最初の街にて
ふぅ。たまっていたんでこのペースです
普段は無理です、絶対に無理です
あ、とりあえず今日中にもう、一話更新しますね
「......なぁ、セイナ」
「......言いたいことはなんとなくわかりますが、なんでしょうか?」
二人ら街の前まで来ていた。
そこで二人が目にしたのは、
「Zzz...Zzz...」
鎧を着て、寝ている青年だった。
その青年の傍らには、それなりに使い込まれた槍が置いてある。
「......こいつ、この街の警備員か?」
「......たぶんそうだと思います。警備をしているようには見えませんが」
「とりあえず通るか」
「ですね」
二人が青年の横を通ろうとしたその時、
「...あ?ちっ、こんな時間に旅人かよ、おい、お前ら何のようだ?返答次第じゃ...牢屋行きだな」
その青年が目を覚ましたのだ。
「見てのとおり、ただの旅人だ。旅の途中で来ただけだ」
「わ、わたひも同じです」
「...怪しいな」
そう呟くと青年はトランシーバーのようなものを取り出した。
「こちらヒース、怪しげな二人組を発見。隊長、来てください」
「きたぞい」
いつの間にか青年のとなりに老人が立っていた。
「なっ!いつのまに...」
「フォッ、フォッ、フォッ。いつじゃろうな」
「隊長、とりあえずまかせました。俺は向こうの方の警備に行きますね」
そういうと青年は死角になりそうな場所に歩きはじめた。
「あ、そういえばあいつ、 ここで寝てたけど。その辺はいいのか?」
「!!??」
トーヤの言葉にびくっ、とする青年。
「気にするでない。あとでお仕置きは決定しておる」
隊長と呼ばれた老人の言葉を聞き、変な汗をだす青年。
「そうか。で、俺たちはどうすればいい?」
「そうじゃのう...ふむふむ、特に問題はなさそうじゃな。通ってよいぞ」
「そうか、あと宿の場所を教えてくれないか?」
「そうじゃな、ヒース!案内してやれ!」
「はぁ!?なんで俺が!?」
老人の言葉につっかかる青年。
「ヒースよ、お仕置きのことなんじゃが...案内するっていうなら軽減させてやってもいいぞい
「こっちだ!ついてこい!」
老人の言葉を聞き、手のひらを返す青年。
「たくっ、調子のいいやつだな。行くぞセイナ」
「は、はい!」
二人は青年の後に着いていった。
「ここが宿だ。じゃあな」
大きな建物の前まで来ると青年は立ち去っていった。
「さて、今日は泊まって街の探索は明日だな」
「はい!あ、お金はどうしますか?私もってないんですけど...」
「ん?あぁ、大丈夫だ。ある程度持ってる
「えっと、すみません...」
「気にするな。仲間なんだ。遠慮するな」
「仲間......仲間......そうですよね!仲間ですもんね!」
セイナは顔を赤くしながらそう言った。
「じゃあ、入るぞ」
「はい!」
二人は二人同じ部屋を取り、ベッドにそのまま倒れこみ、眠りついた。