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《テール=エクリプス》~君が物語を描くことをやめた、その瞬間――世界は崩れはじめた。~  作者: たまごもんじろう
第3章 『テフ=カ=ディレム』

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第47話 理論に背いた天罰が、今、下る

 天頂から垂れる光が、聖堂の空気を分断していた。

 石の床は冷たく、祈りの声すら焼き付くほどの静謐。


 俺率いる魔王軍断罪の四骸は、神殿の中の大聖堂に辿り着いた。


 勇者ルナテミスが、真っ先に声をあげる。

「遅いではないか、修一!」

 

 その声に重なるように、大魔女エリザシュアが冷静な調子で続けた。

「そろそろ、今何が起こっているのか、諸々の説明をしていただけますか。――修一くん?」


 俺は一歩前に出て、言葉を探した。

 喉が乾いていた。何から話せばいいのか、どの罪から解けばいいのか、迷いが絡み合ってほどけない。

「えっとだな……何から言えばいいだろうか……」


 そのとき、大天使シェラフィアスが前に出ようとしたが――

 漆黒の羽をひと振りして、それを静止させた者がいた。

 

 イグフェリエル=テラ=オルディア。

 

 彼女はゆるやかに進み出て、聖堂の中央で光を背に受けた。


「――この救星神認定選抜試験は」

 その声は鐘の音のように澄み、聖堂の隅々まで響いた。

「皆様を抹消するために設けられた、偽りの儀でした」


 その瞬間、空気が裂けた。

 ルナテミスも、エリも、修道女リシャシェーラも、獣人バルググも、誰ひとり息を呑むことすら忘れたように沈黙する。


 イグフェリエルは続ける。

「本来であれば、天界が一丸となり、皆様を遺跡に閉じ込め――抹消する計画でございました。

 幸いにも今回は、その犠牲が生まれることはございませんでしたが……。

 “苦しむように殺害せよ”と此方が命じたのは、確かでした」


 彼女の瞳が、静かに揺れた。

「シェラフィアス=エル=ヴァルハイルをはじめ、他の天使たちに一切の非はありません。

 もし裁きが必要とされるのなら――」

 

 光の翼が大きく広がり、聖堂全体が黄金に染まる。

 

「この身を、焼きなさい。

 裁くなら、このイグフェリエル=テラ=オルディアを!」


 その声音に、怒りも悲嘆もなかった。

 ただ静かな覚悟だけがあった。


 だが、俺はそれを止めた。

「違ぇよ、イグフェリエルにも罪なんかねぇ」


 勇者ルナテミスが問う。

「……どういうことなのだ、修一?」


 俺は唇を噛み、続けた。

「イグフェリエルは……騙されてたんだ。俺たちを殺すように命じられたんだよ。

 “俺じゃない創造主”の理論構築によって、な」


 その言葉が落ちた瞬間、場がざわめいた。

「べ、別の創造主、さま……?」

「へぇ~、創造主様って複数人いるんすね!」

 

 だがその一方、ルナテミスとエリたちは違った反応を見せる。

 「理論構築……!?」

 自らに刻まれた理論を感じながら。


「有り体に言えば、そいつが全部の黒幕だ」

 俺は拳を握りしめ、天を仰いだ。

「だから天使たちのことは許してやってくれ! 頼むッ!」


 沈黙。

 冷えた風がステンドグラスを抜けて、誰の胸にも行き場をなくしていた。


 ――その時。


 軽やかな声が、沈黙を断ち切った。

「ボクちゃんたちを殺そうとしてたのが事実でも、今こうして生きてるんすから、どうでもよくないっすか?」

 断罪の四骸ザルギエスだった。

 肩をすくめながら、いつもの軽薄な笑みを浮かべている。


「……確かに、今、俺様たちは生きている」

 続いたのは、獣人バルググの低い声。


「生こそ救済ですからね」

 リシャシェーラが静かに両手を胸に当て、微笑む。


 その瞬間、天使たちの表情が崩れた。

 光の羽根が揺れ、涙が頬を伝う。

 赦されたわけではない――けれど、赦しが生まれようとしていた。


 涙が落ちる音、安堵の息、心臓が脈打つ微かな響き。

 それらすべてが、赦しの鐘に聞こえた。

 

 神殿の大聖堂——。

 その荘厳なる空気は、まるで時間の流れすら聖域に留めるかのようであった。

 天蓋を照らす光は白く、重苦しい沈黙を金色に縫いとめる。


 ルナテミスが一歩、前へ。

「……色々、ひとりで思い悩んできたのだろう。ならば我が、いくらでも慰めてやる」

 その声音は戦場で剣を掲げるときのように強く、だが優しかった。


 続けてエリが歩み寄り、静かにその肩へ手を置く。

「イグフェリエル様。もう……大丈夫ですよ」

 

