作戦開始
登場人物紹介
城谷 瑛司
記憶を失ってしまった、この物語の主人公。
いまいちこの世界のことを理解できずに、ほかの人を心の底から信用しようとしてないが、ともに行動していくうちに徐々に打ち解けてきた。
耳にかかるぐらいの髪の長さで藍色の髪の毛。
春風 瀬奈
この世界でバグを倒し、そしてこの世界から抜け出すことを目的としたICPのリーダー。
気が強く、気に入らないことがあったら、高確率で凌にあたる。
でも、本当は仲間思いのいい人。
髪は肩にかかる程度できれいに切りそろえられた赤毛。
主要武器：M1911A1、ナイフ（複数）
坂本 凌
バカだけどどこか頼れる感じの人。
高確率で瀬奈に痛めつけられる。
・・・やっぱりバカ。
襟にかかるぐらいの長さの灰色の髪。
主要武器：MP5K
高山 雄二
体つきがよく柔道が得意。
柔道をやっているということで力仕事は得意。
意外と料理上手。
瑛司よりも短い黒い髪。
主要武器：DP28軽機関銃
長谷川 怜
無口でクール。冷静な判断をする。
戦うことが結構好き。
方あたりまで伸ばした黒い髪。
セリア・アルクイン
見た目はクールな人だが中身は天然。
上記の五人の中で一番身長が高い。
背中まで伸ばした長い金髪。
主要武器：Intervention
秋宮 由紀
見た目は美少女だけど男の子。
瑛司のルームメイト。
髪を背中まで伸ばしてゴムで止めた黄色い髪。
赤坂
目つきが少し鋭く、どこかの不良的な人。
引き立て役をするかませ犬。
瑛司と凌の間くらいの長さの黒髪。
城谷：「ッ！？」
なんだ、今のは・・・・
城谷：「痛ッ、頭痛が・・・」
それにしても、今のは夢だったんだろうか
城谷：「今のは俺の記憶？」
・・・・だけど俺は誰と話していたんだろう？俺以外は誰もいなかった。声がするだけ・・・・。その声もこもった感じにしか聞こえなかった。
城谷：「あれが記憶だとすると、俺は一応話している奴がいたんだな。どんな奴かわからねェけど」
それに、俺の記憶の中にもちゃんと【仮想現実戦争】というのがあった。つまり、この世界がゲームの世界というのは嘘ってことは断言できないな。
秋宮：「・・・・ん・・・・瑛司。さっきから一人で何言ってるの？」
城谷：「いや、なんでもない。・・・・・起こしてしまったか？」
秋宮：「別にいいよ。瑛司は今からどこかに行くの？まだ9時だけど」
城谷：「あぁ、十時から作戦が始まるんだ。俺はよく分からねェから、早めに作戦本部に行っておこうかと思ってな」
秋宮：「そうなんだ。・・・・僕は今日、特になんもないからまだ寝とくよ」
城谷：「そうか・・・・・じゃあな」
秋宮：「うん、いってらっしゃい」
俺はドアを開けた。そしたら部屋の外には凌が待っていた。
坂本：「なーに、新婚さんみたいな会話してんの、お前ら」
城谷：「いや、別にしてねェよ」
坂本：「そう、怒るなよ。冗談だ。・・・・それより作戦本部行こうぜ」
俺たちは作戦本部の中に入った。
春風：「こら、城谷君。遅いわよ」
城谷：「遅いわよって、作戦開始は十時だろ？それより前に集まる時間なんか決めていたか？」
春風：「決めてないわよ」
城谷：「ならなんで・・・」
春風：「言ってみたかっただけだわ」
城谷：「・・・・そうかよ」
俺は部屋を見渡した。瀬奈、凌、雄二、セリア、長谷川・・・・っと、あと一人知らない男がいた。
？：「ふん、貴様が新入りの城谷という奴か？」
城谷：「そ、そうだけどさ・・・・それ・・・」
その男は俺に質問してくるなり、いきなりショットガンの銃口を俺に向けてきた。
春風：「赤坂君、いきなり銃口を向けるのはやめなさい。・・・・あ、この人は赤坂君。赤坂君はあなたと似たような感じで一部の記憶がないの。だから、下の名前が分からないのよ」
赤坂：「ふん」
城谷：「そうなのか・・・」
春風：「赤坂君が途中で入ってきたけど今回の作戦は、このメンバーで行くわ」
瀬奈は、一呼吸おいて言った。
春風：「時刻10：00より、座標X3075邸宅強襲を行う・・・・作戦開始」
赤坂：「城谷・・・・俺たちがする作戦には貴様のようなひよっこが生き残れるような程甘くはないからな」
城谷：「・・・・そんなもんは十分承知済みだ」
赤坂：「ふん・・・・どうせお前は最初にやられるだろう。覚悟しとくんだな」
城谷：「――――で、」
