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運動会
田守優子は私の親友。独特だが、悪い子ではない。
予約していた旅行のチケットが送られて来たので、優子と会った。
「あんたの会社、運動会あるの?」
毎年訊かれる質問だ。
「ないよ。去年も訊かれたよ」
「あれ? そうだっけ?」
真顔で驚く優子。疲れる。
「ウチの会社、毎年盛大にするのよね。でも、今年は不参加にしたの」
「どうして?」
優子はいつも張り切っていたのに。
「だってパン食い競走がなくなったんだもん」
ああ、そう……。
田守優子は私の親友。独特だが、悪い子ではない。
予約していた旅行のチケットが送られて来たので、優子と会った。
「あんたの会社、運動会あるの?」
毎年訊かれる質問だ。
「ないよ。去年も訊かれたよ」
「あれ? そうだっけ?」
真顔で驚く優子。疲れる。
「ウチの会社、毎年盛大にするのよね。でも、今年は不参加にしたの」
「どうして?」
優子はいつも張り切っていたのに。
「だってパン食い競走がなくなったんだもん」
ああ、そう……。
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