 その言葉は、氷の封印を溶かす春風のように柔らかく。

 後ろをシャーリアとグラウスも優しさで包み込む。


 イグフェリエル=テラ=オルディアは、一瞬きょとんと目を瞬かせた。

 そして——。

 

 瞳の奥から零れた一粒の涙が、頬をなぞり、聖衣の金糸を濡らした。

「……ありがとう、ございます……」

 心の中ではまだ、複雑なものを抱えながらも、ただ今は感謝を伝える。


 だが、その安堵を断ち切るように。

 俺が前へ進み、声を張った。


「皆、安心しきるのはまだ早い!」


 聖堂に響くその声は、雷鳴のごとく。

「このままでは、天使たちが理論に背いたことで、天罰が下るだろう」

 

 俺は祭壇へと歩き、そこに佇む像へと手を伸ばす。

「だから、協力してほしい。お前たちの力が必要なんだ!」

 

 重苦しい沈黙。聖堂に満ちる光の粒が、わずかに揺らめいた。

 そして、場の空気を裂くように、シャーリアが声を上げる。

 

「て、天罰って……何が、起こっちゃうんみゃおかー!?」

 その声には、幼い不安と焦燥が滲んでいた。


 大天使シェラフィアス=エル=ヴァルハイルが、ゆるやかに目を伏せる。

 白銀の翼を広げながら、静かに――けれどどこか怨嗟のこもった響きで口を開いた。


「……悪魔が、昇ります」

 その声音は氷よりも冷たく、深淵の底から響くようだった。

「闇の底より形を帯び、かつて妾たちが堕とした魂たちが、呼応するようにして、現れるのです」

 

 空気が軋む。誰もが息を止めた。

 シェラフィアスは沈黙の後、さらに続ける。


「かつて昇天した際にも――彼らは軍勢を成し、世界を食い荒らしました。

 神をも嘲笑うように、街を、魂を、祈りを――全てを、糧としたのです。」


 その語りは、まるで記録をなぞるようでありながら、確かな実感があった。

 シェラフィアスの瞳が、ほんのわずかに震える。


「……けれど、幸いにも――その時、一人の存在が命を捧げ、理論に再び従う姿勢を見せたことで、消滅していきました」


 言葉の終わりとともに、大天使は俯いた。

 沈黙が聖堂を支配する。


 その翡翠のような瞳が、わずかに横へ――

 祭壇のそばに立つ俺を、一瞬だけ、横目で見た。


 その視線は告発でも非難でもない。

 ただ、痛みと記憶を宿した懺悔のようだった。

 

 バルググが腕を組み、獣の瞳を細めた。

「では、協力……というのは、どうすればよいのでしょう?」

 

 俺は振り向かず、静かに答える。

「まずは、最終試験に集った四陣営、それぞれの代表が一人ずつ。この像に手を重ねてくれ」


 祭壇の中央——。

 女神のような造形を持つ像が、淡い光を宿していた。

 それはまるでイグフェリエル自身を模しているかのようだった。


「それをすれば……何が起こるのですか?」

 リシャシェーラが恐る恐る問う。


 俺は短く息を吸い、答える。

「——“救星神の指輪”が現れる」


 その瞬間、空気が裂けた。

 大聖堂の誰もが身体を震わせ、視線を交わす。


「その指輪を使って、“救星神の間”に行きたい。

 ――そうすれば、きっとすべての謎が解け、すべてを解決できるはずだから」

 俺の声が、石壁に反響して微かに揺れる。


 外では――遠くから、低く唸るような音が聞こえていた。

 地の底から這い上がってくる何かの鳴動。

 

 天罰の前兆。

 世界が軋み始めている。


 俺は拳を握り、続けた。

 

 「だが、天罰によって大量の悪魔が出現し、行く手を阻むだろう。

 お前たちには、俺とイグフェリエルがそこに辿り着き、天罰を止めるまで、奴らの足止めをしてほしい。

 それに協力してくれるなら……誰が神の座につこうと構わない!」


 俺の叫びに、真っ先に動いたのはバルググだった。

 彼は大きな手を像に重ねる。


 「……いいでしょう、創造主様。協力いたしますぜ」

 バルググは牙を見せて笑った。だがその瞳は、どこか遠くを見ていた。

 

「けどな……俺様はもう、そんなもの——“神の座”なんざ欲しくねぇ」

 拳をゆっくりと握りしめ、胸に当てる。

「俺様がなりてぇのは、“神”じゃねぇ。“英雄”だ。

 命を懸けてでも、誰かを救える、そんな男に——それで十分だろ?」


 白衣の修道女リシャシェーラがそっと手を伸ばした。

 「……先程、天使を庇い、己を顧みず矢面に立たれたあのお姿——」

 

