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《テール=エクリプス》~君が物語を描くことをやめた、その瞬間――世界は崩れはじめた。~  作者: たまごもんじろう
第2章 『氷結の月影林《フロストムーン・ルミナ》』

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第18話 廃夢空想《ハイム・ドリーミング》

 どこかから、狂ったサーカス音楽が響き渡るような、そんな錯覚を覚える。


 膨れ上がったピエロは、もはや人間の倍以上の高さ。

 腕を振り回すたび、木馬や観覧車の支柱がぐしゃりと折れ、花火の残骸が舞い落ちる。

 回転木馬の馬たちが悲鳴をあげるように鳴き、場内にいる者らは蜘蛛の子を散らすように逃げ惑った。


 そのとき、ジェットコースターの鉄骨が悲鳴を上げるように軋み、まるでスローモーションのように落下してきた。

 

 「危ない!」

 

 俺は反射的に駆け出し、瓦礫の下敷きになりそうな若い女性の腕を引き寄せる。

 二人で転がり込み、鉄骨はすぐ背後にドンと突き刺さった。


 女性は顔を真っ青にして何度も頭を下げ、「あ、ありがとうございます……!」と叫んで人波に紛れて消えていった。


 そのすぐそばで、別の観客が絶望的な声をあげる。

 

 「廃夢空想(ハイム・ドリーミング)が現れたぞ! 至急、女王陛下直属の兵士を招集させるんだ!」

 

 廃夢空想(ハイム・ドリーミング)──耳慣れないその呼び名が、俺の恐怖を一層増幅させる。

 人々は口々にその言葉を叫び、転げるように出口へ殺到していった。


 俺は肩越しにモルフィーナを見た。

 「……廃夢空想(ハイム・ドリーミング)って何だ?」

 

 モルフィーナは唇を噛み、視線を歪んだ巨体に向ける。

 「創造主への嫉妬、悲嘆、憎悪……そうした感情が膨れ上がりすぎた時、没世界の民は“廃墟の魂”──廃夢空想(ハイム・ドリーミング)へと変わっちゃうの。

 あたいとお父ちゃんが初めて出会ったあの時、あたいも半ばそうなりかけていたでしょう?」

 

 俺はモルフィーナの言葉に息を呑んだ。あのときのモルフィーナの歪んだ目、孤独、怒り。すべてが線で繋がる感覚。

 ──ということは、あのピエロも……きっと元の姿に戻せる。


 決意が胸の奥に灯る。

 俺はモルフィーナの肩に手を置き、低く言った。

 

 「モルフィーナは安全なところに隠れててくれ」

 「……で、でもお父ちゃんはどうするのっ!」

 彼女は心配そうに、潤んだ瞳で問いかけてくるが、それを安心させるかのような覇気の籠った声で、こう叫ぶ。

 

 「あいつを、助けに行ってくる!」

 モルフィーナは躊躇いながらも、しかし頷くと群衆の後を追って闇に消えた。


 俺はひとり、瓦礫の散らばる遊園地の中央へ歩み出る。

 

 異形と化したピエロが、血のように赤い瞳でこちらを見下ろし、笑い声とも悲鳴ともつかない音を漏らした。

 巨大な手が降り下ろされ、地面が砕ける。


 俺は間一髪で身をかわす。

 突風のような衝撃で身体が浮き、砂煙が視界を覆った。


 「……やるしかないか」

 俺は無から創造の筆を取り出した。ペン先が光を帯び、空気に軌跡を描く。

 

 瞬く間に光の線が二本の刃を形作り、空中に双剣が現れる。

 それを両手で掴むと、まるで水面から引き上げるように実体化した。


 だが、双剣は鈍い光しか放っていなかった。

 刃を合わせても金属音は鳴らず、質感はどこか柔らかい。

 

 「……なまくら、か。でも、それでいい」

 俺は苦笑する。これなら、ピエロをこれ以上傷つけずに済む。

 

 双剣を握り直し、廃夢空想(ハイム・ドリーミング)と果てた彼へと踏み込む。


 巨大な手が振り下ろされ、空気が唸る。俺は双剣で受け止め、衝撃に膝をつきながらも必死に押し返した。


 群衆が安全な場所に避難した先で、来場者たちは息を潜めながら、目の前でひとり戦っている俺――田島修一の姿に釘付けになっていた。

 

 火花のように散る光、剣と異形の体がぶつかる音――それは遊園地のざわめきの中でもひときわ大きく、誰もが無意識に身体を強張らせる。


「さっき助けてもらった人だ……あの人ひとりで、大丈夫なんですか……」

 ひとりが小さく呟き、周囲の視線もその人物に向けられる。

 

