表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
運に極振りしたら大変なことになりました  作者:
第一章~異世界の日常~
7/42

スライムの核

 ギルドを後にした二人は、資金確保のため、アイテム屋におとずれた。


「いらっしゃい。何の用だい?」


 そこにはふくよかな男性が座っていた。


「これを売りたいんだが...」


 トーヤは『スライムの核』を一つ取り出した。


「うん?!こ、これは!?」


 すると男性は驚き、立ち上がった。


「お客さん!これはまさか『スライムの核』かい?」

「あぁ。みての通りだ。なんだ、売れないのか」

「いやいや、とんでもない!これのドロップ率は0.1%以下といわれてるんだ。知らないのか?」

「あぁ。なにぶんさっき冒険者になったばかりだからな。てかそんな低いのか?俺けっこう持ってるぞ」


 トーヤは20個ほどのスライムの核を取り出した。


「あ、ありえん。兄ちゃん、知ってるかい?こいつのドロップ方法を」

「知らん。倒したら稀に落ちるだけじゃないのか?」

「大抵のアイテムはそうだがこいつは違う。こいつはな『急所を一撃で突いたときのみ』ドロップするんだよ。しかも、スライムの急所はそれぞれ違う場所にあってな。狙ってドロップできないんだよ」

「そうか、だからドロップ率が低いんだな」

「ん?あぁ、違う違う。それはあくまでもドロップ率だ。急所に一撃というのもいれたら0がもう10~20くらいつくだろうな」

「......まじ?」

「マジだ。だからこの道30年の俺も初めて見た。しかも、一気にこんな数。ありえないな」

「...ちなみに、これ一個でいくらぐらい?」

「この店三つ分、ってとこだな。だからそいつはここでは買い取れないすまんな」

「......トーヤさん、なにしたんですか?」


 ここで今まで黙っていたセイナが口を開いた。


「いや、適当にバーン、って」

「「.........はい?」」

「だから、こいつでバーン、ってやっただけだ」

「「.........はい?」」


 トーヤはハンドガンを取りだし見せる。

 男性もセイナも少し時が止まった。


「はぁ、もういいです。聞くだけ無駄な気がします」

「兄ちゃん狙撃手ガンナーかい?」

「そうだが、なんだ?」

「じゃあ、そいつで弾を作ったらどうだ?」

「これで作れるのか?」

「魔物の素材はけっこういいものになるんだよ。特にそいつはな。たしか『核爆発弾かくばくはつだん』だったかな?かなり強力な弾だ」

「ずいぶんと物騒な名前の弾だな」

「そ、それって危なくないですか?」


 セイナの問いに男性は笑いながら、


「あぁ、大丈夫だ。着弾時に小規模爆発を起こすだけらしいからな」

「そうか、なら安心だな。で、こいつを弾にしてくれる店はどこにある?」

「ちょっと待ってな。今地図と紹介状を書いてやる


 そして男性は地図と紹介状を書いてくれた。


「すまんな。助かる」

「いやいや、いいものを見せて貰った礼だよ」

「あ、ありがとうございました」


 二人は礼を言い、アイテム屋を後にした。

私は今年から新社会人になるわけでありまして

故に、本日から東京へと行きます


入社は6日なのですが、準備等がありますので

本当に不定期となりそうです


それでも!更新は頑張ります!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