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天才達の異世界転移  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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配備

 まきゆづは街の外まで急いで走って移動した。ヴァクス達もまきゆづの本気のスピードに追い付くため本気で高速移動した。

「はい。じゃあ早速バハムートを仲間にするために暗礁大陸行くぞ!ナハト!」

「準備できてますご主人!」

 ナハトの背中に乗るとすぐさまアクセルとブーストをナハトに掛けて全速力で移動した。

 {ヴァクスは?}心の中で尋ねる泰雅。

『置いた』と答えるナハト

 数分後には暗礁大陸に到達した。

「お前らって暗礁大陸が何処にあるか分かるの?」

「一応魔王と言う結構な魔力を持ったマーキングがあるので魔力が高い方に向かえば着きますよご主人」

「へぇー。じゃあバハムートを探すか」

「もうご主人の後ろです」

 まきゆづは振り返るとナハトとは違いもっと禍々しい色をした龍がいた。まきゆづは自然と置いてある岩を持ち上げバハムートに投げた。

「誰だ妾の眠りを妨げるのは?」

 初めに出会ったヴァクスよりも重いプレッシャーを感じた。しかし、それをものともせずハルバードとデュラハンから得た剣のサイコパスソードを装備した。

「世界を混沌に導く妾に挑むのか?久しぶりだな。私に最近挑んできたのはあそこにいる現役魔王だったな。人間ごときが私に勝てると思うなよ」

 まきゆづはいつもと同じように補助魔法を付けた更に今回は防御の上がるエターナルシールドを付けた。

「ふっ、人間ごときがその程度で勝てたなら誰も苦労はしないわ」

 バハムートが先制攻撃でブレス攻撃をした。まきゆづはそれはスッと避けた。バハムートの吐いたブレスは魔王城をかすめて消えた。

「これを避けるかならこれならどうだ!」

 体から周りにブレスと同じような物が飛び出した。まきゆづはそれを全て避けたがしかし魔王城の損害はデカくなった。ナハトは戦線から離脱しているので被害は無かった。

「これでどうだ!」

 上を向けブレスの塊を放った。その塊は空中で炸裂し地上に落ちてきた。まきゆづはそれを一部魔力障壁で防ぎながらも避けた。もちろん、魔王城の風穴も増えた。

「フフフ、我も本気を出そう!」

 バハムートが四つ足歩行から骨格が変わり始め二息歩行になった。まきゆづはバハムートの正面に立った。

「「勝負を始めよう!」」

 その言葉と同時に二人が距離を取り魔法とブレスでの牽制が始まった。バハムートが放つさっきとは弱いブレスに合わせまきゆづも魔法を放ち相殺した。

「火炎弾!」

「無駄よ」

「スモーク散布!」

 相殺された火炎弾の後に煙幕を張り姿をくらました。バハムートは手から深淵弾を作りその場に放った。深淵弾は地面もろとも煙幕を消した。しかし、そこにまきゆづはいなかった。

「死んだか。雑魚め」

 その時後ろから凄い速さで飛び上がる者がいた。

「馬鹿め」

「それゴーレムです」

 バハムートが飛び上がったまきゆづに似たゴーレムにブレスを吐こうとした瞬間本物のまきゆづが地上から飛んでバハムートの背中に乗った。

「チェックメイト」

 まきゆづはハルバードを背中に叩きつけサイコパスで尻尾を切った。ハルバードはバハムートの血を吸収した。そして、血を吸うごとに呪文が宿り始めた。

「力が抜けるだと。放せ!」

 バハムートが暴れだしそこらへんに魔弾を撃ち始めた。そして、その数発の魔弾は魔王城に命中し爆発した。バハムートは血を吸われ力が限りなく失われ墜落した。

「貴様ただの人間では無いな。何者だ?」

「通りすがりの異世界転移した海軍総提督だ」

「なるほど勇者か」

「いや違うよ。ほら」

 まきゆづはステータスをバハムートに見せた。そこには勇者の文字は一つも無かった。代わりに英雄の文字があった。レベルも相当上がっており今まで苦戦してきたナハトなら一瞬で屠れそうだった。

『ご主人やめてくださいよ?』

 {何をだ?}ナハトが戦いが終わったと思っい帰って来た。まきゆづは自分のステータスの上がりぐわいをよく見ていた、特に魔力値を。

『私を魔法の実験台にすることです。しませんよね?』

「貴様、早く妾に止めを刺せ。貴様はそれが目的だろう?」

「ん?あぁそれは違う。俺は龍で大艦隊を作りたいだけなんだ。その戦艦役が君達各種族の頂点に立つ龍たちだ。重巡洋艦がナハトみたいな亜種で軽巡洋艦が稀少種で駆逐艦がそこら辺の龍で作る。これで世界を征服とかはしないからな。従魔契約をするか?」

 まきゆづは手を差し出した。バハムートはそれに手を置き従魔契約が成立した。

「よし帰るぞ。ヒール」

 バハムートの傷が癒えた。二息歩行の状態で飛び上がった。

「では行くぞまきゆづよ」

「あぁ、行くぞナハト!」

「了解しましたご主人」

 まきゆづは当たり前のようにナハトに乗った。バハムートが先を飛びナハトが後ろを付いて帝国に向かった。

「緊急警報、緊急警報。深淵龍のバハムート・ツェアファレンが接近中です。まきゆづ防衛長官は直ぐに城に来てください」

 魔法でスピーカの様に大きくなった声が城壁から10キロ離れた場所まで聞こえた。更にゆっくりと進んで五キロ

「防衛長官のまきゆづは直ちに城に来てください!」

 城壁に到達した。周りからぞろぞろと帝国兵が出てきた。動かないバハムートをいい事に囲んだ。

「あれ?まきゆづ防衛長官じゃないですか」

「キャプチャー成功」

「なぁんだ従魔かそれなら問題ないね。と言う事で金貨一枚と銀貨5枚」

「おい俺は国のお偉いさんだぞそれでも金をとるのか?」

「税金ですから」

 まきゆづはすんなりと税金を払い中に入った。

失踪したと思った?残念クソ雑魚ナメクジのまきゆづでした。やったぜ。久しぶりの更新楽しいです。得たが少なめのこの小説運微妙

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