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静かな静寂を黒い影が包み、限られたものだけが自分を保つ空を自分のない僕が眺めている。
その意志を光を、掴もうと手を伸ばすんだ。
決して降りてこないのに、手なんて届くはずがないのに、
天にかける橋を探して、僕は視界をさまよった。
その橋が見つかれば''僕''も見つかる気がしたから、さ迷って探して抗って、
でも見つからないんだ。
あるならば、機織りと牛飼いも再会出来ているだろう。
高校に入った、友達ができた。
それなのに、ナニカを確実に失い続けている。
そのナニカはなんだったんだろうか。
昼休み窓の外を眺めながら頭の隅でそんなことを考えていた。
あれから3ヶ月
定期テストが終わり、夏休みまじかとなったところで、僕は1人教室にいた。
目の前にある虚空を眺めながらため息を吐くしかできない。
名前が書かれたそれは、まるで死刑宣告書類のようだ。そんなものはないだろうが。
几紡
そう書かれた用紙とにらめっこを再開する。
何が書いてあるか全く理解できない。
この状況すら理解できない。
僕はなぜ1人教室に閉じ込められているんだ。
埋まらない虚空と虚構、胸に詰め込んだナニカを抱えても今日は進む。
空と先生の顔は遜色ないレベルに茜色に染まっている。それとは反比例して僕の顔は深縹へと変わっていく。
散々こってり搾られた、なぜ勉強していないんだ、定期テストから1週間だぞ
もっともなことしか言っていない。
何も言い返せる言葉が出ない。
確かにそうだ。僕は用紙に何一つ語句を入れることが出来なかった。
帰ると、家には誰もいなかったので、テレビをつけて勉強道具を広げた。
分からないところをスマホで調べながら咀嚼していく。
どうせ、明日には忘れているだろう。
1時間ほど経つと、兄が帰宅した。
僕は兄とたわいのない話をして、その後両親が帰宅したので、一緒に夕飯を食べた。
風呂に入り、髪を乾かし、床に就く。
すると、頭の中に言葉が浮かんでくるんだ
人を人とも思わない。
人と仲良くしたいんだ。友達になりたい。
友達なんて面倒なだけだろう。関わったところでろくな事にならない。今まで何度経験してきたと思ってるんだ。
人の笑顔が好きだ、楽しそうで優しくて、自分も笑顔になれる気がする。
人の笑顔が怖い。何を考えているか分からないんだ。本当に笑ってるのか?内心くだらない、つまらないと思ってるんじゃないのか?
自分にできないことをできる人は尊敬すべき人だ。称賛されるべきだろう。
自分にできないことができる人が恨めしい。
もし、自分がそこにいたのならば
自分にできることができない人を慈しむ。
可愛い、守りたい、教えてあげよう。
自分にできることができない人をバカにしている。なぜ分からないんだろう。
ふたつの相反する意見が反芻される。
頭がおかしくなるんじゃないかと、もうおかしいんじゃないかと思うほどに。
自分が二重人格ならば、それもまた人への侮辱と羨望だ。
いつか人を愛してみたい。
いつか人に愛されてみたい。
笑って手を取って隣を歩ける人を望んでいる。
それと同時に
僕はいつかその人を、、
殺して、殺されてみたいんだ
「おはよう!紡」
「、、、おはよう、源」
毎朝飽きずに僕に声を掛けてくるこの男は
明星源
彼と知り合ったのは1週間ほど前だろうか、僕が職員室に呼び出された日のことだった。
呼び出された理由は単純だった。
僕が毎日全ての授業で居眠りをしているからだ。望んでしている訳では無い。夜になると変なことを考えて眠れないのだ。そうすると、必然的に日中に睡魔が襲ってくる。しょうがないじゃないか。
「...~だから.....で...次からは、、、おい。」
「......」
「おい!!」
!
「は、はい」
「俺の話聞いてたか?」
「え、いえ全く」
そんな言い訳?事実?を考えていたら話が終わっていたらしい。
口が滑って本当のことを言ってしまったようだ。
その後こっぴどく叱られた。
その話すら聞いていなかったが、今度はタイミングと返事を気をつけないとな。
適当に返事をしていれば話は終わった。
お辞儀をして職員室の外に出る。
外に出ると、おかしな奴がいた。
廊下に座り込んで、腹を抑えている。
腹痛だろうか、ここの保健室は職員室より少し先にある角を曲がって左側にある。
さすがにこんなところに人を置いていくのは気が引けたので声をかけた。
「あの、大丈夫ですか?」
返事はない。
うずくまって震えている。
余程腹が痛いのだろうか。
、、、フフ
?
「あははははははははははは」
?????
どうしよう
頭のおかしい人に声をかけてしまったようだ。
逃げよう。
これが、僕と源の出会いだ。
その日からこうして毎朝声をかけてくるようになった。
続きを書くかは分かりません。
読む人は、多分、いないと思うからです。
多分面白くは無いと思います。
読みたいと思う人がいたら嬉しいです。




