表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《テール=エクリプス》~君が物語を描くことをやめた、その瞬間――世界は崩れはじめた。~  作者: たまごもんじろう
第4章 魔界『ヘルヴァナ=アスタロディア』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/77

第52話 終焉は近い。故に、急がねば

 『我は月影白夜騎士団が筆頭……勇者、ルナテミスッっ!!

 初めましてと行こうか、創造主様。そして、穢土にようこそ、くそったれ。』


 『たしかに、憎んだこともあった。そちのせいで苦しんだこともあった。

 でも……それでも……これだけは、言わせて欲しい。』


 ――こんなにも素晴らしい世界に、我を産んでくれて、ありがとう……ッ!』


 『ふ、ふふん! や、やはり我にも――その、可愛げというものがあったのだな……! がははははっ!』


 『だが——最期に、我の気持ちも話そうと思う。』


 『……我は、修一に……死んでほしくなどない! 生きていてほしい……っ!

 我は、そちが産んだ世界で、笑って、楽しんで、生きてきた……! そちは、我の幸福そのものなのだ!』


 『だから……そんなそちが消えてしまうなんて、そんなのは嫌だ……。』


 ――ルナテミス。


 彼女の声が、匂いが、肌触りが、今でも胸の中で蠢いている。

 ルナテミスとの想い出が、俺の世界の縁を彩るように、何度も何度も、打ち寄せては引いていった。


 思い出すだけで胸が温かくなった。

 まるで、心臓の奥で彼女がまだ笑っているようで――


「――理論は、構築された。」


 だが、魔王ディアーナがそう言葉を発した瞬間、世界が崩れた。

 

 音もなく、記憶がただ溶け落ち、焼き爛れていく。

 

 目の前に焼き付いたのは、左半身を失ったルナテミスの姿。

 血と光が混じり、彼女の笑顔が、ぐしゃりと歪んだ。


「……やめろ……やめろぉッ!!」

 

 俺の喉を裂く声が出た。理性が吹き飛ぶ。

 指が震え、視界が滲む。

 崩壊する音が、脳の内側から響いて――


 

 ◇ ◇ ◇


 

 俺――田島修一は気づけば、白い光の中で目を覚ましていた。


 息が荒い。

 頭を押さえる。

 

 心臓の鼓動が、まだ狂ったリズムで暴れている。

 冷たいシーツの感触。

 周囲は静かで、眩しいほど白く、柔らかな光に包まれていた。


 天蓋のような天井、心を浄化する空気。

 

 ここは……おそらく、天界にある、医務室のような場所だ。

 

 テフ=カ=ディレムに溢れた、悪魔たちを浄化したあと。

 ルナテミスの惨事を前にして、意識を失った俺を、誰かしらが運び、安静にさせていたのだろう。


 「……ようやく目覚めたか。おはよう、修一様」

 その声は、あまりに静かで、壊れそうに細かった。

 

 目を向けると、白光の縁に立つイグフェリエル=テラ=オルディアがいた。

 

 かつては天衣無縫な輝きを纏っていた彼女の顔が、今はどこかやつれて見える。

 その神の微笑みさえも、疲労と痛みに濡れていた。

 

「おはよう、イグフェリエル」

 声を出した瞬間、自分の喉が異様に乾いていることに気づいた。

 

 そして、息を整える間もなく、俺は単刀直入に問うた。

 

「……ルナテミスは、死んだのか?」

 

 イグフェリエルの体が、びくりと震えた。

 

 彼女は何も言わず、ただ俺の手を取る。

 その手は温かいのに、震えていた。

 

 やがて彼女は小さく頷き、俺を立たせて歩き出す。

 長い廊下を抜け、純白の扉の前で立ち止まる。

 

 彼女が扉に手をかけると、きぃ……という音が、永遠のように長く響いた。

 

 そして――そこにあった。

 

 氷の棺。

 透き通る蒼の中に、左半身を失ったルナテミスが氷漬けにされていた。

 

 意外にも、穏やかな表情をしていた。

 まるで、夢の続きを見ているように。

 

 俺はその光景を見た瞬間、過去の記憶を呼び起こした。

 

 ――氷結の月影林フロストムーン・ルミナ

 かつて大魔女エリザシュア・ルミナが、想い人・兵士オサムを氷漬けにしたあの場所。

 

 しかし、彼と彼女には、決定的に違う点がある。


 ――それは彼女がすでに死んでいることである。


 兵士オサムのときは、死の直前で凍らされていたため、氷を氷解させ、その刹那に治癒を施すことで、実質的に蘇生を可能にした。

 けれど、ルナテミスにはそれができない。


 もうすでに、死んでいるのだから。

 彼女の身体には、生命の揺らぎすら残っていない。

 

