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運に極振りしたら大変なことになりました  作者:
第一章~異世界の日常~
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2/42

冒険の始まり

本日二回目!!





はぁ、このペースが続けばいいけど

 トーヤは真っ直ぐ、ひたすら歩いた。

 先が真っ暗な道を、ただ、ひたすら真っ直ぐ。


「さてと、俺の選択が吉とでるか、凶とでるか。まぁ、少なくともあっちよりはましだろうな」


 しばらく歩くと光が見えてきた。

 ゴールが見えたことに安堵し、小さいため息をついた。


「ふぅ。やけに長かったな」


 確かに一本道にしては長かったが、歩いたのは2kmほどである。それを遠矢は30分以上もかけてあるいたのである。トーヤは日頃動いてなかった分、体力が皆無なのである。


「ゴール、っと。ん?なんだここ?森か?また面倒なとこに来たな。街にとばせよな。あのガキ」


 すると、草むらがガサガサっと動いた。


「む?魔物か?」


 草むらから赤色の液体状の魔物がでてきた。


「これはスライムってやつか?とりあえず攻撃するか。......てか、スライムに銃弾って効くのか?まぁいい」


 トーヤはハンドガンを構え、適当に一発撃った。

 弾は見事スライムに当たり、そのまま消滅した。


「ふむ、スライムだしこんなもんか。ん?なんだあれは」


 スライムがいた場所が光っているのに気づき、トーヤは近づき光っていた物体と小袋を拾った。


「えっと、このアイテム情報はなになに、『スライムの核』か、なんだ。ただのドロップアイテムか」


 トーヤはそれを袋に閉まった。


「これは、金か」


 トーヤは小袋に二枚だ入っている銅貨をみてそう呟き、金のストレージに入れて金額をみた。


「えっと、2Gね。まぁ、こんなもんか。経験値は2しか貰えなかったな。まぁ、スライムだし。気にしなくてもいいか」


 遠矢はレベルを上げるべく、魔物を探す事にした。





 一時間後



「ふぅ、とりあえずこんなもんか」


名前 トーヤ

職業 狙撃手ガンナー

レベル 4       次のレベルまで 132

ステータス

最大HP 35      最大MP   35

攻撃力 14(+5)   防御力 14(+2)

魔力  14      魔防力 14

素早さ 14(+1)  運   20044


固有スキル

必中

使用可能スキル

二連撃ち(消費MP3)


装備

右手 ハンドガン(攻撃+5)

左手 なし

上衣 布の服(防御+1)

下衣 布のズボン(防御+1)

頭部 なし

足  皮のくつ(素早さ+1)


 トーヤはレベルが上がるとすぐにステータスポイントを運に振っていた。


「さてと、とりあえずこの森でるか」


 トーヤは、レベル上げ時に見つけた出口へと歩き始めた。


「にしても、魔物弱いな。スライムだしな。だけど一発で終わるのか。てか、まだ一発も外してねぇな。固有スキルの必中が関係してんのか?」


 トーヤがそんなことを呟いていると、一匹の魔物が襲いかかってきた。


「おっと!なんだこいつ」


 人形ひとがたの魔物で緑色の肌、背丈は1mほどだ。右手には木でできた棍棒をもっている。


「これはゴブリンってやつかな?」


 トーヤは迷わずにハンドガンを構え、一発放った。

 その弾丸は軌道を変え、ゴブリンの額に命中した。

 ゴブリンは倒れ、そのまま消滅した。


「...今明らかに曲がったな。そのままいっても当たっただろうに。...まさか、運と連動して急所に当たってるのか?」


 ゴブリンがいた場所が光っていたので、トーヤは金とその物体を拾った。


「えーと、これは『ゴブリンの棍棒』か、俺には無縁な武器だな。ん?まてよ、てことは、銃とか弓をもった魔物を倒したらそれが落ちるんじゃね?」


 この時のトーヤは気づいていなかった。戦闘終了時にドロップアイテムがあるのは運が高すぎるのが原因だということに。


「うし、とりあえず街を探すか。なにはともあれそれからだ」


 トーヤは街を探すべく森を出た。




 森を出ると、広大な草原が広がっていた。


「...こりゃ今日中は無理かな?」


 広大な草原をみて、トーヤは深いため息ををついた。


「くそ、魔道師マジシャンになってたら転移ワープ系の魔法使えたのか?もしそうだったら職業ミスったな」


 トーヤは文句を言いつつもゆっくりと少しずつ歩いた。


「ふぅ、休憩したいけどもし魔物が来たら困るしな。てか、魔物の影が全く見えないから大丈夫か?魔物って湧くのか?くっそ、あのガキにもう少し聞いとけばよかったな」


 しばらく歩くと一本の木が立っており、そこには見慣れた赤色の果物がなっていた。


「お!リンゴじゃん!よかったー、腹減ってたんだよなー。む、届かんな。あ、そうだ、こういうときこそ!」


 トーヤはハンドガンをかまえ、適当に一発放った。その弾は曲線を描き、リンゴがなっていた小さな枝ごと撃ち抜いた。


「おお、必中+運は凄まじいな。こりゃかなり使い勝手がいい」


 トーヤはリンゴを一つ手に取り、かじりついた。


「うむ。なかなかうまいな。ここでいったん休憩だな」


 トーヤはリンゴを3つほどたいらげ、寝そべった。


「さて、これからどうするかね」


 トーヤはこれからの事を考えた。


(なにをするにも情報がない。この先に街があるかすらもわからない。つまり、俺が今すべきことは街を探すこと。そこで地図を手に入れて、情報もほしい。新しい武器や防具もほしいから金を稼ぎつつ、街を探すか。そのためにはーーー)


 トーヤはハンドガンを構え、三発放った。

 弾は枝に当たり、落下した。


「食料が必要だな。よかったよかった、リンゴの木があって。でも俺は梨のほうが好きなんだよな。いやいや、贅沢言っちゃダメだよな、うん」


 トーヤはリンゴを拾って、アイテムストレージに入れた。


「よし、出発!...といいたい、ところだがまず睡眠」


 トーヤはリンゴの木に登り、そこで眠り始めた。


「ふう。よかった。寝るためだけに特訓した木登りのスキルがいかされた。では、おやすみ」


 一分もしないうちにトーヤは寝息をたてはじめた。





 目を覚ますと辺りには夜のとばりがおりていた。


「うし、すっきりした。さて、行くか」


 トーヤは木から飛び降り、歩き始めた。

 どこにあるかもわからない街を目指して、トーヤは一歩ずつ確実に。


「あーあ、さすがに一人寂しいな。街についたら仲間を探すか」

「あ、あの!ちょ、ちょっといいですか?

「ん?誰だお前?」


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