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《テール=エクリプス》~君が物語を描くことをやめた、その瞬間――世界は崩れはじめた。~  作者: たまごもんじろう
第2章 『氷結の月影林《フロストムーン・ルミナ》』

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第25話 時よ、止まれ

 俺は現実と非現実が混濁する意識の奥で、編み上げた「理論構築」の残響を思い出していた。

 

 あの没世界を離れる直前、俺は一つの壮大な式を完成させていたのだ。


 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 ――対象:没世界の住人

 ――理論:「彼ら彼女らは、没キャラに相応しくないほどに魅力的」

 ――副理論:「彼ら彼女らは今度こそ輝くべきだ」

 ↓

 ――結論:同創造主『田島修一』の筆致が紡ぐ『天魔双極~幻影幻想曲第14番 <Phantom Fable>』の世界にそのまま流用する。


 ――理論は、構築された。


 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 これにより、

 ――「天魔双極~幻影幻想曲第14番<Phantom Fable>」。

 勇者ルナテミスや大魔女エリザシュア・ルミナが存在する、この漫画の世界に、消え去ったはずのキャラクターたちを「再利用」という形で再び物語に組み込み、再び生を受けることを可能としたのだ。


 だから今、森の戦場に駆けつけたのは幻影でも夢でもない。

 人形モルフィーナ・ドールニアをはじめとする没世界の住人たちは、俺の理論により“天魔双極”の世界に受肉し、現実の存在として蘇っていた。


 「創造主様を、絶対にお守りするぞっ!!!!!」


 誰もがそれぞれの武器や魔術を構え、俺を守り抜かんとする。

 彼らはもう消えゆく影ではない。

 俺の罪の証であると同時に、世界の希望の種でもあった。


 森全体がその魔力の奔流に共鳴し、赤く染まっていた空がほんの一瞬だけ淡い光を取り戻す。

 

 巨大な門番(ヴァルゲート)が不気味な声を響かせる中、俺は震える指先でペンを握り直し、目の前の光景を見てかすかに笑った。

 

 足元はふらつき、視界は揺れる。

 それでも、震える手で空中に理論を、遂に描き終えた。


 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 


 ――対象:エリザシュア・ルミナ

 ――理論:大魔女エリザシュア・ルミナは星辰を導く至高の魔女である。

 ――副理論:大魔女エリザシュア・ルミナに扱えない魔術はない。

 

 ――不変の真理:大魔女エリザシュア・ルミナには、彼女だけに編み出せる異次元別次元の魔術がなければならない。

 ↓

 ――結果:|時空凍結症候《クロノ・フリーズ=シンドローム》

 [効果]:周囲の時空を停止させ、あらゆる運動・変化・因果を凍結する。

 対象の存在・事象は理論上、原子振動を含むあらゆる運動を絶対零度(摂氏−273.15 ℃)にまで抑えられ、時間の流れは事実上停止する。

 [分類]:究極奥義


 【詳細説明】

 発動範囲内のすべての存在・物質・魔力・生命活動が原子レベルで凍結される。

 

 凍結中は攻撃・魔術・移動・思考・感覚すべてが停止。対象の外的・内的行動は完全に抑止される。

 

 温度は理論上、絶対零度に到達し、あらゆる化学・物理変化を停止させる。

 

 発動者のみは時間凍結の影響を受けず、周囲の状況を自由に操作可能。

 

 究極奥義使用後は、発動者の体力・魔力に極限の負荷がかかるため、連続使用は困難。

 

 停止可能な範囲は理論上、際限なく、魔力が許す限り永続的に凍結状態を維持できる。

 

 奥義使用後は発動者の体力・魔力に極限の負荷がかかるため、広範囲で長時間使用するほど反動は増大。

 

 ――理論は、構築された。


 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 

 

 文字が光の鎖となってエリザシュアの胸元に吸い込まれる。

 