 膝が、勝手に折れた。

 声にならない呻きが喉の奥から漏れ、視界が滲む。

 

 その瞬間、イグフェリエルが俺を抱きとめた。


 「……大丈夫だ。

 傷む心も、震える想いも、すべて此方が受け取ろう。だから……どうか、ひと息つき給え。

 修一様には、此方がついている……」

 

 救星神であるはずの彼女の声が、かすかに震えていた。

 

 その白金の睫毛から、涙が零れて俺の頬に落ちる。

 それでも、彼女は泣きながら頭を撫でてくれた。

 

 その優しさに、俺はようやく呼吸を取り戻す。

「……一体、何があったんだ……?」

 

 その問いに、背後から柔らかな声が返った。

「……わてちしや、グラウス様たちが辿り着いたときには、既に……あのようなお姿になっておりました」

 

 振り返ると、紅色の髪を纏う魔女エリザシュア・ルミナが立っていた。

 深い氷の瞳が、痛みを滲ませながらも真っすぐ俺を見つめていた。

 

「どのような戦闘があったのかは、分かりません。

 ただ――事実として、魔王ディアーナが勇者ルナテミスを殺したのです」

 

 沈黙が落ちる。

 何の音も聞こえない。

 

 そして、魔女はゆっくりと続けた。

 

「……『――理論は、構築された。』

 その言葉から察するに、奴こそがイグフェリエル様を欺き、よからぬことを企てた……

 “修一くんではない”創造主を名乗る存在なのでは、ないのでしょうか」

 

 その瞬間、イグフェリエルの指先が、俺の手を強く握った。


 ――あいつが、すべての首謀者? ディアーナが……? なんで?


 エリザシュアの言葉が頭の中で何度も反響する。

 魔王が勇者を殺した。

 

 “理論は構築された”――その響きが、耳の奥でなお燻っている。


 信じられない。信じたくない。

 でも、魔王ディアーナは創造の筆を握り、“あの言葉”を呟いた。


 それがもう、あいつが黒幕だと物語っているようなものじゃないか。


 俺はゆっくりと立ち上がった。

 その瞬間、エリザシュアの視線が、俺の右腕のない肩をちらりと掠める。

 

 ああ、そうだ。思い出した。

 彼女に言われた、あの時の言葉を。


 ――『当たり前の話ですけれど、もう金輪際、神の御業を使わないでくださいね。』


 理論構築を封じられたはずの俺は、それを破った。

 その代償に、右腕を喪った。

 わかっていたのに、止められなかった。


「……ごめん、エリ。お前を、また裏切ってしまった」


 謝罪の言葉を吐いた瞬間、彼女が小さく目を見開いた。

 叱責が来ると思った。だが――


「……い、いえ。こちらこそ……そこまでの覚悟を、見抜けずに。

 あのような言葉を言ってしまったこと……申し訳ございません」


 彼女の声は震えていた。

 そして、ゆっくりと俺の前に膝をつき、顔を上げる。


「ただ、これだけは……理解していてください。

 ――わてちしは、修一くんがこれ以上、傷つくのを見るのが……嫌だったのです……」


 彼女から涙が零れた。

 

 その言葉が、胸の奥を刺す。

 俺は何も言えず、ただ唇を噛み締めた。


 そのとき――


 ドゴォぉぉぉォオオンッ!!


 天界全体が揺れた。

 白光の柱が軋み、天蓋がひび割れるような轟音が鳴る。

 

 下界が、再び地割れを始めていたのだ。


「なっ……! どういうことだ!?

 テフ=カ=ディレムの門番(ヴァルゲート)はいなくなった……終焉の穴は塞がったはずだ!

 なら、もう崩壊は止まるはずじゃないのかッ!?」


 焦燥で声が裏返る。

 だが、イグフェリエルが静かに首を振った。


「修一様……。

 たしかに、テフ=カ=ディレムの終焉の穴は封じられた。

 しかし――この世に存在する“終焉の穴”は、四つ。

 そのうちの最後の一つが、まだ……残っているのではないか」


 イグフェリエルの神々しい声が、震えていた。

 そして隣で、エリザシュアが苦悶の表情を浮かべながら言葉を続けた。


「……【東の海】――《魔界》にある最後の終焉の穴が、肥大化しすぎてしまったのです。

 あまりにも成長しすぎた結果、今や世界全土にも、影響を与え始めています。

 

 ――このままでは……世界は、一週間足らずで終焉を迎えるでしょう」


 沈黙が落ちた。

 氷の棺の中で、ルナテミスが眠り続けている。

 

 その横で、世界が確実に、終焉へと傾いていた。


 ◇


 ――天界。

 白金の会議室。

 

 曇天の下、世界が呻いている。

 終焉の胎動が遠くで響く。


 俺が扉を開けた瞬間、室内の空気がピンと張り詰めた。

 

