スターベーション☆アンド☆サルベーション
やっぱ暴力はよくないわよね!
/(=╹x╹=)\ (すーぐそうやってトレンドに乗ろうとする)
/(=╹x╹=)\ (ところで久しぶりだな。順調にエタっているようだったが)
ちょっと飽きたからほったらかしにしといただけよ! 人聞きの悪いこと言わないで!
/(=╹x╹=)\ (そうか。じゃあ問題ないな)
ところで、今こそ幻想魔法少女ブレイン★ウォッシュの出番だと思うの!
/(=╹x╹=)\ (なぜだ)
お忘れかしら? 幻想魔法少女ブレイン★ウォッシュの必殺技を……
/(=╹x╹=)\ (そういえば)
/(=╹x╹=)\ (説明しよう!)
/(=╹x╹=)\
(幻想魔法少女ブレイン★ウォッシュは、月から送られるダークサイド・オブ・ザ・ムーンエネジーをミラクルパワーに変えて魔法を使う。必殺技ブレイン★ウォッシュ★サージェリーは、相手の脳内で特定の神経伝達物質俗に言う脳内ホルモンに影響を及ぼし、その人の思考や性格を大きく変えてしまうのだ!)
ほらね! 非暴力の平和的解決手段じゃない!
あの国民的人気者が暴行の容疑で炎上してる今、幻想魔法少女ブレイン★ウォッシュの知名度を上げる絶好のチャンス!
/(=╹x╹=)\ (なるほど。動機はともあれやる気になるのはいいことだ)
じゃ、さっそく悪を倒しに行くわよ!
/(=╹x╹=)\ (レッツゴー)
ピンポーン♪
(´∀`*)「あっ愛ちゃん!」
ゆいちゃん。お兄ちゃんの引きこもり具合はどう?
(´∀`*)「うん! このごろね、ゆいだけはお部屋に入れてくれるようになったの!」
/(=╹x╹=)\(ほう。進歩したな。前回宇宙に行って何か思うところでもあったか)
(*´ω`*)「まだお部屋からは出てこないけど……、いつかきっと……」
大丈夫! 幻想魔法少女ブレイン★ウォッシュがてっとり早くなんとかしてあげる!
∑(*‘ω’*)「ええっ!?」
引きこもりは悪! 殲滅よ!
(`・ω・´)「ま、待って愛ちゃん! お兄ちゃんに乱暴なことは……」
だぁいじょおぶ!! 幻想魔法少女ブレイン★ウォッシュには、非暴力的解決手段があるの!
(´・д・`)「そ、そうなの……?」
じゃあさっそく! ゆいちゃん、部屋のドアを開けさせて!
( ´・ω・)「う、うん……。お兄ちゃんのためなんだよね?」
っていうか正義のためよ!
(*´ω`*)「……お兄ちゃ~ん。ゆいだよ。開けて」
健児【…………】
ガチャッ
+..。*゜+ブレイン★ウォッシュ★サージェリー!!.。*゜+.*.。
どおおおおおおおんんんん!!!
キュルリッララララ~~~ピュルリラララ~~~~~~
健児【う、うわああああっ!】
(*>д<*)「お兄ちゃん!」
】(((((((((((((。・ω・)っ 「おっ。ゆい、元気か」
∑(*‘ω’*)「えっ!? お、お兄ちゃんが部屋から出て……!」
(`・ω・´)「ゆい! せっかくの日曜なのに家にこもってちゃよくないぞ!」
(´;д;`)「お、お兄ちゃんがそんなこと言うなんて……」
(´・∀・`)「そうだ! バーベキューに行こう!」
o(・ω・ヽ)(/・ω・)o))))))) 「さあ行くぞ!」「お兄ちゃん……!」
よかったわね!
/(=╹x╹=)\ (暴力を使わずに解決したな)
じゃ、次に行くわよ!
■_ヾ(・・#)カチカチカチカチ
デマツイを善意で拡散する人だわ
なんかいろいろ不安でしょうがないのよね!
よーし! モノアミン類を根こそぎまとめて減少させちゃうわ!
+..。*゜+ブレイン★ウォッシュ★サージェリー!!.。*゜+.*.。
どおおおおおおおんんんん!!!
キュルリッララララ~~~ピュルリラララ~~~~~~
■_(- -#)「これは悪の組織が俺だけに見せているフェイクニュースかも……。陰謀……?そもそもこの世界そのものが実在しない虚構なんじゃないかそれに気づいた俺は組織に命を狙われて」
ほーら! 思慮深い人になったわね! 非暴力的手段で解決よ! 次!
ヾ(¥∀¥;ヾ)($Д$)♪ヾ(¥∀¥;ヾ)($Д$)♪♪
出たわね! 金のことしか頭にない権力者たち!
ヽ(`Д´#)ノ; \(*`∧´)/; 「許せない! 炎上! 炎上! また炎上!」
あ! 味方してくれるのね!?
