は優しく話しかけてくれたからだと思う、なんて純粋だろう。

「バリュートさんどういう事?」

「我が王国では八歳からの結婚をみとめ、まきゆづよ引っ張るな待て落ち着け!」

「ハッ!俺はいったい何を」

 まきゆづの体は気づかぬ間に王の肩を思いっきり握っていた。バリュートの顔を見てみるととても痛そうに見えただけだった。

「話を戻すぞ。我が国は8歳から結婚を認めてる。理由は簡単だ貴族がそうしろと言ってきたからだ。そういうわけで、私は悪くない、それと、まきゆづ私の肩から手を退けてくれない?そろそろ痛いんだけど」

 王も大変だなと三人は思った。しかし、そんな事を思ってもまきゆづはバリュートの肩を放さなかった。

「もうこんな時間か、俺は明日早いからもう寝るわ。お休み」

「「「お休み」」」

 まきゆづが部屋を出て行った後にアリスが付いてく、歩く姿もとても可愛らしかった。しかし、その数秒後知ってたかのようにまきゆづが戻ってきた。

「アリスは自分の部屋に行ってね。僕は寝るから」

「お父様まきゆづと一緒に寝てもいい?」

 バリュートが考え込んだ、{アリスに嫌われるのも嫌だし、まきゆづの好感度も下げたくはない}考え込んでいるとアリスが近寄ってきて、反則急に可愛い顔で「ダメ?」っと聞いてきた。

「いいよ☆」

 ここでバリュート陥落これはまきゆづの好感度が下がった気がするだけ。実際まきゆづはロリの可愛らしい顔を見れたから満足してそう。

「勇者様寝よ☆」

「あーもういいよ<喜>」

 声でわかる、まきゆづは喜んでいる。幼女と寝れることに。バリュートは自分の胸をなでおろす。そして彼に目線で合図を送った。彼はそれを理解した。彼らの合図を翻訳すると、「襲うなよ」「わかった」とこんな感じだ。そしてまきゆづはアリスを連れて自室に向かった。おそらく彼の行動はお風呂に入る、歯を磨く寝るだ。

「じゃあ僕たちも寝ますか」

「「はい」」

 そうバリュートが言うとみんな自室に向かった。

 龍尾

 彼は自室に戻ったら直ぐに歴史の書を開いた。時代は第二次世界大戦だあの戦争は一人の英雄のおかけで枢軸国の勝利となった。その書を何故開いているのかと言うと、まきゆづを探していたのだ。龍尾は大日本帝国海軍の総提督にそんな男の名があったような気がしたからだ。

「やっぱりか、まきゆづの親父さんは帝国海軍の総提督をしていたのか。成績も化け物だ被害艦無し、、これがアイツの才能まさかん?まきゆづ提督最前線で高速船に乗ってアメリカの駆逐艦を轟沈、、、あいつにこの人の遺伝子が残ってるとしたらあいつはオークとの戦いで凄い戦果を挙げるだろうな」

 まきゆづ、正式名称真姫ちゃん推しの結月、元は小説家になろうサイトで小説を書いていたところ徴兵され、戦場で才能を開花させる。その結果帝国海軍はミッドウェー海戦での被害が無かった。

 書を読んでいると一つの紙が落ちた。{なんだこれは?クリスタルハザード?}龍尾は極秘事項と書かれた紙を拾った。

「嘘だろなんだよこれ、昔こんな事があったのかよ。この時日本は大変なのにアメリカと戦争をしたのかよ」

 そこには龍尾達は知らない、いや知ってはいけない物が書かれていた。

_______________________

 翌日朝8時 雪姫

「ふあーよく寝た。さーてと今日はマキマキの手伝いでもしようかな大変そうだし」

 雪姫の頭には寝癖が沢山付いていた。そして、女の子の寝起きは可愛い。雪姫はシャワーを浴びると支給された服を着た。{少し胸の辺りがキツイかな}そのまま廊下に出ようとしたところにメイドがやって来た。

「朝食の準備が出来ています。こちらへ」

「ありがとうございます、けど堅苦しいのは嫌いなので普通でいいですよ」

「ですがこれが仕事なので」

「そうですか」

 雪姫はメイドに案内されながら昨日夕食を食べた食堂に着いた。そこに居たのは龍尾とバリュート、アリスだけだった。

「あれ?マキマキはどこ行ったの?」

「あの人なら朝の7時には食事をしてまた城壁に向かってたよ斧を持って」

 {マキマキ早くない?どんだけ土木工事したいのかな?いや、逆に考えるんだリーダーだから早くいかないといけないんだと}雪姫は席に座ってご飯を食べた。今回のメニューは黒いパンに目玉焼きコーンスープにサラダ最後にフルーツだ。黒いパンは凄く硬かった。その為コーンスープに付けて食べた。{まず最初にパンをどうにかしないと。そうだ!きっと龍尾なら知ってるはず龍尾に任せれば問題ナイネ}