 彼女はまぶたを伏せ、かすかに息を震わせた。

「まさしく、拙がかつて信じ、愛した“救星神”の御姿でございました。

 あの御方こそが、真に光を導くお方……」


 その瞳がゆるやかに開かれ、聖堂の光を受けて淡く煌めく。

「故に、拙は今回……その座を辞退いたします。

 既に、この身よりも救星神に相応しき御方が、ここにおられますゆえ」


 言い終えると、リシャシェーラは静かに微笑んだ。

 その視線の先には、イグフェリエル。

 まるで、永遠の信仰と慈しみを重ねるように、柔らかく、穏やかに。


 最後にヴァルティーアが無造作に前へ出て、面倒くさそうに手を添える。

「名無しちゃんはもとより、指輪なんてどうでもいい。

 ここに来たのは、そういう“筋書き”だったからだ」


 背後ではネクロフィリアが悔しげに呻く。

「うぅ……我が愛娘を神様にしたかったのだが……」

「どんまい、どんまいっすっ!」

 それをザルギエスが肩を叩き、笑って慰めた。


 俺、バルググ、リシャシェーラ、ヴァルティーア。

 そうして——四つの陣営の手が、ひとつの像に重なった。


 静寂。

 そして、光。


 像が白金に輝き、風が巻き上がる。

 次の瞬間——天井を貫く光の柱の中から、ふわりと一つの指輪が降りてきた。


 それは、まるで天の赦しそのもののように。

 静かに、聖堂の空へ舞い降りた。


 ——光が、降る。


 眩い輝きは、音もなく大聖堂を満たし、全ての影を押し流した。

 俺の掌の中には、あの指輪があった。

 冷たく、それでいて脈打つような温度を宿す、神造の光輪。


 俺は一歩、また一歩と、ゆっくりとイグフェリエルのもとへと歩み寄る。

 その姿はまだ震えていた。己の罪を、赦されぬまま抱えている少女のように。


 だから俺は、静かに膝をついた。

「……イグフェリエル」

 

 その名を呼び、彼女の左手を取る。

 細く透き通るような指先。

 

 左手の薬指。

 そこに、俺は指輪を嵌めた。


 瞬間、世界が反転する。


 白光。轟音。

 天蓋を貫く光柱が立ち昇り、イグフェリエルの身体を包み込む。

 

 裂けたはずの黒き羽根はひとつひとつ再構成され、闇から生まれた白金が花のように咲いていく。

 衣は救星神の装束へと変じ、胸元には神紋が浮かぶ。

 

 幾何学的な光輪が背から幾重にも広がり、黄金と青の律動を描いて回転した。

 そして彼女は——地を離れ、空へ浮かぶ。


 聖なる浮遊のまま、目を閉じ、薄く微笑む。

 まるでこの世そのものが、彼女を中心に回り始めたようだった。


 ――救星神《イグフェリエル=テラ=オルディア》は、此処に再臨する。


 ルナテミスは思わず手で口を押さえ、驚嘆を隠せない。

「おぉ……見事だ。これこそ、我が尊敬した救星神の姿だ!」


 エリも笑う。

「ふふ、少し前まで引きこもり生活していた方とは、到底思えませんね」


 皆が褒め称える中で、俺は口の端を上げた。

「おぉ……あのデブちんが、よくぞここまで……」


 ——バチィィィン!!!


 雷が、落ちた。

 正確には、俺の頭の上に。


「ぎゃああッ!? ちょっ、おま、痛っ……!」

 煙を上げる俺を見下ろしながら、イグフェリエルは静かに、しかし威厳に満ちて告げた。


「——此方を愚弄した天罰なりや、修一様」


 その声音は、かつての気弱な引きこもりのものではなかった。

 威光と審判を司る上位存在の声。

 一言で世界を焼き払えるとすら錯覚する、そんな力があった。


「い、いや、その……褒め言葉のつもりで……!」

「詭弁。……だが良い。貴殿の不遜もまた、此方の希望で照らそうぞ」

 

 そうして、軽口を交わしたその瞬間だった。


 空間が、歪んだ。


 神殿の壁が波打ち、聖堂の床が砂のように崩れ落ちていく。

 次に瞬きをしたとき——そこはもう、遺跡の入口だった。


 眩しい陽光、風の匂い、鳥の声。

 気づけば皆、先程いた空間とは別の場所にいた。


 エリが解説する。

「おそらく……“救星神”が誕生すれば、自動的に遺跡の前へと転移させる……そういう術式が編まれていたのでしょうね」


 風が吹く。

 熱と冷気が交錯し、風は唸り声をあげて砂丘を駆け抜ける。

 空には渦が生まれ、赤く染まる陽光が散乱し、彼らの影を長く引き延ばした。


 ——世界が、鳴った。


 天そのものが軋むような轟音。

 風ではない。地鳴りでもない。

 まるでこの遺跡そのものが、悲鳴を上げているかのようだった。


 遺跡の奥、崩壊した大聖堂の裂け目から、

 それは、這い出てきた。


 ――ずるり、ずるり、と。


 壁面を削りながら、漆黒の腕が伸びる。

 指の代わりにねじれた角、背には腐蝕した翼など姿は多種多様十人十色千差万別。

 

