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ひとり飯
「もしもし、母さん」
「何だい、おまえかい。どうしたんだい?」
「今月金欠で今日もひとり飯なんだ。お金を振り込んでくれよ」
「いつの間に漫才師になったんだい?」
「違うよ、ひとり飯だよ」
「ピン芸人の?」
「違うって! ひとり飯だよ」
「あれは名作だよね。未完なのが残念だね」
「火の鳥じゃないよ! いいから、お金を振り込んでくれよ」
「私を騙そうとしてもダメだよ。あんた、振り込め詐欺だろ?」
息子は呆れて断食したそうな。
「もしもし、母さん」
「何だい、おまえかい。どうしたんだい?」
「今月金欠で今日もひとり飯なんだ。お金を振り込んでくれよ」
「いつの間に漫才師になったんだい?」
「違うよ、ひとり飯だよ」
「ピン芸人の?」
「違うって! ひとり飯だよ」
「あれは名作だよね。未完なのが残念だね」
「火の鳥じゃないよ! いいから、お金を振り込んでくれよ」
「私を騙そうとしてもダメだよ。あんた、振り込め詐欺だろ?」
息子は呆れて断食したそうな。
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