廃夢空想(ハイム・ドリーミング)と戦えてるあの人は、いったい誰なんだ……?」

 誰も答えられず、ただ不安と興奮が入り混じった視線が、戦う俺を追う。


 俺は、創造の筆で描き出した双剣を振るいながら、懸命に間合いを測る。


 その瞬間、俺はふと、膨張したピエロの表情の奥に、どこか哀しげで、絶望と怒りが混ざった虚ろな目を見つけた。

 

 思わず足を止め、息を整えながら、心の奥底から声が漏れる。


「……ごめんな。今まで……本当にごめんな……」

 俺は、没にしてしまったあのピエロの物語を、朧気ながら思い出す。

 

 ――彼はサーカス団長の息子として生まれ、幼少の頃から父の背を追い、立派な団員として観客たちを楽しませたいと願っていた。

 しかし、その身体能力は決して高くなく、簡単な技すら失敗することもあった。それでも彼は諦めず、努力を重ね、やがて父を超える団長となるはず、だった。


 だが結局、俺がその世界を没にしたことで、彼に成長の機会は訪れなかった。

 笑顔で夢を追うことも、挫折を乗り越えて強くなることもなく、彼はその生涯を閉じるしかなかったのだ――。

 

 今の彼が、廃夢空想(ハイム・ドリーミング)として暴走しているのも、その遺恨の影響なのだろう。

 その事実が胸に重くのしかかり、俺を押し潰そうとしていた。


 膨れ上がったピエロの腕は今も威圧的で、振りかぶれば容易に俺の命を奪いかねない。

 だが、俺の目にはもはやただの怪物ではなく、消してしまった無数の可能性、失われた時間、叶えられなかった夢が映し出されていた。


 剣を握る手がわずかに震える。額に汗がにじみ、息は荒く、胸の奥で心臓が激しく脈打つ。

 足元の石畳がわずかに軋み、冷たい空気が肺を刺すが、それでも俺は、恐怖よりも先に強烈な後悔の感情に突き動かされていた。


 少しずつ、慎重に距離を詰める。剣の刃先を微かに下ろし、目の前の膨張した身体に、恐る恐る飛び乗った。

 指先に伝わる異形の感触――冷たく、硬く、しかしどこか痛々しい存在感――に、胸が締めつけられる。


 「俺は、消し去ってしまった……!」

 俺は全身の力を振り絞り、剣を構えたまま声を張り上げる。怒涛の後悔が、言葉に変わって吐き出される。

 「尊き世界のことも……君のことも……! 全部……俺のせいだ」

 胸の奥から絞り出すように叫ぶ。視界は揺れ、手は微かに震え、ピエロの虚ろな瞳が俺を射抜く。


 「だから、どうか。俺に謝らせてほし――――――ッ!」

 

 だが、謝罪を終える間もなく、背後から強烈な力が襲いかかり、虫けらのように掴まれて、俺は思わず空中に吹き飛ばされた。

 「オボフゥッ……!」

 

 鉄骨に打ちつけられる衝撃と、体中に走る痛みに頭がくらくらする。


 それでも痛みに唸りながら、目の端に異形のピエロの背面を捉えた。

 

 そこには着ぐるみによくある、ブロアファンのような装置が取り付けられている。

 羽根が高速で回転し、空気を吹き出すその円筒の中に、何かの気配を感じる。


 そしてよくよく耳を澄ませば、

 ――うんしょっ…………また、失敗か……。

 と、恐らくピエロくんのものであろう声が、か細く、消え入りながらも聞こえてくる。


「……一か八か……」

 思わず息を呑み、俺は痛む身体を引きずりながら、そのファンの装置の中に飛び込む決意を固めた。

 

 すべては、彼を救うため。

 空気の吸引と吹き出しの音が耳を劈く中、暗く狭い内部に体を押し込む。

 

 ――その瞬間、景色が変わる。


 ◇ ◇ ◇


 ブロアファンの中に広がっていた世界は、まるで小さなサーカスの練習場のようだった。

 

 薄暗いテントの天井からは、色褪せた旗がいくつも垂れ下がり、風もないのにひらりと揺れている。

 床には砂と木屑が混ざったようなざらついた地面。中央では古びた一輪車が倒れ、傍らには壊れかけたジャグリングのピンが散らばっていた。

 

 そしてそこに、ピエロの姿があった。

 

 膨れ上がった異形ではなく、元の人間の姿の彼が、空中ブランコの練習をしていた。

 空中で身体を振り、ぶら下がるロープの感触を確かめるその動作は、どこかぎこちなく、しかし真剣だった。

 

「……おーい、ピエロくーん!」

 俺は高くに位置する彼に大声で呼びかけた。


 しかし彼は微動だにせず、空中にぶら下がったまま集中の表情を崩さない。

 どうやら、かなり深く練習に没頭しているようだ。俺は小さく息を吐き、しばらく待つことにした。


 やがて、ピエロがブランコのタイミングを誤り、一度大きく失敗した瞬間。俺は再び声をかける。

 