俺たちは邸宅の敷地内にある気がたくさん生えたところにいる。この邸宅はだいぶ敷地が広く、敷地内には本宅以外に二つほど建物がある。本宅は少し高いところにあって、離れたところに一つ、そこから下に行ったところに一つあって、三つの建物で正三角形を作ってる感じに建てられてある。
城谷：「こうなってしまったわけだ」
瀬奈、凌、雄二、セリア、長谷川、赤坂と一緒にいたんだけど・・・・
セリア：「早速やられちゃったね」
坂本：「早すぎだろ」
長谷川：「・・・・・」
春風：「前にもこの作戦を行ったから、警戒は強くなっているとは思ったけど・・・・」
高山：「スナイパーか」
春風：「そう、以前はスナイパーはいなかったから、少し油断したわ」
セリア：「私に任せてみるといいよ！」
春風：「うん、セリアお願い」
俺たちは敵に見つからないように行動していたんだが、敵にはスナイパーがいて、見つかってしまったようだ。・・・・ちなみに、やられてしまったのはさっきから会話に参加してない・・・・
坂本：「それにしても赤坂の頭をきれいに打ち抜くなんて結構な腕前のスナイパーだな」
・・・・赤坂だ。
春風：「・・・・以前と同じで一番最初にやられたのは赤坂君か」
しかも前回も、一番最初にやられたらしい。
城谷：「ってかよ、大丈夫なのか？見つかっちまったんだろ？」
春風：「大丈夫よ。セリアがいるわ」
城谷：「いや、セリアだから心配なんだが・・・・」
春風：「大丈夫よ。セリアは天然だけど、スナイパーライフルの腕は確かよ」
城谷：「そうな――――」
バコォン キシ（ボルトを引いた音） バコォン キシ バコォン キシ
俺の声を遮るようにセリアがインターベンションの銃声がした。
セリア：「・・・・うん、ここから見えるスナイパーは全員やったよ」
春風：「ありがとう。じゃあ、進むわよ」
城谷：「・・・・マジかよ。すげぇな」
セリア：「ふふん、いつもの私と違うんだからね」
城谷：「・・・いつもの、ということは自分が天然というのは認めてるのか？」
セリア：「ほぇ？・・・いや、違うよ！いつも私はこんな感じだよ！」
城谷：「あぁそうだな。いつものお前はこんな感じにどこか抜けてるよな」
セリア：「うん、そうだよ・・・・って、違うよ！」
春風：「そこの二人。もう少し静かにしなさい」
城谷：「悪い・・・・。なぁ、瀬奈が持ってる武器は何ていうんだ？」
春風：「これ？これはね、M1911A1って奴よ」
城谷：「へぇ・・・・。武器の名前ってちゃんと覚えているもんなんだな」
そのあとにもいろいろ聞いたが瀬奈はM1911A1とナイフを何本か、凌はMP5Kの二丁、セリアはインターベンション、雄二はDP28軽機関銃、長谷川は短刀二本とクナイ、煙玉などなど忍者みたいな武器だった。雄二は主要武器がDP28軽機関銃で、一応ハンドガンとグレネードなどは持っているといってた。セリアはインターベンションだけで、敵がどんなに近くにいようがスナイパーライフルで撃つらしい。・・・どんなけ上手いんだろうか？
春風：「止まって。・・・入口に敵二人、時間は十秒後。セリアお願い。」
セリア：「わかったよー」
城谷：「何が十秒後なんだ？」
坂本：「十秒後に突っ込むってことだよ」
城谷：「突っ込むって正面からか？」
坂本：「そう、正面から」
今、別宅の一つの入り口付近にいる。
春風：「３・・・・・２・・・・１・・・・突撃ッ！」
瀬奈はそういって、敵に向かって駆け出した。それに続くように、凌とかも駆け出す。
城谷：「え？お、おいッ！」
バコォン キシ バコォン キシ
セリア：「よし、全弾命中！」
セリアは喜びの声を上げながら瀬奈たちを追いかけた。
城谷：「・・・・すげぇな、・・・・っと、追いかけないと」
どうも、城本 友城です。
すみません！書くのがおそくなりました。
次回こそは早くかけるようにしたいです。
今回、初めて作戦開始しました。
難しいですね、場所とか周りの様子を文で伝えるのは・・・・
・・・・頑張りたいです。はい。
それより、さらに新キャラが登場しました！赤坂です
・・・・まぁ、セリアのスナイパーの腕前を伝えようとするために、一番最初にやられてしまいました。本編にまだ出てきてませんが、主要武器はショットガンです。
いろいろな設定考えてると、頭がパンクしてしまいそうです。・・・容量増えないかな？
えーと、こんな私ですが、頑張りたいです。いや、頑張ります。
では、読んでくれてる方々よろしくです！