 魔女は目を見開き、体の奥に冷たい光が流れ込むのを感じた。

 全身の魔力が新しい形へと組み変わっていく。


「……これが、わてちしの……究極奥義……」

 彼女は震える唇で呟いた。


 森の空気が一瞬にして硬質な氷へ変わる。

 葉が落ちる途中で止まり、土煙が宙に固まる。

 

「――|時空凍結症候《クロノ・フリーズ=シンドローム》

 時を縫いとめ、因果を封殺し、この瞬間に全ての絶望を封印せよ!」

 そう彼女が唱えた瞬間……


 時間が――凍った。


 エリザシュアは、凍りついた世界の中で静かに田島修一に背を向ける。

 胸の奥からあふれだす想いを吐き出すように、ゆっくりと言葉を紡いだ。


「……貴方を、憎んで、恨んで、壊そうとした。

 でも、もうそんなことをする必要はない

 創造主様――貴方はわてちしたちに再び向き合ってくれた。物語がまだ終わっていないのだから……」


 その頬をひと筋の涙が伝う。

 やがて涙が宙で凍りつき、光の粒となる。

 

 魔女エリザシュア・ルミナは深く息を吸い込んだ。

「――響かせ全霊交響曲シンフォニア・リクイエムッ!!」


 一瞬の光。


 両手を広げ、最上位魔術の連鎖を解き放つ。

 

 凍りついた時間の中、門番(ヴァルゲート)の遡行の力は一切発動しない。

 

 黒い巨体が光の矢、氷の刃、雷の槍に串刺しにされ、凍りついたまま粉々に砕け散った。

 魔女が最後の呪文を放ち、氷が解除されると同時に門番(ヴァルゲート)は白い光となってはじけ飛び、森の地に霧散した。


 ……静寂。


 森の奥に、静寂が戻ったかのようだった。

 さっきまで世界を支配していた赤い光は、まるで霧が晴れるようにゆっくり消え、木々の緑が戻る。

 

 妖精たちは翼をぱたぱたと震わせながら、疲れた顔に安堵の笑みを浮かべる。

 

 勇者ルナテミス一行は剣を地に突き立て、その柄に額を押しつけるようにして深く息を吐き出した。

 

 魔女エリザシュアは魔力の糸がほどけていく感触を胸に、肩で呼吸しながら小さく笑った。

 

 そして兵士オサムが、彼女の身体をしっかりと支えている。

 もう離さないように、もう失くさないように。

 

 俺は膝から崩れながらも笑う。

 みな疲労困憊だが、勝利の実感が胸を満たしていく。

 

 みんな、確かに戦い抜いた。

 

 勝てたんだ。

 

 勝てたはずだった。


 勝利の余韻がまだ胸の奥にかすかに残っているその時、エリザシュアの頭の奥でかすかな鈴の音のようなものが鳴った。

 思念の糸だ。偵察に出していた妖精からの緊急連絡。


 ――エリザシュア様、聞こえますか……!


「えぇ、聞こえますよ。妖精さん。

 どうかなさったのですか」

 

 ――エリザシュア様の言われたとおりに終焉の穴とやらを確認しに来ましたが、塞がっていません……!

 というか、穴は、さらに……広がって……!


 小さな妖精の声は、ざらつく雑音と混じって震えていた。

 脳裏に浮かんだ光景は、森の奥、黒い縁取りのような裂け目が地面を裂き、深紅の光がそこから噴き出している映像だった。

 

「塞がっていない……?」

 エリザシュアは呟き、唇がわずかに乾いているのを感じた。

 

 勝利の実感は、その瞬間、霧散した。

 胸の奥でまたあの冷たい不安がじわりと戻ってくる。


 ……そのとき。


 耳に、聞き慣れない「ゴポッ……ゴポッ……」という低い泡立つような音が届く。

 森の奥、倒れた門番(ヴァルゲート)の霧が集まり、黒い液体のように地面にしみこんでいる。

 

