古い匂い 作者: 煮田 掲載日:2026/03/25 いつのものか分からない本をまさぐると、ぼくの肺が古い匂いでいっぱいになる 古い匂いは特に懐かしいわけでもなく、ただ古い なのにどうして、湿っているあの日を思い出すの? いつのものか分からない服を着てみると、ぼくの肺が古い匂いでいっぱいになる 古い匂いは特に懐かしいわけでもなく、ただ古い なのにどうして、火照ったあの日を思い出すの? 腿が少し汗ばんで、そこから腰、お腹と上ってくる 暑さがどうもきもちよくて、きもちわるいあの日を