新たな出会い~壁という名のG~
ふぅ、飛行機の待ち時間とかで書けました
明日もできたらいいですね
二人は店通りをゆっくりと歩いていた。
それは端からみたらカップルがデートでもしているかのようだ。
セイナは少し意識しているようだが、トーヤが全く意識していないのを見て軽くため息をついた。
「あ、そうだ。セイナのステータスって俺は見ることができるのか?」
「え、えっとですね、これでいいですか?」
名前 セイナ
職業 回復師
レベル 1 次のレベルまで10
ステータス
最大HP 12 最大MP 24
攻撃力 3 防御力 4(+2)
魔力 25 魔防力 12
素早さ 6(+1) 運 5
固有スキル
環境耐性・阿呆
使用可能スキル
スモールヒール(消費MP2)
装備
右手 なし
左手 なし
上衣 布の服(防御+1)
下衣 布のズボン(防御+1)
頭部 なし
足 皮のくつ(素早さ+1)
(ふむ、レベル1だしこんなもんだよな。いや、問題はそこじゃなくてーーー)
「セイナ、この固有スキルはなんだ?」
「やっぱ気になりますよね......それはですね、真夏日でも、真冬日でも、嵐が吹き荒れようとも、なんの問題もなく生活ができるんです」
「......すごいんだろうが、名前がな......」
「...わたしも気にしてるんでそれ以上は...」
少し気まずくなり、歩くペースが落ちる二人。
そしてそんな二人の目の前に真っ黒の鎧をまとった怪しすぎる男が立ちふさがった。
「君たち!二人とも後衛職だよね?なら、僕のような前衛ブロッカーがほしくないかい?」
「セイナ無視するぞ」
「はい、もちろんです」
「あのー、そう言う話ってさ、本人の目の前でやっちゃいけないやつじゃない?」
「「......」」
そしてそのまま男の横を通りすぎる二人。
男は慌てて二人を追う。
「無視しないでよ、頼むからさー」
「「......」」
「え?やっぱ無視?いいのか?そんなことしていいのか?こうなったら奥の手を使うぞ?」
「「......」」
二人を歩調を速めた。
(俺の本能が言っている。こいつに関わるな!と)
(トーヤさん、私でもなんとなくわかります。この人はめんどくさい人です。たぶん)
「いいんだな?じゃあ、泣くぞ?」
「「っ!!??」」
二人はでかかった言葉を飲み込んだ。
「いいのか?俺が泣いたらどうなるかわかってるのか?」
「「......」」
二人はいまだに沈黙を貫いている。
「いいか?俺が泣くとな......引くぞ」
「「はい?」」
「やっと返事したくれましたね!」
二人はしまった!といった顔をする。
「まぁ、特別に説明しますよ。俺はもうすぐ30だ。そんな男が脇目もふらずに泣いたらどうなる?周囲は引くぞ。かなり、引くぞ」
「...だろうな」
トーヤは諦めて言葉を返した。
「そしてその飛び火はどこにいく?一番近くの人間にだ。だから、ここで俺が泣くとお前らにも飛ぶのさ。そしてそんなお前たちをな周囲は『なんとかしろ』とか、『こちらを巻き込むなよ』といった目でみてくる。さぁ、どうする?」
「ど、どうします?もうすでに周りの視線が......」
「よし、逃げよーーー」
「逃げようなんて思わないほうがいいよ。なんてったって僕の職業は『はぐれメ○ル』だからね」
「な...んだ...と?」
「 トーヤさん、はぐれメ○ルってなんですか?」
男の言葉にトーヤは数歩、後ずさる。
また、セイナはわけもわからずきょとんとしている。
「そ、それは本当なのか?」
「あぁ、勿論。だがね、少しだけ違う部分がある」
「違う、というと?」
「まず、なぜかHPが高く、防御が低い」
「それだったら、普通の盾だな」
そしてトーヤは立ち去ろうとする。
それを男はすさまじいスピードで食い止める。
「っ!?」
「素早さには、自信がある。第一、その弱点も貰ったこの鎧のおかげで問題ない」
「...ほう」
「次に、攻撃力は勿論、魔力も低い。だから完全なる壁に徹することができる!」
「......なるほどな」
「最後に!この黒い光沢のある鎧を着なくてはならない!そして、この鎧には羽根だってついている。まだとべないがな」
「羽根、ねぇ」
そこでトーヤは考えた。
(ん?防御が低くてHPが高い。そして素早い。黒くて、羽根がある。まだとべない。......もしかして、こいつ......)
「お、おい。お前職業を確認してみろ」
「ん?なんか知らんが分かった」
そして確認する男。
「あれ? はぐれメ○ルじゃないわ。はぐれGになってるわ」
(よし、関わるの止めよう)
「セイナ、逃げるぞ」
「??はい、わかりました」
セイナは理解しないまま男から逃げ出した。
うーむ、これからGさんをどんなキャラにしよう...