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15 ベッドメイキング

 わたしがベッドメイキングをしていると猫がやってきた。羽毛掛け布団のカバーを変えている時猫はベッドに上がってくる。カバーの四隅には紐がついていて、掛け布団に結びつけていくのだ。しかし猫はその紐が気になるらしい。

 わたしが紐を結んでいると紐の目の前にやってきて食い入るように見ている。そして手を出す。終いには紐に噛みつく。当然わたしの作業も中断する。仕方なくわたしは、ベッドから立ち上がり別の部屋へ移動する。しばらく猫を放っておくためだ。しかしなぜか猫はそんなわたしについてくる。掛け布団カバーの紐は飽きたのかと、わたしは再びベッドメイキングを開始する。しかしそこでまた猫の邪魔が入る。

 いったい猫は何がしたいのか?

 猫を一人(一匹)にすると、わたしについてくる。わたしがベッドメイキングをすると邪魔しにくる。

 あぁ、そうか。遊びたいわけか。

 でも、頼むからベッドメイキングの後にしてくれないだろうか。このままでは、いつまでも寝る準備が出来ない。しかし猫もわたしにまとわりついて離れない。わたしは諦めて猫の遊びに付き合う。

 わたしはいつ眠れるのだろうか。


挿絵(By みてみん)


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