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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

暮らしのヒント

滅多にしないことをすると人はテンパるというはなし

作者: 山本大介

 ん~慣れない事すると・・・。

 

 私この度、車を買い替える事になりました(唐突)。

 それで必要な書類が手元に揃って、最終確認をする為にディーラーへ行きました。

 滞りなく無事に手続きは完了し、あとはお金をおさめて、納車を待つのみとなりました。

 ローンは組まずに一括払いにしたため、払い込み手続きをする為に、通帳を持って銀行へと向かいます。

 金持ち~って、なんばいおっとね、結構ピンチばい(笑)。

 でもね、なんかね、こういう時ってあるんですよね。

 目的の銀行の駐車場に何故か車を停めず、最寄りの駐車場に停めて歩きました。

 これがケチのつけはじめといいますか・・・。

 このあたり、銀行が何軒か並んでいるんですよ。

 ・・・・・・。

 あ、あった。

 何も考えずに、銀行の扉をくぐり送金の手続きをします。

 必要書類に記入して、いざお願いしようと通帳を見せると、

「すいません。うちは○○中央銀行です(銀行の名前が)似てますけど、うちの通帳じゃありません」

「はっ!すいません」

 赤面しつつ銀行を後にしました。


 実はなんか、建物が違うなあと入る前にふと思ったのですが後の祭りです。

 気を取り直して、目的の銀行へ。

 受付番号を取って、順番を待ちます。

 

「通帳でお金の払い込みをお願いします」

「かしこまりました」

「身分証をお預かりしてもよろしいですか」

「免許証でいいですか」

「はい」

「・・・・・・あのう」

「どうかしました?」

「免許証と(通帳)住所が違いますね」

「ああ、そっか、引っ越ししたんで」

「でしたら、住所変更をお願いできますか」

「わかりました」

「では、アプリで」

「へ?」

「こちらのQRコードをスキャンしていただいて手続きをお願いします」

「はあ」


 まさか、IT作業をやるとは・・・こういう事態に至るとは思ってもなく、この手の面倒くさい手続きは、出来る限り避けてきた昔の人間である私は戸惑いを隠せませんでした。

 でも、やんなくちゃいけないか。

 是非もなし・・・。

 で、窓口でやる訳ですよ。

 緊張して上手くいかないじゃん。

 メールアドレスを貼りつけろ、なんだの咄嗟にできるかーい。

 そうなると焦りますよね・・・ねっ、ねっ(激しく同意を求める、笑。)

 すると、係の方が、

「すいません。お時間がかかるようでしたら、あちらの方で」

 と待合室を示します。

(あ、通帳は)

 と、私が視線を移すと、

「預かっておきますね」

「・・・お願いします」


 私はその場から離れ、待合室の椅子に座り、スマホと格闘します。

 で、手元にないお預かりなられた通帳のことが気になってね~。

 うまくいかない。

 それでも、なんとか手続きを進めると、身分証の撮影をしろだと。

 正面、40度ナナメ、うしろだとう何枚撮らせるんじゃい。

 私は立ち上がり、筆記台のところで悪戦苦闘・・・。

 そんなことをしていると、隣に車椅子のお年寄りの方が来られて、私が邪魔で窮屈そうにされていて、

「すいません」

 と、その場を離れて、エンヤコラ~と端っこの方へ。

 しかもなかなかその読み込が進まず、何度もやり直しさせられます。

 そして、私の写メも撮れだとう・・・あ~しぇからしか~。

 もはや、イライラが頂点に達しました。

 そりゃ、年配の方が戸惑うのも分かるって~!

 すると、見かねた係の方が、

「出来ましたか?」

 おおう、逆撫でするのう。

「もう、ちょっと待ってください」

「かしこまりました」

・・・・・・。

・・・・・・。

 でけた!

 私は再び、受付番号を取り直し待ちます。

「どうぞ」

 係の方が違います。

「あのう手続きをしたのですが」

「はい?」

 事情を知らない別の方の困惑がみえます・・・だけど、困惑しとるのは、こっちの方で・・・。

 わざわざ番号券取り直して、お伺いたててるのに、そんなんいらんてかーい(その通り)。

 私は落ち着いて改めて見渡し、対応していた係の方に話しかけます。

「手続き終わりました」

「よかった・・・では、アプリのサービスを受けるこの紙に記入を」

「まだあるんですか?しなくていいなら、別に・・・」

「お願いします」

「はあ」

 なんか、ゴリ押し感があったので、釈然としない気分で、記入を終えた私は苛立ちを隠そうともせず、

「ありがとうございました」

 と、ぶっきらぼうに言うと、銀行を後にしました。

 歩いていると・・・あっ、2回目に取った受付番号の紙持ってきてしまった・・・と気づきます。

 ま・・・いっか。

 ん~でも、返すか。

 普段ならそのままで帰ったと思うのですが、珍しくそんな気がしたのです。

 イライラしていて、終わり際にぶっきらぼうな態度をとった後ろめたさもあったのかな~。

 窓口へ戻ると、


「受付番号をお返しします」と、私。

「山本さん良かった~」

「へ?」

「免許証落とされていましたよ」

 と、係の方が免許証を手渡してくれました。

 ぞくりとしましたよ。

 なーに、やってんの。

 アプリ登録の時、免許の撮影で格闘したあと置き忘れていたんですね。

「今から電話しようかと思っていました」

 そんな係の方に、私はお礼を言い、幾分もやもやとホッとした相反する気持ち抱きながら帰りました。

 いやー普段としないことをすると、予期せぬことがあるもんですね。

 全然そうなると思っていないから、後手後手に回り挙句の果てにはテンパっちゃってね~。

 年取って、そんなに慌てることもなくなってきたな~と思っていたのに、まだまだいろんな事がありますね。


 滅多にしないことをすると人はテンパるという話でした。

 みなさんもありますよね~。


 妙な連鎖が起きる事ありますよね。

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― 新着の感想 ―
[一言] わかります……慣れないことやらされると「えぇ……(´・ω・`)」ってなりますよね。 アプリの登録ってなんであんなに色々あるんでしょう。 特に金融機関はものがものなのでセキュリティもしっかりし…
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