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0001国王大爆破

俺の名前は夜空三日月。

 高一健全に青春真っ盛り。

 恋に学業各種学校のイベントと学園生活を謳歌している。

 どこにでもいるごく普通の高校生だ。

 そんなわけでいつも通りの高校への通学路。

 そろそろくるぞあいつらが。


 「おはよー! 三日月っち!」


 と元気な声が俺は振り返り答る。


 「よう! 月兎(つきと)!」


 こいつは月夜月兎は兎のように白い長髪に赤い目の兎のような女の子た。


 「ふむいい返事! 月兎ちゃん満足! 三日月っちいくよー! トースト!」


 月兎はトーストを加えた。

 そうくるかなかなか寒いじゃない。


 「ただトースト加えただけじゃん! なんでそこまでどや顔なんだよ!」


 「おっ! やってるね! 次は僕だ! なんでやねん!」


 とさらに声をかけられ俺は振り返り。


 「それすべってるからね! 俺がいなかったら完全にすべってるからね! そんこと言っても実際はかなりすべってるからね!」


 独特のポースでツッコミをするのは餅花満月(もちかまんげつ)ショートカット金髪碧眼の女の子。


 「とくると次は……」


 「私のことよくわかってるじゃない! ひさせカックン!」


 「古! いつの時代のネタだよ! 少しはネタを最新にして! 頼むから!」


 こいつは新月月実(しんげつつきみ)黒髪ポニーテイルの女の子だ。


 「見ろよ。夜空のやつまた月の3女神といちゃついてるぜ! うらやましいぜ!」


 「馬鹿! あいつらの相手できんのあいつぐらいだろ! お前には無理無理!」


 「だな! しかたねーか!」


 と通り過ぎるクラスメイトがそう通りすぎる。

 普通なんて大ウソさ。

 俺はこいつらのボケに付き合わされてまともな青春などどこ吹く風。

 こいつらは抜群に可愛いけど。

 そういう目でみれない……だって連日ボケ倒されちゃそういう眼て見ろってのは無理ってもんだ。

 かれこれ小1の出会いから同じ小学校同じ中学校そして高校と今年も合わせれば10年間同じクラスでこいつらのボケに付き合わされる毎日……。

 そのせいでこいつらとできていると思われ彼女フラグはこいつらにしか立たない……。

 暇さえあれはこいつら3人は俺にからんでくるため男の友人はほとんどできたことがない……。

 こいつらはその抜群の容姿から昔からモテてきたがこいつらに告白した男たちは、こいつらの強制するボケの連続についてこれず全て撃沈。

 そして俺に戻る何この元さや的な展開。

 全くこいつらときたら……。

 思え返してはぁとため息か漏れる。

 俺の青春一体いつ訪れるんですかね……。


 「三日月っち! なんか三日月っちの足元に変な模様が浮かんでるよ?」


 「何を馬鹿な……ってなんだこりゃ? つーか月兎もじゃん!? よく見たら月実と満月も足元に同じ模様が浮かんでじゃん!?」


 「ほんとだ!?」


 「私もだ!?」


 「僕も同じだね!?」


 その模様は俺たちが動くとそれを追ってくる。


 「はっ!? これラノベの異世界に行くやつじゃない?」


 「何を馬鹿な月兎ラノベの読――」


 まさか月兎の予想が当たるとはその時わかるわけもなく俺たちは光に包まれた。


 「よくぞ参られた異世界の勇者たちよ」


 俺が眼を開けるとそこにはいかにも高そうな王冠と衣服をまとった金髪ダンディな初老の老人がいる。

 あたりを見回すと紫のローブをまといフードで顔を隠した杖を持った人たち。

 

 「三日月っち! これ絶対勇者召喚だよね?」

 

 「さすが異世界の勇者どの! 話が早くて助かる!」


 展開早っ? なにこの高速展開スムーズすぎだろ。


 「おじさん僕たちをどうして呼んだの?」


 その言葉に周りの人たちがざわめき出す。


 「馬鹿満月!? どう見ても偉い人!」


 慌てて満足の口を押える俺。


 「皆の者よい! 儂はマーベル王国国王マーベル・ガルド12世。汝らをこの世界ウルドガルドに呼び寄せたものじゃ」


 「私たちに魔王でも倒せとでもいう気?」


 いやいやこのメンバーではないない。

 と頭の中で必死に否定するが、場の空気から察するしかなかった。


 「その通りじゃ! 何案ずるなたとえ死んでも元の世界に戻されるだけじゃ、当然魔王を倒してもじゃそれに召喚されたときに強力なスキルを得ているはず。ステータスと念じてみるといいじゃろう」


 俺たちがステータスと念じてみると。


 【夜空三日月

 職業 

 勇者兼ツッコミ師

 レベル 1

 スキル 

 Sランク聖剣術

 Sランク聖魔法

 Sランクツッコミ術

 Sランク鑑定

 Sランク収納魔法】


 なんだこれわけのわからないスキルもあるがなんか強そうだな。

 つーかSランクツッコミ術と勇者兼ツッコミ師ってなんだ?


 「男の勇者殿はどのようなスキルを得たじゃ?」


 「よくわからないスキルもありますがSランク聖剣術Sランク聖魔法つてのがありますけど……」

 

 「なにぃ!? 聖剣術!? 聖魔法!? どれも伝説のみ語られるスキルではないか!? しかもランクS!?」


 どうやらあたりスキルぽいな。


 「でっお前らはどんなスキルもってるんだ?」


 「私月兎ちゃんはタライ魔法だよ三日月っち!」


 「僕はボタン魔法だね!」


 「私は爆破魔法!」


 何それ爆〇魔法なら聞いたことはあるが爆破魔法? 誰を爆破すんだそれ? てかタライ魔法ボタン魔法ってなんだ? さっぱりわかんねーぞ。

 そんな俺をしり目に大いにはしゃぐ国王たち。

 

 「とりあえず使ってみるね! 三日月っち!」


 「僕も使ってみるね! 三日月君!」


 「私もー!」


 そういうと彼女たちの手元にタライ、ボタン、爆破とそれぞれ書かれた赤いスイッチが現れた。


 「「「ポチっとな!」」」


 3人がボタンを押した。


 「今夜は宴――バス!?」【吐血】

 

 国王の頭上にタライが落ちた吐血する国王。


 「えっ!? なに――グバラ!?」【吐血】

 

 後方に現れた吊るした丸太が国王の背中に直撃。


 「グボラ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!??????」【大爆発】


 国王が大爆発した。


 「ええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!!!!!!!!??????? 何やってるのお前ら!!!!!!!!!??????」

 

掴みのネタはどうやね

毎日投稿予定文章量は言うまでもなし

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