「……あぁ、観覧車の前で声をかけた、兄さんではありませんか」

 ピエロはふいにこちらを見上げ、きちんと頭を下げた。

「サーカスでは、本当にお見苦しいものを見せてしまい、申し訳ございません」


 俺はゆっくりと髪型を整え、服を元に戻し、眼鏡をかけた。

 

「何ぃ!? 兄さん、あんた創造主様だったのか!?」

 

 その瞬間、ピエロの瞳が一瞬鋭く光り、創造主である俺に気づいたことを示す。

 殺意のようなものが一瞬向けられる。

 しかしすぐに表情は柔らぎ、まるで今はそんな気分ではないと告げるようにブランコのロープに身体を預けた。


 俺は深く息を吸い、肩の力を抜いた。静かに、しかし真摯な声で口を開く。

 

「……すまなかった。俺はお前の世界を、身勝手に捨ててしまった。

 お前が立派なサーカス団の一員になるために、血が滲むような努力して、何度も挫けず挑戦していたのにも関わらず……それをちゃんと見届けずに……」

 

 その言葉に、ピエロは驚いたように一瞬身体を硬直させた。眼差しには疑念と困惑が混じる。


 「……いや、いいんだ、創造主様であらせられる兄さんが謝らんでくだせぇ!

 兄さんのこと……オイラは殺そうとはしたけど、別にそんなに憎んでいたわけじゃないんだから…。

 創造主様が、見捨てると判断したのなら、それに従わない他ないんですもん……だってそれが、被創作物の宿命なんですから」

 

 創造主である俺を責め立てることはなく、自責が滲む言葉を、彼は言う。

 だが、やがて再び口を開け、深層に存在する本当の気持ちが、零れ落ちる。


「でも……一度でいいから、空中ブランコを成功させたかったな……」


 その小さな呟きに、俺の胸はぎゅっと締め付けられた。


 諦めや未練、そして切望が混ざり合った声だった。

 過去に挑戦し続けた努力と、届かぬ願いがその一言にすべて詰まっている。

 

 だから俺は、一歩前に出て、しっかりとピエロの目を見つめた。

「なら……今からでも、一緒に成功させよう」


 言葉には迷いもなく、熱がこもっていた。ピエロの瞳がぱっと輝き、ぎこちなくも小さく身体を前に揺らす。

「……え、今から? 本当に……やるんですかい?」

 

「もちろんだ。今度は俺が、最後まで付き合ってやる」

 ピエロの肩がわずかに震え、口元に微笑が浮かぶ。小さな声で、しかし力強く呟いた。


「……よし、やりますか……!」


 その瞬間、空中ブランコのロープがきらりと光を反射する。

 練習の空気は、緊張だけでなく希望に満ちて、俺たちの間に静かな決意を生み出していた。


 俺はピエロの隣に立ち、空中ブランコの動きをじっと見つめる。

 

 あまり詳しくはないが、できる限りのアドバイスを口にした。

「もっと腕を前に伸ばした方がいいんじゃないか。あとは……そう、もっとリズムに合わせて足を蹴るんだ」

 ピエロはうなずき、ロープを握りしめる。


 振れ幅を慎重に確かめながら、何度もジャンプし、失敗し、落ちてもすぐに立ち上がる。俺はそのたびに声をかける。


「大丈夫だ、ゆっくりでいい。焦るな」

 時間の感覚は薄れ、周囲の光や音は遠のいた。

 

 俺たちふたりだけの世界で、ブランコは空中を舞い、緊張と歓喜の波が繰り返される。


 ピエロの呼吸は荒く、顔には汗が光っている。それでも目には強い意志が宿っていた。

「よし、次こそいける!」


 俺も自然と力が入る。

 自分もロープの振れを体で感じながら、的確かどうかは分からないまま声をかける。


「もっと勢いをつけろ! そう、腕を伸ばして、身体を信じろ!」

 何度目かの挑戦。ピエロが力強くジャンプし、ブランコが大きく弧を描いた。

 

 風を切る音が二人を包み、俺の心臓も跳ねる。ピエロの身体が頂点に達した瞬間、空中で一瞬止まるかのような静寂。


 そして――成功。


 着地したピエロは歓喜のあまり空を仰ぐことしかできない。

「やった……やったぞ、兄さん!」

 

 俺は笑顔を返し、胸を叩く。

「すごいぞ、ピエロくん……遂にやったんだ、おめでとう!」


 ピエロは振り返り、息を整えながらも目に涙を浮かべる。

 

「ありがとう……、創造主様」

 

