わたしが昼寝をするためにベッドに横になって少ししてからだった。ケージで寝ていたはずの猫がわたしのところへやって来た。そして鳴く。
「くぅ」
これはごはんの催促だ。目を開けてはいけない。見つかったら執拗にごはんの催促をされるだろう。わたしは寝たふりをした。
随分と静かだ。猫は諦めただろうか?わたしはそっと目を開けてみた。すると猫は、段ボール箱で爪とぎを始めた。
あぁ、気づかれてしまったのか。うるさくて眠れない。猫はわたしの方を見て爪とぎをしている。確信犯だ。わたしは仕方なくベッドから降りてキッチンへ向かう。猫はわたしを追い越してキッチンで待っている。
まったく、ウチの子(猫)には敵わない。
