表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/152

24 フランスパン

 わたしは、フランスパンを食べていた。

 するとそこへ猫がやって来た。猫はフランスパンを見て、凄い勢いでわたしに駆け寄って来た。フランスパンを食べたいらしい。

 猫はわたしの体に爪を立て登って来た。


 痛い、痛い!


 わたしのそんな様子にも猫はお構い無しだ。爪を出した手でフランスパンを捕ろうとする。既にわたしの肩まで登ってきている。そしてわたしの口の匂いを嗅ぐ。わたしはフランスパンを口一杯に頬被り、むぐむぐしている。そしてわたしは次のフランスパンへと手を伸ばす。猫はそれをじっと見ている。わたしがフランスパンを口に運んだ時、猫は動いた。わたしと一緒にフランスパンに噛みついたのだ。しかし、フランスパンが固かったようだ。猫は噛みきることが出来なかった。わたしは、空いている手で、猫を引き剥がしにかかった。しかし猫はフランスパンに噛みついたまま離れようとしない。なんとかフランスパンから猫を引き剥がした時には、猫の口に噛みちぎられたフランスパンがあった。


 そこまでして食べたかったのか……。


挿絵(By みてみん)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