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量子脳で覚醒、銀の血脈、異世界のデーモン狩り尽くす ~すべて解析し、異世界と地球に変革をもたらせ~  作者: 藍沢 理
14章 デーモンの国王

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281 決断の雨

 アンチデモネクトスの土砂降りは、まだ続いている。


 王都ランダルを集中豪雨にしているのは俺だ。しかし水害が発生する気配はない。これは以前、レオンハルトの母ノーラのスキルが暴走し、大水害が起こったためだ。水害対策は万全に整えられていた。


 俺とオルズは執務室に戻り、レオンハルトとルドルフの話に耳を傾けている。ずぶ濡れのまま、その場に立ち尽くしていた。


 一同から、俺に畏怖の目が向けられている。冒険者という立場で、本来ここにいるべき身分ではないというのに。


『お前が俺と何気なく話しているからだ』

『そうなの?』

『そのとおりだ。俺は竜神だぞ。そんな俺と対等に話すお前が、ただの冒険者だとは思われまい』


 レオンハルトと初めて会ったときは、化け物呼ばわりされたものだ。女神アスクレピウスの像の前で、ニンゲンだと証明したはずなのに……。油断していたな。オルズがただのイケオジでないと、すっかり忘れていた。


『対等に話す……か。オルズと出会ったとき、デーモンに取り憑かれそうになっていただろう? 出会いがああいう感じだったから、この口調のままなんだ。別に対等だなんて思っていない。りゅーじんさまーだしな』


『おまっ!? その言い方!』


『ほら、こうやって冗談が通じる。これって、とても話しやすいことなんだよ。これくらい軽口がたたける相手でないと、俺もこんなにくだけた話し方はしないってことさ』


『そ、そうなのか……』


 そう言ってオルズは黙り込んだ。デレたのだろうか? 金髪碧眼のおっさん(・・・・)が? うげぇ……。

 って、こういうのも心を読まれているのだな。あー、面倒くさい。


「おいっ! 聞いているのか、ソータ!」


 レオンハルトに叱責された。


「ああ、はい。聞いていますとも。レオンハルト国王を支援するため、ルドルフ陛下が宰相に就任なさる。各地を治める貴族は、妻子を王都ランダルに住まわせる。当主は一年ごとに、王都と領地を往復して治めるのだと。要するに参勤交代を行うのですね」


「さんきんこうたい……?」


 俺の言葉にレオンハルトが首をかしげる。思わず日本語が口をついて出たので、通じなかったのだ。


「失礼しました。俺の国の言葉が出てしまいました。とにかくクーデターや内乱という事態は回避できたのですね?」


 レオンハルトをじっと見つめて問いかける。バンパイアと化した彼は、俺と同じ目力で見つめ返してきた。


「そのとおりだ。そして、当初の目的であった、アルトン帝国への戦を開始する」


 ……はぁ? 何を言っているのだこいつは。北のサンルカル王国へ戦争を仕掛けていたのに、今度は東のアルトン帝国にだと?


「どうしたソータ……?」


「いやいや、やっとサンルカル王国との戦争が終結したばかりでしょう。それに、国内はデーモン化したヒトたちであふれているじゃないですか?」


「それなんだよ、ソータ」


「それ?」


「そう。俺が北へ攻め込んだのは、エミリア・スターダストの助言に従ったからだ。もともと計画していた戦争ではない」


「へぇ……」


 軽いな。物言いも考え方も。それに信念が微塵も感じられない。戦争って、そんなに軽いものなのだろうか?


 俺は指導者ではないから、その辺の考え方が異なるのだろうか? 想像でしかないが、戦争に行けという命令は、そう易々と下せるものではあるまい。兵士たちは命がけの戦いに赴くのだから。


 俺はこの世界に来て、何度も死を目の当たりにしてきた。地球にいた頃は、両親の遺体しか見たことがなかったというのに。……異世界と地球。国王と学生。育った環境で、こんなにも物の見方が違ってくるものなのだな。


 ふと思う。俺はニンゲンではなくなっているのに、まだ倫理観が残っている。これは大切にしなければ。死守せねば。


「それで今回、以前より計画のあった、アルトン帝国への宣戦布告を行うことになった」


 レオンハルトは立ち上がり、俺たちに向かって胸を張る。金髪イケメンで、長身だ。細身で、一見弱そうに見える。おまけにアルベルトまで失ってしまった。気丈に振る舞っているが、本当に大丈夫なのだろうか。金髪イケメンは関係ないか。


 レオンハルトの宣言で軍議が始まった。さっきまでは前国王のルドルフが王位を奪取する場面だったのに、今は一丸となっている。騎士団長のエドガーも、積極的に意見を述べ、作戦の立案に加わっていた。


