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落語
田守優子は私の親友。かなり独特な子だ。
その優子と一緒に寄席に落語を観に行った。
生で見聞きする落語は想像以上に面白いはずだった。
しかし、それ以上に優子のリアクションが面白くて、落語の内容が全然頭に入って来ない。
結局私は落語を聞かずに優子をずっと観ていた。
「面白かったね」
涙を拭いながら言う優子。
「本当に」
私も涙を流す程笑ってしまった。
ふと見ると、落語家が恨めしそうに優子を睨んでいる気がした。
まさかね。
田守優子は私の親友。かなり独特な子だ。
その優子と一緒に寄席に落語を観に行った。
生で見聞きする落語は想像以上に面白いはずだった。
しかし、それ以上に優子のリアクションが面白くて、落語の内容が全然頭に入って来ない。
結局私は落語を聞かずに優子をずっと観ていた。
「面白かったね」
涙を拭いながら言う優子。
「本当に」
私も涙を流す程笑ってしまった。
ふと見ると、落語家が恨めしそうに優子を睨んでいる気がした。
まさかね。
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