表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/35

食堂の騒動

瀬奈の後をついて食堂に入ると、入り口の所よりもすごい人だかりが、何かを囲うようにできていた。

 この人だかりの中心には、煙がもうもうと上がっていて何があったのかわからない。

 しばらくして煙が晴れて、二人の人影が見えてきた。片方は男、もう片方は女のようだ。


「・・・・・・」

「・・・・・・」


 二人はにらみ合うように立っている。男のほうは、制服が汁物や醤油なんかで汚れていて、見るからに馬鹿そうな格好――――赤坂だった。もう一人のほうは、制服の上に白衣きた見たことのない人だった。


「なぁ、あの白衣を着た奴って誰だ?」

「彼女は開発班の班長、古都耶ことや 美恵みえよ」

「開発班?武器弾薬班となんか違うのか?」

「違うわよ。開発班は新しい武器なんかを開発するのよ。武器弾薬班は、それをたくさん作る」

「なるほどな」


 瑛司は、瀬奈の説明を聞き終わると古都耶と赤坂のほうを見る。


「てめぇ・・・」

「おーっほっほっほっほ!!無様な格好ですこと」


 古都耶が赤坂の格好を見て、大きく笑う。


「何があったんだ?」

「古都耶さんが赤坂君の食事が乗ったトレイになんか仕掛けたんでしょうね」


 話によると、古都耶はいろいろなものを開発してはICPのメンバーを困らしているようだ。標的はほとんどが赤坂と凌らしいが・・・


「今日という今日はゆるさねぇからな!」


 赤坂は、古都耶に向けて走り出した。


わたくしを捉えるなんて百年早くてよ」


 古都耶は白衣のポケットの中から、怪しげな機械を取り出した。

 

「止めなくていいのか?なんかものすごく危険な感じがするんだが」

「大丈夫よ。私が止めなくても、この騒動は収まるわよ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