 その瞬間、テントの空間がやわらかく光を帯びはじめる。

 金色の光が二人を包み、視界がぼんやりと白く滲む。


 ◇


 次に目を開けたとき、俺はさっきの遊園地にただ立っていた。

 微かに灯るランタンや、歪で美しい花火の残光が空に漂っている。


 俺が腕を見下ろすと、ピエロが安心した表情で眠っていた。

「……よくやったな」


 光の残る遊園地の空気の中、観客たちは一斉に目を向け、ひとりの青年に息をのんだ。

「やったぞ、あの青年がやったんだ!」

 

 歓喜の声が渦を巻く。

 モルフィーナも小さな腕を天に掲げ、跳ねながら喜ぶ。

 顔には満面の笑みが広がり、まだ微かに残る緊張も吹き飛んだようだった。


 しかし、その穏やかな空気は突然、鋭い足音とともに引き裂かれる。

 鋼鉄の鎧をまとった兵士たちが列をなして現れ、その先に立つのは女王陛下――エリザシュア・ルミナだった。


「随分とまぁ、楽しそうでしたね、”創造主様”」

 その声が、遊園地の残光を切り裂くように響く。

 

 一瞬の静寂のあと、観客たちの顔が恐怖と怒りに歪む。

 誰もが理解したのだ。


 あの青年こそ、すべてを生み出した創造主だと。

 我らを見捨てた、憎き創造主だと。

  

「なんだと……あいつが、創造主だと!?」

 先ほどまでの歓声は一変し、怒号と咆哮が遊園地全体を満たす。

 金属音のように鋭い声が、木の床や歪んだ看板に跳ね返り、空気を震わせる。

 

 その怒号に恐怖したモルフィーナは、すぐさま俺の方へ駆け寄り、背後にぴたりと身を寄せる。

 小さな肩が俺の胸に押し付けられ、握りしめた手からは力が抜けていった。


「……大丈夫だ、モルフィーナ」

 俺は低く声をかけ、片手で彼女を守るように包み込む。


 だが視界の端で、兵士たちの重々しい列と、女王陛下の冷ややかな視線がゆっくりと近づいてくるのを感じる。

 遊園地の残光、歓声と怒号、そして冷たい月光が混ざり合う中、俺とモルフィーナはその場に立ち尽くしていた。


「ずっと見ていたかのような口ぶりだな、エリザシュア」

 俺は挑発するように彼女に問いかける。

 

「えぇ、そこのお人形さんから抜け落ちた一本の髪の毛を利用し、わてちしの魔術で、ずっと貴方がたの一日を覗いておりましたから」

 

 エリザシュアは平然とそう答え、

「それにしても……」

 と続け、更なる言葉を口にする。


「お利口さんね、モルフィーナ・ドールニア。」

 艶やかな声が床を這う。その姿は、まさに魔女だった。

 

 そして、彼女の指先から垂れる鎖の魔術が蛇のように動き、瞬く間に俺の手足を縛り上げた。

 鎖が食い込み、冷気が皮膚に突き刺さる。


 「創造主様を牢屋から助けてあげて、油断させたうえで絶望のどん底にまで落として殺すつもりだったのでしょう?

 貴方、わてちしが及ばぬほどの冷鋭さを以て、底知れぬ怨念を心中に飼い慣らす、性悪な女だわ」

 

 魔女エリザシュアは目を細め、愉悦の光を浮かべながらモルフィーナを見下ろす。

 

 「ち、違う! あたいは…本当にお父ちゃんを助けたかっただけで…!」

 モルフィーナの青い瞳が揺れた。怯えながらも、真っ直ぐに俺を見つめ、きっぱりと否定する。

 

 俺は鎖に縛られながら、その言葉に小さく頷いた。

 「大丈夫だってモルフィーナ、俺はお前を信じてる」


 その信頼し合ったふたりに苛立ちが湧いたのか、

 「ふふ……いいでしょう。」

 彼女の唇に冷笑が浮かぶ。

 

 「モルフィーナ・ドールニア、貴方の執念じみた殺意に免じて、特別な場所で、創造主様を殺す“権利”を与えましょう。

 ――さあ、参りましょう、《創造主様ぶっ殺し劇場》に」

 

 そして俺は鎖によって強制的に連れ出さられ、モルフィーナは女王陛下には抵抗できず黙って後についてくる。


 ◇ ◇ ◇


 ――そんな中、ここにも田島修一たちの一日を監視の如く、凝視していた者がいた。

 

 影の奥から長い黒髪がゆらめき、真紅の瞳が一瞬だけ光る。

 其の者の視線は、鎖に引かれてゆく田島修一とモルフィーナを追う。

 

 「……漸く、我にも活躍の機会が恵まれたと、そういう解釈で宜しいのですね」

 其の者――魔王ディアーナは悪魔の様な笑みを浮かべた。

 

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