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77 『敵対、家』『偶然の仕業』
★ お題:『敵対』『家』
僕の一番のライバルは家の中にいる。兄さんだ。もちろん尊敬しているが、それ以上に敵対心を抱いている。悔しいけど、背中に届きそうで届かない。
でも兄さんは、僕の存在を気にもしていない。さらに大きなライバルに向かっている。
油断しないで。振り向いた時、僕は大きく成長してるから!
★ お題:『偶然の仕業』
書店で棚の本に手を伸ばしたら、隣の人と手が触れた。いつも電車で一緒になる、気になる男子だった。偶然の仕業に感謝したが、引っ込み思案の私は、ごめんなさいしか言えなかった。
翌朝また電車で彼と会ったら、微笑みかけてくれた。覚えてくれてたんだ。
思い切って一歩踏み出そうかな。
(2017/06/09執筆)