 赤く充血した目を伏せる猫耳褐色少女、シャーリア。

 両拳を膝の上で握り締めたまま、唇を噛んでいた。

 

 その隣には、戦騎士長グラウス。

 顔に刻まれた皺がさらに深く沈み、表情は岩のように固い。


「……創造主様」

 シャーリアの声は、震えていた。

「ごめんなさい……おらのせいで、ルナテミス様がっ!」


 その言葉を遮るように、グラウスが立ち上がった。

「いや、シャーリアに罪はありません、天主よ。

 すべては、愚拙の不徳の致すところでございますッ……!」

 

 彼の拳を叩きつける音が、木の卓を震わせる。

「ルナテミス……。

 彼女とは衝突も多かったが、あれほど誇り高き魂を持つ者は、他におりませんでした。

 ……それなのに、愚拙は、愚拙はッ!」


 俺は二人の言葉を聞き、静かに首を振る。

「お前らに、何の罪もねぇよ」

 低く、しかし確かな声だった。

 

「そんなもんがあるとしたら、創造主である俺ぐらいだ」


 一瞬、重たい沈黙が落ちた。

 

 誰もが俯き、何かを噛み殺すように黙っていた。

 その空気を裂くように、俺はパンッと机を叩いた。


「――さて」

 乾いた音が反響し、皆の視線が一斉に彼へ向く。

 

「お前らももう、分かってるだろうが、最後の終焉の穴が成長してやがるせいで、世界は終焉間近だ」

 彼の片腕のない右肩が、淡く光を放っていた。

 

「だが――終わらせてたまるもんか。俺たちで、必ず世界を救うぞ!」


 俺の言葉に、シャーリアは涙を拭い、グラウスは無言で頷いた。

 その背後で、イグフェリエルが一歩前に出て、俺たちに告げる。


「事前に、千里眼を行使し、【東の海】全域を見渡したところ、終焉の穴らしきものは見つからなかった。

 魔王ディアーナ・セリューヌのことだ。何らかの方法を用い、此方の目を欺いたのだろう。

 

 ――だが、最後の終焉の穴は、【東の海】……海底に広がる《魔界》『ヘルヴァナ=アスタロディア』の奥底に、必ず存在していると推察される」


 イグフェリエルの言葉に追随するようにして、エリザシュアが言う。

 

 「そして――魔王ディアーナがすべての首謀者であると発覚した以上、妨害は必至でしょう。

 されども……必ずや、門番(ヴァルゲート)を討ち、終焉の穴を塞ぎましょう」


 その場にいる誰もが、無言で決意を固めていった。

 だが、俺の胸の奥ではひとつの影が蠢いていた。


(……本当に、ディアーナが首謀者なのか?)

 瞼の裏に、あの男の微笑が過ぎる。

 

(仮にそうだとして、なぜ……? 何のためにこんなことを?)


 疑念が胸を占める。

 だが俺は、首を振って思考を断ち切った。

 

「理由なんて知ったこっちゃねぇ。

 ――何か、しでかそうっていうんなら、ぶちのめすだけだ」


 ◇


 天界の大広間――エントランスホール。

 

 雲を思わせる純白の大理石の床に、数多の天使たちが整列していた。

 彼らの羽は一斉に輝きを放ち、光の回廊ができる。


 イグフェリエルは、その中心に立つ大天使へと歩み寄る。

「シェラフィアス=エル=ヴァルハイル」

 

 その声は、鐘の音のように響いた。

「此方が不在の間、貴殿が代理の救星神として、世界を希望で包みなさい。

 必ず――此方は戻ってまいります」


 銀翼の大天使シェラフィアスは跪き、深く頭を垂れた。

「仰せのままに、イグフェリエル様。妾にこの世界を、お任せくださいませ」

 

 そして顔を上げ、俺を見据える。

「……創造主様。イグフェリエル様を、どうかよろしくお願い申し上げます」


 俺は微笑んだ。

「あぁ、分かってるよ、シェラフィアス」


 その瞬間、エリザシュアが転移の呪を紡ぎ始める。

 

 魔術陣が花開き、光が空間を満たした。


 眩い光が身体を包み、羽音が遠ざかっていく。

 天使たちが一斉に翼を掲げ、祈りの声を重ねる。


 俺たちは、天界を後にした。

 ――最後の終焉の穴へと向かう、決戦の旅路が始まる。


 ◇


 転移の光が収まった瞬間――全身を叩きつけるような風と、暴れ狂う潮の轟音が襲った。

 