「このパン硬!バリュートさんこれどうやって作ってる?」

「いや普通に石で擦って出てきた粉に水を加えてこねて窯でほいっとして作った」

{えらく大雑把だなこの国本当に大丈夫なのかな?}何とも言えない製造方法で龍尾はあたまを抱えている。

「すいません石臼って知ってますか?」

「いしうす?知りませんな、意志薄なら知ってますがハッハッハ」

 その時龍尾は決意した、マジで最初に農業を改革しないと終わる。主に俺らの腹が。

「じゃあ私はマキマキの手伝いをしに行きますね」

「待って俺も行く」

 そして部屋に残ったのはバリュートだけになった。アリスは雪姫に肩車をしてもらい共に行った。

 まきゆづ

 現在まきゆづは斧を振り回して木を切っている。穴の中に入れ落ちた者を串刺しにする脅威の兵器しかも十キロの高さから落ちたら真っ二つだろう。グロイグロイ。そんなこんなで作業員もとい兵士が来るまで一人で準備をしているところだ。切り倒した木から枝を取って先端を尖らせる簡単な作業だ。まきゆづにとっては。日本に居た時はパチモンをほとんど一日でクリアしていたからだ。序盤はずっと草むらでレベルを上げてMAXになるまで進めま10をずっとやっているともはや作業ゲーが楽になってくる。

「マキマキー手伝いにきたよ!アリスも手伝いたいって」

「アリスはみんなの応援をしといてくれ。雪姫と龍尾は僕が木を切るから枝を取って先端を尖らせてくれ」

「「わかった」」

 そういうとまきゆづが作業を開始した。さっきよりも作業が早いのはきっとボッチで寂しかったのだろう。これが友情パワーだわかったかボッチの読者さん。

 この作業を続けていると兵士の皆が集まってきた。

「水臭いじゃないですかゆづゆづ、俺らにも手伝わせてくれ!」

 まだ10時でもないのに人が集まってくる。これがカリスマの高いまきゆづの力だいったいあの短い間に何を吹き込んだのだろう。

「お前ら、これより諸君らに任務を与える!」

「「「イエッサー!!」」」

「任務は残った5KMを掘りきる事だ!お昼までに掘り終わったら俺の奢りで飯を食いに行くぞ!」

「「「うぉおおおおおおおおおお!!」」」

 なんだろうこのやる気の多さは、しかし、疑問に思うだろうまきゆづは異世界に来てから二日目だなのにお金があるのかだと。それはもちろん朝の出来事だ。彼が作業に行こうとしたときにたまたまお手洗いに行くバリュートが居たわけだ。寝ぼけてるバリュートに2000M<この世界のお金の値は700Mもあれば豪華なレストランで食事が出来る。と言うことは作業で集めているのは5000人の歩兵そこいらのレストランで500Mもあれば全員にランチが奢れる。通貨の呼び方はマルクだ>を拝借したからだ。これのほかにK<コルク>もあって一K=1¥だ。Mは1M=100¥だ。後他にS<セール>があって1S=100万¥だ。読者の皆さん、頑張って覚えてね。

 現在10時

 マキマキが穴の方を見てみるともの凄い速さで掘られていた。周りを見るともの凄くアリスが応援していた。しかも、周りには土の山が出来ていた。おそロシア。彼の作業はだいぶ終わっていた。後は穴が掘り終わるのを待つだけだった。ふと後ろを振り向いたら、昨日は木が茂っていた場所には切り株しか残っていなかった。

「( ´Д`)=3 フゥん?ゆづゆづさんもう少しで10キロに達します!とりあえずここに土の入った樽があるんで地上に出してください!」

「わかった!」

 彼は土の入った樽に付いてるひもを引いた。勇者の特典はやはりすごかった。周りを見てみると十人がかりで引き揚げているのに彼は一人で安々と引きあげていた。

「まきゆづか、ちょっときて」

 そう言って彼をひぱったのはマリスだった。彼は昨日会ってないから誰だかわからないが一応付いて行った。

「これより、まきゆづの訓練を始める」

「訓練とか結構です」

 即答だった。出鼻を挫かれたのかそれとも騎士の意地なのかは知らないが少し怒っていた。

「ほほう、ならば私から一本取ったら訓練の必要はないという事にしてやる。ほら」

 彼女が取り出したのはクレイモアだった。まきゆづはそれを受け取ると、大日本将軍流剣術の構えをした。この将軍流には三つ構えがある、一つはスタンダードな構え、二つは慣れたら強い下段の構え三つめがコンボがつなぎやすい上段の構え。彼は現在上段の構えをしている。

「雪姫合図を頼む」

「はい。・・・始め!」

はいクソ雑魚ナメクジのまきゆづです。この名前にも慣れてきたな。早く離れたいけど。今回はいかがでしたか王の娘のアリスの登場!さーあと6日一体どうなるのでしょうか。気になる人は来週まで待て!そうでない者は今すぐ枢軸国の栄光でも見直すor読んできてください。以上三人の行く末はいったいどうなっているのでしょうか?私もまだわかりません。次回もお願いします。

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