 ひとつ、またひとつ、赤い泡がその液面から浮かび上がっては弾ける。

 そのたびに、空の色がほんのわずかに紅を帯びていく。

 

 最初は夕暮れのような赤。

 次に血のような赤。

 

 やがて、燃え尽きる星のような、深い深い赤へ。


 妖精たちは最初、誰も気づかなかった。

 ただ、森に吹く風が止み、木の葉のざわめきが消える。

 

 自分たちの羽音だけが、やけに大きく響く。

 その異常に、誰もが遅れて気づき、口をつぐんだ。


 ルナテミスが顔を上げる。

 剣の柄を握る手が、微かに震えていた。

 

 その視線の先で、地面にしみこんでいた黒い液体がひとつの形を成していく。

 まるで無数の手が絡み合い、何かを押し上げるようにして。


「……嘘だろ」


 俺の声が、漏れるように零れる。

 木々の間から吹いた風は、もう森の匂いではなかった。

 

 鉄と腐敗の匂い。

 血が乾き、骨が砕けた匂い。

 そして――


「カタ……カタカタカタカタ……」


 歯車が軋むような音が、低く低く地の底から響く。

 次の瞬間、空が完全に「赤」に染まった。

 

 生い茂る森の緑も、漂う空気も、すべてが赤に塗りつぶされる。

 心臓の奥を冷たい手でわしづかみにされたような、説明のつかない悪寒が一同を包み込む。


 その赤い空の下に、異形が浮遊していた。

 今度は人間ほどの背丈なのに、存在感は先ほどの巨体よりもずっと重く、濃い。

 

 形は曖昧で、見るたびに輪郭がずれる。

 だが――その顔立ちだけは、またもや奇妙なまでにエリに似ていた。

 

 瞳の色、頬の曲線、唇のかたち。

 記憶の奥に焼きついた、あの日の彼女の笑顔が、歪んだ面影になって目の前に立っている。


 妖精が、ひゅ、と息をのむ音が聞こえた。

 勇者ルナテミスは、無意識に剣を構えていたが、手のひらが汗で滑っているのが自分でもわかる。

 

 魔女エリザシュアの胸に、ぞわり、と小さな吐き気が走る。

 勝利の喜びは、もうどこにもなかった。

 

 かわりに満ちてきたのは、底なしの恐怖と、足下から湧き上がる絶望だった。


 森全体が赤黒い光に満たされ、化外から吹き上がる熱気が木々を焦がしていた。

 勝利の歓喜は一瞬で霧散し、誰もが膝を震わせる。

 

 ――そのとき、空間がビリ、と裂けた。

 

 紫紺の稲妻のような亀裂が空間そのものを裂き、裂け目からは声なき悲鳴が漏れる。

 凶悪な衝撃波が門番(ヴァルゲート)を打ち据える。


「……っ!?」

 エリザシュアが思わず声を上げる。

 門番(ヴァルゲート)の動きが一瞬止まった。


 その刹那、俺の頭の奥に低く響く声が流れ込んできた。

 

 ――あれはもっとも異質で醜悪な、創造主様のトラウマの具現化。きっと創造主様以外が倒したとて、幾度となく研ぎ澄まされ、必ず再び蘇るでしょう……。

   (みこと)が彼女に、終止符を打つんです、ルナシスファル・セリューヌ。


   そして、田島修一。


 魔王ディアーナの声だ。胸の奥が一瞬にして冷え、次の瞬間、燃えるような決意がそこに宿る。

(……俺が、やるしかない)


 俺は深く息を吸い込み、腰の双剣を引き抜いた。

 黒曜石のように光を呑む「極夜きょくや」、雪明りのように白く輝く「白夜びゃくや

 ――二振りが空気を裂き、音を立てて呼応する。


 「行くぞ……」

 