 こうなったのはもちろん、竜神オルズの一喝があったからだ。


 ただし、俺がここにいるのが不思議だ。部外者だと何度言っても、ここにいるハメになる。仕方がないので、話を聞く振りをしておこう。


 オルズは軍議に加わるため、空いている席に着いた。俺は部屋の隅っこにあるカウチに腰を下ろす。



『ミッシー、ファーギ、マイア』


 念話を送ると、三人ともに驚いていた。三方向にかなりの距離が離れているのに、なぜ念話が届くのかと言って。


 三人に色々と問い詰められながらも、三国の艦隊の動向を尋ねてみる。


 ミッシーのいるインビンシブル艦隊は、スタイン王国南方の海上で待機中。


 ファーギたちは、バンダースナッチでこちらへ向かっている最中だ。旗艦イノセントヴィクティム率いるサイレンスシャドウ艦隊は、バンダースナッチを追いかける形で進軍しているそうだ。


 修道騎士団クインテットは、マイアとニーナを伴って、ちょっと寄り道をしている最中だった。どうやら裏切り者のグレイス・バーンズの実家、バーンズ公爵家を滅ぼすらしい。時間をかけずに皆殺しにして、その後こちらへ向かうという。


 テッドたちが一番恐ろしいな……。女神アスクレピウスに仕える、修道騎士団なのに。


 それでも、俺の身勝手な要請に応じてくれた三国には感謝せねば。


 ミッシー、ファーギ、マイアの三人に、デモネクトスとアンチデモネクトスの効果を説明する。そして今、スタイン王国全土で、アンチデモネクトスの雨を降らせて、ニンゲンに取り付いたデーモンを滅ぼしている最中だと伝えておく。


 呆れられた。俺が天変地異を引き起こしていると言って。


 だが、この国の人々がデーモン化し、周辺各国に被害が及ぶよりはマシだ。


 そして今回、三国に動いてもらった理由の確認をする。


『スタイン王国から出てくるデーモンを、ことごとく滅ぼすこと。ニンゲンに被害が及ばないように。だろ?』


 ミッシーからの念話だ。この国の全土に広がるデモネクトス。デーモンの数は計り知れないだろう。アンチデモネクトスの雨で、デーモンが滅んだとしても、それは降り始めだけ。雨を浴びてデーモンが分離し、黒い液体となって死んでいく。その様を見れば、屋内のデーモンは絶対外に出てこない。


 つまりアンチデモネクトスの雨は、ただの時間稼ぎにすぎないのだ。


 雨を降らせて、まだ半日も経っていない。水害も起きていない。しかしこれが十日続けば、スタイン王国のどこかで必ず水害が発生する。土砂崩れや河川の氾濫が起き、畑や田んぼが水浸しになる。このままだと、それが現実のものとなる。


 いつまでもアンチデモネクトスの雨を降らせるわけにはいかない。


 雨がやんだとき、デーモンをこの国に封じ込めるため、三国の艦隊から狙い撃ちしてもらう。簡単な作戦だ。しかし懸念事項がある。西のオーステル公国と東のアルトン帝国だ。


 そこを聞いてみると、エルフのルンドストロム王国と、北のサンルカル王国の二カ国で、西のオーステル王国へ、デーモン襲来の危険があると伝えているそうだ。


 オーステル公国の返事は、全軍を挙げて国境線を守るというものだったらしい。


 ただ、東のアルトン帝国からは、何の返答もないという。


 やはりあの国には何かある。


 国王レオンハルトの婚約者ソフィアはこう言った「冒険者ギルド本部とアルトン帝国は、アダム・ハーディングと組んでいる」と。そのソフィアは、マールアの街でメリルが殺害している。もう確かめようのない情報だ。


 それと、シュヴァルツから見えていた、ベナマオ大森林も気がかりだ。あそこにデーモンが逃げ込めば、探し出すのが一苦労だ。獣人自治区制圧のとき思い知らされたからな。


 三国が艦隊を動かし、スタイン王国からデーモンが出ないようにする。この事を、国王レオンハルトに伝えてもいいかと、三人に確認を取る。

 ミッシー、ファーギ、マイア、三人の念話が聞こえなくなってしばらくすると、ほぼ同時に、早めに伝えておいてくれと返事があった。


 そこで一旦、念話を終了。


 俺が各所に連絡を取っている間にも軍議は続いている。レオンハルトが懸念事項を述べていた。


「東のアルトン帝国に動きは無い。しかしシュヴァルツには、地球から入植してきた人びとが大勢住んでいる。そして国境を挟んだ目と鼻の先に、フォルティスがある」


 その言葉で、みなが地球人の俺に視線を注ぐ。


「シュヴァルツにいたエミリア・スターダストは、すでに始末しました。依頼だったので。それとデモネクトスの治療薬、アンチデモネクトスを、スタイン王国の隅々にまで行き渡るように手配しておきますね」