 数千、数万の影が重なり合い、怨嗟の声をひとつの咆哮へと変えて世界に叩きつけた。

 ――そうそれは、地獄の悪魔のように。


 イグフェリエルは宙に浮かび、両の手を組む。

 その眼が、微光を帯びる。


「……これが、悪魔——!

 此方たちが……かつて葬り去ってきた者らの、悔恨の結晶……!」

 声が震えながらも、続けて言い放つ。

 

「そして、理論に背いた此方たちへの、”天罰”――ッ!!」

 

 ――最終試験の受験者を殺さずに、救星神認定選抜試験を終えたことによる鉄槌が、今、下る。


 次の瞬間、黒い奔流が押し寄せる。

 悪魔たちが一斉に地を蹴り、爪を振るい、翼を羽ばたかせ、

 光の側へ牙を剥いた。


「来るぞォッ!!!」

 ルナテミスが叫び、聖剣が閃く。

 空気を裂く蒼光の軌跡が、悪魔の頭蓋を真っ二つにした。

 

「修一! イグフェリエル!」

 ルナテミスが振り返り、怒号のように叫ぶ。

「そちらには——やるべきことがあるのであろうッ!!

 ここは我らに任せたまえッ!!」


 その言葉に、エリが静かに頷く。

「行ってください、修一くん。

 遺跡の中では魔術が使えませんでしたが、ここでならいくらでも暴れられるッ!」

 そういって何重にも重なった魔術陣を展開する。


 シャーリアは俺に満面の笑みを見せ、巨大な竜に変身して悪魔を薙ぎ払う。

 グラウスは無言で剣を構えたまま、ただ目で託す。


 俺は、唇を噛んだ。

「……すまねぇ。ありがとう!」


 そしてその瞬間、イグフェリエルが俺の腕を掴んだ。

 その手は冷たくもあり、どこか熱かった。


「修一様、此方に捕まれ」

 声は澄んでいて、どこか神々しい。

「救星神であれば、如何なる場所であろうと——天界に迎えるのだ」


「了解ッ!」

 俺はその手を強く握りしめた。


 眩い光。

 次の瞬間、地上が遠ざかる。

 

 重力の感覚が消え、身体が引き裂かれるような浮遊感に包まれ、

 

 

 

 気づけば——そこは、天界だった。


 白い雲の層を貫き、城が立ち並ぶ。

 空気は甘く、光そのものが形を持って流れている。

 

 俺たちは城の中を駆ける。

 長い回廊を抜け、青い光が滲む扉の前で立ち止まった。

 扉には古代神文が刻まれ、指輪に共鳴して微かに輝く。


 「此処が……救星神の間だ」

 イグフェリエルが呟く。


 彼女が左手をかざした。

 指輪が淡く脈動し、——開く。


 扉の向こうには、雲のように白く柔らかな空間が広がっていた。

 壁も天井も曖昧で、どこまでも淡く、温かい。

 中央には大きな机と椅子、古書が幾重にも積まれ、風にページがめくれる音だけが響いている。


 だが——その空間の奥。


 それはあった。


 虚空に穿たれた時空の裂け目。

 渦巻く闇がゆっくりと回転し、

 まるでこの世界の“理”そのものを飲み込もうとしている。


「……終焉の穴」

 イグフェリエルが小さく呟く。


 俺はその光景を見つめながら、眉を寄せた。

「どうしてだろうな、門番(ヴァルゲート)の気配がないぞ」


 沈黙。

 風の音も、呼吸の音も、すべて吸い込まれるような空虚。


「やっぱりか」

 俺は小さく呟き、背後の扉をゆっくりと閉めた。


「修一様、なぜ扉を閉じる?」


 イグフェリエルの声は静かだが、どこか警戒を孕んでいる。


 俺は振り返らずに答えた。

「こうすれば——俺とお前のふたりきりだ」

 そして振り向き、彼女を見据える。


「もう、茶番は終わりだ」


 空気が震える。

 イグフェリエルの微笑が、凍りついた。


 俺は静かに告げた。


「すべての種明かしといこう。

 ——救星神、いや、“終焉の穴の門番(ヴァルゲート)”……イグフェリエル=テラ=オルディア」


 その瞬間、白い空がざらりと揺らぎ、終焉の穴が動揺したように蠢く気配がした。

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