 背後は切り立った崖。

 前方には、空と海の境すら曖昧になるほど荒れ果てた嵐の海。

 稲妻が空を裂き、波濤が牙をむく。


「ひゃあああっ!? 吹き飛ばされるッ!!」

 シャーリアの悲鳴。

 小柄な身体が風に煽られ、宙を舞いかけた――が、グラウスが咄嗟に腕を伸ばし、がっちりと掴み取る。


 「ありがとー! グラウスちゃんぅ!!」

 「……構わん」

 涙目のまま叫ぶシャーリアに、戦騎士長グラウスはわずかに眉を緩めた。


「エリ! この嵐、なんとかしてくれ!」

「はいっ、ただいまっ!」

 

 エリザシュアが杖を掲げ、空気を震わせるように呪文を紡ぐ。

 「――エイジェン=ガードレッド=サークリア」

 

 その瞬間、光の粒子が舞い上がり、俺たちを包み込む。

 風が柔らぎ、波が遠ざかるように穏やかになった。


 息を整えながら、俺は海を見下ろす。

「……はぁ、はぁ……。

 そういえば聞いてなかったんだが、魔界がある海底には……どうやって行くんだ?」


 イグフェリエルが静かに手を掲げる。

 

 黒雲の裂け目から、一条の神光が差し込んだ。

 海面が螺旋を描いて沈み、そこには、光の階段が――深淵の底へと続いていく。

 

「これより先、敵地ゆえ、緊急脱出の準備を怠るでないぞ、エリザシュア」

「えぇ、承知しております、イグフェリエル様」


 俺たちは階段を降りようとした――そのとき。

 

 海が爆ぜるように割れ、巨大な二匹の、深海魚のような怪物が姿を現した。

 ぬめり、咆哮し、牙を剥く。


「何かが、来るぞッ!」


 俺たちが各々、武器を構えるその瞬間――空に魔術陣が展開し、閃光が海を焼いた。

 怪物たちは悲鳴を上げる間もなく、粒子となって消滅する。


 そして目の前に、視点を動かすと、地面に何やら怪しげな魔術陣が、光を帯びて描かれている。


「……皆さんは、離れていてください。この魔術陣を、解析いたします。」

 魔女エリザシュアが指先で印を結び、陣を透視する。

 

「……この魔術陣、どうやら深海へと繋がっております。

 つまり――魔界へ。十中八九、魔王の罠でしょう。」


 イグフェリエルが目を閉じ、千里眼を展開した。

 

 =====


 彼女の瞳に映るのは、玉座に座る魔王ディアーナ。

 そしてあろうことか彼は、ゆっくりと神の視点を見据え――口角を吊り上げた。


『どうされましたかな、救星神イグフェリエル=テラ=オルディア。

 罠など何処にもございませんよ。さぁ――疾くと、こちらへお越しください』


 =====


 イグフェリエルの顔が歪み、額を押さえる。

「――うぅッ!」

 まるで頭に電流でも走ったかのように、苦痛の声を上げた。


「イグフェリエルっ!? どうしたんだっ、何かあったのか!?」

 俺は慌てて彼女の体を支える。

 神々しいその瞳が揺れ、歯を食いしばりながら彼女は言葉を絞り出した。


「……千里眼で、魔王の様子を確認したところ、此方に気づき、あろうことか話しかけてきたのだ……!

 罠などないのだから、早くこちらへ来いとっ!」


 息を呑む。

 俺は思わず判断を仰ぐようにして、傍らにいたエリザシュアを見る。


 彼女は静かに頷いた。

「……修一くん。貴方にお任せいたします。

 わてちしたちは常に警戒を怠らないよう、準備しておりますので」


 グラウスとシャーリアもまた、言葉はなくとも“任せろ”と瞳で告げてきた。


 ――行くべきか。罠の可能性もある。

 

 けれど、今一度、あいつの真意を確かめたい。

 もし、ほんのわずかでも話し合える余地や、誤解があるのなら――。


「……よし、行こう。」


 俺はそんな希望を抱き、魔王が用意した転移陣の中心へと足を踏み入れた。

 光が全身を包み、世界が白く反転する。


 ◇

 

 光が収束し、視界がゆっくりと形を取り戻していく。

 ――そこは、まるで闇そのものが威厳を纏ったかのような空間だった。


 黒曜石の床は鏡のように光を返し、無数の燭台が血のように紅い炎を灯している。

 

 天井は遥か高く、漆黒の柱が空間を貫くように並び立ち、

 その中央には、まるで世界の心臓を象徴するかのごとく――魔王の玉座があった。


 息をすることすら許されぬ静寂。


 無数の魔族の兵士が列をなし、玉座の左右には断罪の四骸。

 

 そして、その中央。

 冷たくも静謐な笑みを浮かべながら、玉座に腰掛ける魔王ディアーナが――俺たちを待っていた。


 「――おや……これはこれは。創造様、そしてその随伴者たちよ。

 よくぞ、此の終焉の座へお越しくださった――」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