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親知らず
田守優子は私の親友。ちょっと変わっているが、悪い子ではない。
待ちに待った旅行の日がやって来た。
しかし、その日の私のテンションはがた落ち。
親知らずが朝から痛み始めたのだ。
優子に悪いと思い、何も言わずにいた。
列車の中でずっと痛みに堪えていると、
「どうしたの? 元気ないね? お腹空いてるの? これでも食べなよ」
さきいかや堅焼き煎餅、板チョコを差し出す優子。
全て私の大好物なので嬉しくて涙が出そうだが、今は無理。
田守優子は私の親友。ちょっと変わっているが、悪い子ではない。
待ちに待った旅行の日がやって来た。
しかし、その日の私のテンションはがた落ち。
親知らずが朝から痛み始めたのだ。
優子に悪いと思い、何も言わずにいた。
列車の中でずっと痛みに堪えていると、
「どうしたの? 元気ないね? お腹空いてるの? これでも食べなよ」
さきいかや堅焼き煎餅、板チョコを差し出す優子。
全て私の大好物なので嬉しくて涙が出そうだが、今は無理。
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