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0005報復と転移

さて朝か、すると体に妙なぬくもりを感じるまたか。


 「おい! お前ら! また俺の布団にもぐりこんで全く!」


 俺の右腕を月兎が掴み左手が満月上に月実が乗ってる。

 なぜか知らんが俺の家に泊まるないつもこうだ。

 こいつらの胸は薄いがないわけではない。 

 ここまて密着されるとそれを感じてしまうわけだ。

 邪な思いが浮かばなくないがこいつらの誰かとそんな関係になれはさらにめんどくさくなるのはわかり切っている。

 そのため青年指定ルートはなしだ。

 

 「おい! 月兎満月月実起きろ! 朝だぞ!」


 「「「へへへへへへ! ナイスツッコミ!」」」


 「こいつら夢の中でもボケてやがる……はあ仕方ねえさきに準備しとくか……」

 

 俺はため息をつくとこいつらを起こさないように力を抜いてすり抜けるように体を動かしベットとから出る。

 この部屋は4人部屋でベットは4つあるのに全く気のせいかいつもよりべたべたしてくる気がする……考えすぎかな。

 俺は洗面台に移る自分を見た。

 黒髪のぼさぼさの頭クラスメイトによると普通より少しばかり整っているらしい目鼻立ち。

 高くも低くもない身長171センチ。

 こいつらは160センチ台なのでつるむ相手として釣り合いが取れているのかもしれない。


 「さて着替えるか……」


 ◇

 「今日もいい朝だよね! いい夢見れたよ! 三日月つち!」


 「僕もいい夢見れたよ!」


 「私の凄い楽しい夢だったよ!」


 「どうせボケ倒す夢だろ? いつもと同じじゃねーか!」


 「「「ぶー乙女心わかってない!」」」

 

 「私たちだって好きな人ぐらいいるもん!」


 「もちろん僕もさ!」


 「私だっているよ!」


 初耳だな……だが聞くとめんどくさくなる気がむんむんと……。


 「はいはい! 奇行で相手に嫌われないといいな!」 


 という感じに流す俺。


 「そりゃ大丈夫だよね!」


 「「「ねーーー!」」」


 と何やら通じ合う3人。


 「いつも通り仲がよろしいこって――」


 「よう兄ちゃん! 先日は世話になったな!」


 このはげ確かラーバというやつだっけか?


 「ラーバさんとかいうんでしたっけ? 報復にしてはずいぶん早いことで!」


 「俺はラースだふざけやがって! 早い話てめえをぶっ殺して女どもを俺たちのもんにしてやることにした!」


 「あれだけこっぴどくやられてよくこれたなおっさん!」


 「虚勢張っても無駄だ! レベル1のくそ雑魚のくせに! レベル1じゃあのスキルこの人数に使えるわけがねえからな!」


 次にニタニタといやらしく笑う人相の悪い男たちが俺を囲んできた。

 どうやらレベルのことが漏れていたらしい。

 ギルドマスターに後で言っておくか。


 「ラースいつも通りおこぼれ期待してるからな!」


 「全くラースの初心者狩りいい趣味してるぜ! そのおかげで性欲も満たせて金が手に入るんだからな! 病みつきになるのがわかるぜ!」


 「わかってるって! 雑魚野郎助けを呼んでも無駄だぜ! この地区の憲兵は全て買収済みだ! 痛い出費だったがこんないい女が手にはいるなら安いもんだ! たっぷり俺たちで楽しんでから高値で売り払ってやるよ! やれ!」


 「「「きゃ!?」」」


 驚いて後方をみると気のツタのようなものが月兎と満月、月実をからめとっていた。

 杖をかざしている奴が術者か。


 「念には念を入れねーとな! 少しでも動いたらこいつらの骨はバキバキだ! その前に!」


 くっ卑怯なやつめ。

 これではうかつに動けねえ。

 ラースは俺を通りこし満月の胸を鷲掴んだ。


 「ずいぶん薄い胸だが、これからたっぷりねっとりもんででかくしてやるよ!」


 「きゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!?????????????」


 「落ち着け満月!? 馬鹿やめろ!?」


 俺は見逃さなかった満月がボタン魔法を使い手元にボタンを呼び出した事をそして満月はボタンを押した。

 次に。


 「月兎! 満月! 月実! お前らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!???????」


 月兎、満月、月実そしてラース一味の姿が完全に掻き消えた。


悪漢にはこの世界から退場してもらお

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