 俺は木々に飛び移る。

 枝が爆ぜる。


 靴底に感じる樹皮の感触がやけに鮮明だ。

 ひと跳びごとに、世界が遅くなり、心臓の音だけが響く。


 枝を蹴り、空を裂くように跳ぶ。

 その瞬間、時間が伸びる。

 

 砂埃が空中で止まっているかのように見え、森の赤い光が液体のように揺らめく。

 

 門番(ヴァルゲート)の目が修一を見据えた。

 エリを思わせる哀しげな瞳──だがその奥には狂気が渦巻いている。


 俺はその瞳を見て、胸が痛くなる。

 だが、迷いは許されない。


 俺は刃を振りかぶる。

「……エリは死んだんだっ!」


 極夜と白夜が交差し、光と闇の二筋の軌跡が一瞬で門番(ヴァルゲート)の胸元へと突き刺さる。

 刃が肉に触れた瞬間、重い抵抗があったが、それはやがて裂ける音に変わった。

 

 轟音とともに門番(ヴァルゲート)の身体がひび割れ、光の粒が吹き出す。


 俺は最後の一歩を踏み込み、全身の力を双剣に込める。

 赤黒い世界の中で、ただ二本の剣だけが白と黒の閃光となり、異形を貫いていった──。

 

 森の空気が、ふっと軽くなった。

 赤黒く渦巻いていた光が、静かにほどけていく。

 

 その刹那、エリザシュアの耳に妖精の声が届いた。

『……エリザシュア様、終焉の穴が……今度は完全に塞がりました!』

 

 思念のさざ波が、彼女の胸奥を打つ。

 エリザシュアは震える指先を胸に当て、確かに息を吸い込んだ。


 魔女は、傷だらけの森の真ん中に立ち尽くす仲間たちを見回した。

 妖精たちの羽ばたきはゆっくりと静まり、竜に姿を変えていたシャーリアやグラウスも、ようやくその形を解いて膝をついている。

 

 勇者ルナテミスはまだまだ戦い足りないと意地を張りながら、血に濡れた顔にかすかな笑みを浮かべた。

 戦場全体が、まるで長い夢から覚めたように音を取り戻していく。


 エリザシュアは前に一歩進み、周囲に向かって静かに、しかしはっきりと宣言した。

「──皆さま……!

 これにて、門番(ヴァルゲート)の完全討伐が確認され、終焉の穴をも封じることに成功いたしました!

 ひとえに、ここにお集まりくださいました皆さまお一人おひとりの勇気と献身の賜物にございます。

 わてちしたちの、勝利ですっ!」

 

 その言葉は、どこか祈りにも似ていて、森中に響いた瞬間、誰からともなく嗚咽のような歓声が上がった。

 泣き笑いの声、翼の音、剣を掲げる音、掌と掌が触れ合う音……それらがやがてひとつの歓喜のうねりに変わっていく。

 

 勝利の歓声が、まだ煙の立ちのぼる木々の間を駆け抜けていった。


 エリザシュアはふと、ひとりの男の姿を探すように視線を巡らせた。

 その先に、双剣を握ったまま空を見上げ立ち尽くす俺――田島修一がいた。

 

 全身に血と汗と灰をまといながらも、彼はいつもの癖のように、口元に小さな笑みを刻んでいた。

 その笑顔は、安堵と疲労と、どこか子どものような無防備さが入り混じっていた。


 エリザシュアはゆっくりと近づき、静かに囁く。

 「……終わりました。本当に、終わったんです。――修一くん」

 

 その声に、修一はかすかに目を開き、ぼんやりと彼女を見つめた。

 「……ああ、終わったんだな……――エリ」

 

 息を吐くたびに、肩が小さく揺れる。

 瞳の奥に、ようやく緊張の糸がほどけていくのが見えた。


 笑みが広がる。

 けれど次の瞬間、ふっとその光が消える。

 