 しんと静まり返る一同。特にレオンハルトは驚愕の表情を浮かべている。手配するといっても、ハセさん(汎用人工知能)にお願いするつもりなんだけど。


「ソ、ソータ、お、お前は、エミリアを倒した……のか?」


 そっちかよ。彼は国王の椅子から立ち上がり、言葉に詰まりながら聞き返してきた。


「エミリア・スターダストの殺害は、冒険者として依頼を請け負っていたので、問題ないはずです。それが例え、スターダスト商会の代表であったとしても」


 指名依頼とはいえ、それが正当なものなのか冒険者ギルドが査定する。エミリア・スターダストの殺害は、女帝フラウィアの依頼だ。そのためルーベス帝国の冒険者ギルドが査定し、指名依頼として正式に発行されている。


「いや、それは分かってる。俺が言いたいのは、あの(・・)エミリア・スターダストを、本当に討ったのか、と言うところだ」


 ああ、そういう事か。俺は魔力の使用効率が百パーセント。そのため体外に魔力が漏れていない。ぱっと見、魔力の無いただのニンゲンに見えるからな。

 化け物と言われたり、畏怖の目で見られたり、俺の評価がコロコロ変わっている。


「もちろん、そこにいるオルズ様に手伝っていただきました。いやー、昨晩は大変でしたよ……。ねっ、オルズ様!」


 そう言うと、レオンハルトを含め、執務室内の一同がオルズに注目した。


『おい、ソータ』

『説明が面倒だし、オルズに手伝ってもらった、で丸く収まるだろ?』

『……まあいいか』


 念話でのやり取りが終わると、オルズが口を開いた。


「ソータの言うとおり、俺も手を貸した。エミリア・スターダストは、この世界の害悪でしかない。地球の兵器を持ち込み、デモネクトスを広めた。これは万死に値する所業だ」


 オルズはレオンハルトを、じっと睨みつける。魔力などは発していないが、その目力で部屋の面々を黙らせてしまった。


「あ、ありがとうございます」


 レオンハルトの礼に、他の者たちも続く。


 そして軍議が再開された。


 まずはシュヴァルツにおける、地球人の安全確保を最優先する。アルトン帝国と国境を接している街は、そこだけだからだ。そして越境し、隣のフォルティスを落とす。


 そんな話へ進んでいった。


 国王が戦争をやると言うのなら、俺は止めるつもりはない。だが、シュヴァルツの地球人は守りたい。これは利他主義では無く、利己主義だ。ただのエゴ。自己満とも言う。


 だってさ、希望を抱いて移住してきたのに、デーモンに取り憑かれるわ、戦争に巻き込まれるわって、散々だと思う。何なら、地球に残った方がマシだと言う者もいるだろう。だから、少しでも力になりたいだけだ。


「あ、そうそう。ご報告があります」


 俺の声で軍議が中断してしまった。しかしこれは言っておかなければ。


「現在スタイン王国の周囲に、ルンドストロム王国、ミゼルファート帝国、サンルカル王国、この三カ国の艦隊が展開中です。具体的には、北の国境と南の海上を封鎖しています。西のオーステル公国も国境封鎖に動いています。ただし、東のアルトン帝国は三カ国の要請に応じていないようです」


 俺は内政干渉してないからね、という意味も込めて話しておく。


 ところが俺の想定していたものと違う反応が出た。


「ソータお前……。その三カ国を動かせるって、いったい何者なんだ」


 レオンハルトは頭を抱えて、机に肘をつく。雨の叩きつける窓からモノトーンの光が差し込み、彼の顔に深い影を落とした。


「俺は獣人自治区制圧のとき、そこに参加してたんですよ。その縁もあって、各国の上層部と知り合いが多いってだけです」


 そう言うと、騎士団長のエドガーからツッコミが入った。


「いやいや、異世界人(地球人)の一兵卒が戦争に参加したってだけで、各国の軍を動かせるはずがないだろ。お前弱そうなのに、さっき俺の剣をへし折ったよな。それと、あの水魔法。あれは何だ? ヒュギエイアの水じゃないのか?」


「何のことでしょう? とにかくそういう事なんで、スタイン王国からも、各国に連絡を取って連携した方がいいと思いますよ」


 すっとぼけるしかない。その上で、面倒な提案をしておいた。


 各国。つまり彼らは、これから四カ国に連絡を取らなければならない。


 その話の中で、レオンハルトは、四カ国に謝罪した上で、この国はアルトン帝国へ戦争を仕掛けると話さなければならない。


 よし。これで時間が稼げた。外交には時間がかかるからな。


 俺はその間に、シュヴァルツの地球人を避難させよう。


『ソータ』

『なに? また思考を読んでたの? いま忙しいから後にして』


 まったくもう、オルズの野郎、考えなしに念話飛ばしてくるし。迷惑念話で神界の裁判にかけるぞ?


