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交番
田守優子は私の親友。独特な子だ。
その優子と出かけた。
私が食事を奢ったお礼だと言うので、少し期待している。
だが、向かっているうちに場所がわからなくなったらしく、携帯のナビシステムを見ながら行ったり来たりし始めた。
「あそこの交番で訊いた方がいいんじゃないの?」
私が提案すると、
「そうだね」
優子はおまわりさんに歩み寄り、
「申し訳ありません、このナビの使い方がわからないんですけど……」
私は思わず逃げ出した。
田守優子は私の親友。独特な子だ。
その優子と出かけた。
私が食事を奢ったお礼だと言うので、少し期待している。
だが、向かっているうちに場所がわからなくなったらしく、携帯のナビシステムを見ながら行ったり来たりし始めた。
「あそこの交番で訊いた方がいいんじゃないの?」
私が提案すると、
「そうだね」
優子はおまわりさんに歩み寄り、
「申し訳ありません、このナビの使い方がわからないんですけど……」
私は思わず逃げ出した。
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