表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/152

8 眼科(後編)

 わたしは、眼科でもらった薬を早速猫にあげてみることにした。

 まずは、いつものごはんであるドライフードのカリカリと一緒に食べられるように、錠剤をカリカリに混ぜることにした。たった一粒だが、いつものカリカリより大きい。大丈夫かと見守っていると、猫は、あっけなくカリカリと一緒に食べてしまった。

 なんだ、簡単じゃないか。

 わたしは安心して、朝夕の二回、錠剤を食べさせた。

 だが、後で病院の先生に聞いたところ、錠剤を食べる猫はあまりいないのだそうだ。鰹節の匂いがついているとはいえ、錠剤は硬いし大きめなので、猫は食べないのだそうだ。だいたいは、粉薬を選択するようだ。病院の先生は、ウチの子(猫)の食べっぷりに驚いていた。

 ウチの子が、食欲魔神で良かった、と初めて思った。ウチの子は、とにかく何でも食べようと貪欲だ。それが良いことへ向かうとは。薬をカリカリに混ぜ忘れても、薬一粒だけでも食べるウチの子。偉い!

 これで少しでも猫の病気の症状が治まれば良いなぁ。それと、薬の値段がもう少し下がらないかな。五ヶ月分が二万円弱。ん?一ヶ月で四千円だから、そこまで高くないのだろうか。

 しかし、一生飲むことを考えると、やっぱり高いと思う。


挿絵(By みてみん)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