『いやいや、そうでなくて。俺の浮遊島ソウェイルを貸してやろうか? 他の世界とはいえ、ニンゲンに変わりはない。このまま戦争に巻き込まれて野垂れ死になんて、不憫で仕方ねえ。一応街があるから、そこに住まわせていいぞ?』


『その話乗った!』


『……決断が早いな。何か条件があるとは思わないのか?』


『無茶な条件なら、オルズをぶっ飛ばすし』


『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~』


 めっちゃ長いため息が聞こえてきた。念話でどうやるんだよ、そんなこと。まったく、オルズらしい。


『お前は俺が現世で何をしているのか知ってるよな?』


『ああ、知ってる。酒飲んで寝てるだけだろ?』


『違うわっ!! 俺は現世でデーモン狩りをしている。前に言わなかったっけ?』


『さあ?』


『まあいい。お前さ、俺を手伝え』


『ああ、分かった』


『……またしても決断が早いな。俺のこと信用しているって事か?』


『それもある』


『けど?』


『オルズがデーモン狩りしてるなら、エリス・バークワースに辿り着けると思ってね』


『ああ……。召喚師悪魔を支配するもの( デーモンルーラー )か。奴はたまにこの世界に現れるが、俺が気づく頃にはもういない。奴を討とうとはしているが、逃げ足が速いというか、なかなか上手くいっていない』


『オルズでも捕まえられないのか……』


『奴は、獣人(ビースト)王国(キングダム)の女王キャスパリーグの転生体だからな……。その力は計り知れないぞ』


『ほーん。生まれ変わりねぇ。その話あまり信じてなかったけど、ほんとだったんだ。んじゃま、よろしくね!』


 と言って、心の中でオルズと握手しておく。どうせ読心術使ってんだから、気持ちは伝わったはずだ。


 そうこうしていると、軍議が終わったようだ。


 レオンハルトは国王として、各国へ外交という名の支援要請を行う。明日にでも戦争を始めそうな勢いだったが、国内のデーモンを何とかしなければならないという、当たり前の話で落ち着いた。


 そのための支援要請だ。前線の街マールアでは、ほとんどの軍人がデーモン憑きだった。そして王都では、デモネクトスの無料配布まで行い、街の住人がデーモン化するという非常事態。


 レオンハルトの母親であるノーラは、アダム・ハーディングによってスキルの暴走を引き起こされた。その顛末は自害。レオンハルトの怒りは、アダムにだけ向いている。そのためアルトン帝国へ宣戦布告したかったのだ。


 彼は今すぐにでも攻め込みたいはずだ。「冒険者ギルド本部とアルトン帝国は、アダム・ハーディングと組んでいる」と聞いているのだから。



「陛下」


「なんだ」


「これからシュヴァルツへ向かって、入植してきた地球人を救出します」


「……地球へ戻すのか?」


「いえ、竜神オルズ様の浮遊島、ソウェイルに移動させます。ゲートを開ければ、一気に移動できますし」


「ソータはゲート魔法まで使えるのか!」


 そこ? そこなの? いやでも、一般的なニンゲンではゲート魔法なんて使えないか。俺ひとりだとダメだな。ミッシーたちのように、俺を止めてくれないと。


「そういう事です。陛下、何かあったらオルズ(・・・)様に連絡ください。いつでも駆け付けるので」


「……そういうのは、お前じゃないのか?」


 レオンハルトは、見た目はヒト族だが、ドラゴニュートのハーフ。オルズが気にかけている存在だ。俺がどうこうするより、オルズに任せておきたい。


 チラリとオルズを見る。


「お前が呼ばれたら、お前がいくもんだろ?」


 オルズは突き放すように言い放った。ま、そりゃそうだ。


「では陛下。お呼びとあらば、俺はいつでも参上いたします。――冒険者ギルドに依頼してくださいね」


 ありがとう。冒険者ギルドのルール。


「……はぁ、分かったよ。もう行くのか?」


 俺はアルベルトの代わりにはなれない。申し訳ないけど。


 それに、幼馴染みを失った気持ちも分からない。


 けれど、喪失感は理解できる。


 だからこそ、これからはひとりで決断しなければならない。父親のルドルフも宰相として支えるんだから、頑張ってくれ。


 言いたいことは心の中で済ませた。


 俺はレオンハルトに一礼し、ルドルフやエドガーと握手を交わした。


 そして俺は、オルズと共に転移した。

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