ヽ(`Д´#)ノ; \(*`∧´)/; 「でも本当はちょっと羨ましい!!」
チッ。あんたたちは下がってて!
/(=╹x╹=)\ (金しか頭にない奴が勝者になれてしまう社会が問題なのでは?)
現状なってるものは仕方ないわ! 殲滅あるのみよ!
+..。*゜+ブレイン★ウォッシュ★サージェリー!!.。*゜+.*.。
どおおおおおおおんんんん!!!
キュルリッララララ~~~ピュルリラララ~~~~~~
ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ;`Д´)ノ
ヽ(`Д´☆ガッ■━⊂(・∀・ ) 彡
どう? 血中のテストステロン濃度を上げて、攻撃的にしてやったわ!
守銭奴ども! 互いに潰し合うがいい!
/(=╹x╹=)\(暴力沙汰になっているようだが)
あたしが直接暴力を振るったわけじゃないから、暴力での解決にはあたらないわ!
/(=╹x╹=)\ (そうか)
さて次は……
(ФДФ)「待て! 魔法少女!」
あ、あんたは! 前に出て来た……
(ФДФ)「フフフ……覚えていてくれたようだな」
/(=╹x╹=)\ (sinner.comサイト管理者。かつて魔法の世界で重要な地位にいたが、コミッティーと意見が合わず、失脚した男!)
(ФДФ)「だがその正体は!」
‹‹(ФωФ )/››‹‹( Ф)/›› ‹‹( ФωФ)/››
■□■□「誰もが知る、あの国民的ヒーロー!!」(モザイク処理)
■□■□「魔法少女。お前のしている事は本当に正義か?」
正義なんて相対的なもんでしょ
■□■□「なるほど。思考の柔軟な平成生まれ魔法少女というわけか」
■□■□「だが己の信じる絶対的正義なくして、正義の味方が務まるのか?」
絶対的正義なんてあるわけないじゃない。勝者の理屈=正義よ!
■□■□「それはどうかな?」
(=^・ω・^=)「ニャーン」
■□■□「おっとこれはお腹を空かせたネコチャン」
(*。・ω・)っ@「よしよし。そらお食べ」
@((=^・ω・^=))「ニャーン モグモグモグ」
……何してるの?
■□■□「魔法少女よ。これが私の信じる絶対的正義だ」
…………?
■□■□
「飢えた者を救う、それがかつて私の役割だった。しかし時代の流れそして高度経済成長と共に、『飢え』は忘れられていった。そして私の暴力行為だけが取り沙汰されるようになったのだ……」
ヒーロー……。
■□■□
「もはや私は時代遅れのヒーローなのだ。老兵は去りゆき、お前のような次世代ヒーローに希望を託すべきかもしれん。幻想魔法少女ブレイン★ウォッシュよ、お前にその覚悟があるなら、私は引退して国民的ヒーローの座をお前に譲ろう」
え……っ!? そ、そんな……。でも……。
??「お腹がすいたなぁ……」
■□■□「!?」
/(=╹x╹=)\(誰だ?)
(*・ω・*) 「たまにはお寿司とか食べたいなぁ……」
( ´・ω・)「でも節約して2000万円貯めなきゃ」
(´・д・`)「食費は一月一万円でおさえないと」
(ヽ´ω`) 「カップ麺より袋ラーメンの方が低コスト」
(*>∀<*)「今日は誕生日だから贅沢してモヤシを入れよう」
(´;д;`)「でも……お腹にたまらないよう!」
(# `Д´) 「栄養が足りないよう!」
(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)「「「お腹が空いたよう!!」」」
あ、あなたたちは!!
/(=╹x╹=)\ (氷河期世代!!)
■□■□「…………」
ヒーロー。引退にはまだ早いわ。再びあなたの時代がやってきたのよ
■□■□ 「そのようだな……」
\( ̄十 ̄)/「さあ……。飢えた子らよ、来い。私が力を与えてやろう……」
=ε=ε=ε=ε=┌(`;@@)┘┌(`;@@)┘┌(`;@@)┘「わああああー!!」
■□■□「ヒィギャアアアァァァ!!」
ブシュ!バシュ! シュバァァァ!!
■□■□「グゥギイイイイィィ!!」
ブシュウゥゥゥウゥ!! ズバドバァァァ!!
■□■□「ハァァギィィイアアア!イア!イア!」
バキィ! ボリィ!! グッチャグッチャグッチャ
/(=╹x╹=)\ (こ、これは……)
なんて惨い……。正義のためにここまで……
/(=╹x╹=)\ (なるほど。国民的人気もうなずける)
私の負けね。まだまだ正義の味方として未熟だった
修行して、出直すことにするわ
/(=╹x╹=)\ (そうだな)
これからも気が向いた時に頑張るから、みんな応援よろしくね!
★せんでん★/(=╹x╹=)\
あの国民的ヒーローについての雑文はこちら
https://ncode.syosetu.com/n1992eg/