 俺の身体から力が抜け、双剣が鈍い音を立てて地面に落ちた。

 そのまま、ゆっくりと前へ崩れ落ちていく。


 エリザシュアは慌てて駆け寄り、両腕でその身体を受け止めた。

 「修一くんっ!」

 

 胸元に抱きしめると、鼓動はあるが浅く弱い。

 その顔は血と灰にまみれ、けれどどこか穏やかだった。

 ――エリ。

 

 エリザシュアは俺の頬に手を当て、涙をひとすじこぼしながら、祈るようにその名を呼び続けた──。



 ◇ ◇ ◇



 勇者ルナテミスは疲れた息を整えながら、横にいるシャーリアとグラウスに問いかける。


「……それで結局、そちらは今までどこにいたんだ?」

 その声には、安堵の入り混じった苛立ちが滲んでいた。


 シャーリアは少し俯き、しばらく考え込むように黙った後、やっと口を開いた。

「それがですねぇ、ふたりとも……()()にあの洋館から運び出されたらしいですゆら~……」


 ルナテミスの眉がぴくりと動く。怒りの気配を孕ませ、鋭く視線を向ける。

「運び出した……誰だ? その特徴を、覚えているか?」


 シャーリアは首をかしげ、目を細める。

「……はっきりとは……よく覚えていません……」


 勇者の視線がグラウスへと向かう。

 グラウスは無言で肩をすくめ、厳格な顔つきを崩さず、一言だけ告げた。

「ウサギ…」


 その声は低く、しかし確かな重みを持って戦場の静寂に響く。

 ルナテミスの心臓が跳ねる。思考が一瞬止まり、顔面が徐々に蒼白になっていく。

「……まさか……!」

 唇がわずかに震える。目には、今まで隠されていた恐怖と確信が同時に浮かんでいた。


 その瞬間、風が舞い、戦場の煙が光を反射するのだった。



 ◇ ◇ ◇



 魔王ディアーナはひときわ高い丘の上に立ち、灰色の空を仰ぎながらゆっくりと歩き出す。

 

 隣には、長い青髪を風に遊ばせる副官――ヴァルティーア・シャリンハイム。

 歩を進める音だけが、ひび割れた石畳に響く。


 「……夢のようなひとときを過ごしてきたよ、ヴァルティーア・シャリンハイム」

 魔王はぽつりと呟いた。目を細め、遠い日を思い返すように。

 

 「うぅん、あぁ、今の我の肺に、彼がいた空気が存在しているという、この事実が愛おしくて堪らない。

 もし次また相まみえる瞬間が来たのならば、我の下僕でもある彼にどんなことを命令しようか」


 ヴァルティーアは横目で主を見た。表情を崩さぬまま、静かに問う。

「……魔王様が、それほどまでに感傷に浸るのは、珍しいですね」


 魔王はわずかに笑みを浮かべると、歩みを止め、低い声に戻った。

「そんなことよりも……ヴァルティーア・シャリンハイム。

 

 ――いいや、()()()()()()()よ。お前に与えていた任務は、ちゃんと成し遂げたのか」


 ヴァルティーアの足が、かすかに止まる。

 冷たい風がふたりの間を抜ける。

 

 そして、彼女の頭部からウサギの耳のようなものが生えてくる。

 副官ヴァルティーア・シャリンハイムは、「ニヤリッ」と微笑み、人が変わったかのように話し始める。


 「キャシャシャシャシャシャッ!!

 あぁ、魔王”様”の命に従ってよぉ、全部うまいことやってやったよ!」


 ――グラウス並びにシャーリアは、名無しちゃんが殺しておいたぜぇ!!

読了、感謝いたします。


これにて、第二章が完結です。

次回からは、第三章を投稿していきます。


この物語が、あなたの中にほんの欠片でも残ってくれたなら、それだけで嬉しいです。


もしよければ、ブックマークや感想で足跡を残していってください。

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