表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『エッセイ』あまり知られてない英国史における黒人少数派・移住者について解説します

作者: 武士

昔の英国史、つまり、ルネサンス時代とかロマ―帝国時代から遡ると、イギリスには白人ばかりで黒人一人もいないという間違った情報を信じている人は多いかと思うので、事実そのものをはっきりとするために、昔からは黒人が実際に住んでいたことを証明するエッセイを書かせて頂きました。


では、作者が参考にしているのは、この英語版の本である:『ブラック・チューダーズ:語られざる物語』、著者:ミランダ・カウフマン。

リンク先:https://www.amazon.com/Black-Tudors-Untold-Miranda-Kaufmann/dp/1786071843


引用と翻訳:

1.『第二次世界大戦後のカリブ海からの移民以前には英国に黒人コミュニティは存在しなかったという一般的な認識を覆すことを目指している』

―ニューヨーカー


2.『ヨーロッパにおけるアフリカ人とその子孫の存在は、中世にはかつて考えられていたよりもはるかに多様性があったことを発見した学者から最近大きな注目を集めているテーマです。ミランダ・カウフマンの本は、この文献に素晴らしい一冊を加えており、綿密な調査と優れた文章で書かれています。彼女は、驚くほど多くのアフリカ系中世人の話、そして意外な場所での、召使や奴隷としてだけでなく、熟練した商人や有力者としての話を再現することに成功しました。カウフマンの生き生きとした散文は、どんな歴史家も感嘆するほど、綿密で広範囲にわたる文書の確固たる基盤の上に成り立っています』 (- ジョン・ソーントン、ボストン大学アフリカ系アメリカ人研究プログラムおよび大学院研究科長)


3.『第二次世界大戦後のカリブ海からの移民以前には英国に黒人コミュニティは存在しなかったという一般的な認識を覆すため、カウフマンはヘンリー8世の宮廷でトランペットを吹いていたジョン・ブランケや、1592年のペストで2人の子供を失ったロンドンの絹織工リーザナブル・ブラックマンなどの登場人物を登場させる。多くの奴隷は新世界のスペインやポルトガルの領土から逃げ、そこの男たちは全員自由だという噂を聞き、イングランド行きの船に乗り込んだ。ある奴隷はフランシス・ドレイク卿がスペイン人への攻撃のためにアフリカ人を募集するのを手伝った。カウフマンは文化的側面について推測する。ドレイクの船が妊娠中のアフリカ人女性を島に置き去りにしてから30年後、シェイクスピアはキャリバンの母シコラックスを創作した』(--ニューヨーカー誌)


作者の論文に戻る:


確かに、ヨーロッパ史の黒人人口はそんなに立場が上流階級ではなく、そこまで多いという訳でもないことが窺えますね。けど、それでも日本人や日系、東アジアからの移民よりかは北アフリカと西アフリカからの移民とマイノリティー系の方が遥かに数が多い。


このエッセイを書く理由としては、日本アニメや創作はこれまでに、多くのイギリス史にインスパイアされた作品が作られてきましたが、そのどれにも『本格的な黒人キャラ』の登場率は皆無に近い感じ。日本人キャラが白人との交流が描写されてる作品多いなか、黒人だけ仲間外れにされたのは少し可哀想ではあるね。実際に住んでたのに......


例えば:


1・「 黒執事(黒執事)

舞台:ビクトリア朝時代のイギリス(ロンドンと田舎)。


黒人キャラクター:メインキャストは主に白人のヨーロッパ人ですが、一部のストーリーには肌の色が濃いキャラクターや、アグニ(インド人執事)のような外国人キャラクターが登場します。ただし、目立った黒人イギリス人キャラクターは登場しません。


なぜぴったりなのか:ゴシックなロンドン、貴族、執事がたくさんいる」


2.魔法使いの嫁


では、上記の本を読む限りどうやらチューダー時代の英国には黒人の移住者もそれなりにいるようで、スペインやポルトガルから奴隷にされることを避けるために、当時の奴隷制度あまりなかったチューダー時代のイギリスに逃げ込んでいっただけ。まあ、『大西洋奴隷貿易』が始まってから新しいイギリスの王様も黒人奴隷を導入し始めたそうだったが、その前のチューダー時代はなかった。


ロマ帝国時代からも黒人の兵士(ヌビア人?)が雇われイギリスの戦に派遣されたことあった。数そんな多くないけど、実際にいたんだね。


じゃ、最後に注目してもらいたいのはこの情報だ。チャットGPTに頼んで、こういう質問をしてみた:


作者「ビクトリア朝時代の黒人探偵(シャーロック ホームズ時代)は、奴隷制度がすでに廃止された時代である必要があります。そのようなキャラクターを追加するのに適した年の例を教えてください」


チャットGPTより:「まさにその通りです。歴史的正確さについて考えるのはまったく正しいです。黒人のビクトリア朝時代の探偵キャラクターは、奴隷制度が廃止されたイギリス、特にロンドン、リバプール、ブリストルなどの都市で、自由な黒人が生活し、働き、さらには社会で活躍することが現実的であった時代に存在する必要があります」


チャットGPTより「大英帝国で奴隷制度が廃止されたのはいつですか?

1807 年 – 奴隷貿易法 (奴隷の取引は禁止されたが、奴隷制度自体は禁止されなかった)

1833 年 – 奴隷制度廃止法が可決 (大英帝国全域の奴隷のほとんどが解放され、1834 年に発効)

1838 年 – 解放された奴隷の 4 年間の「見習い」期間が終了。この時点から、かつて奴隷だったほとんどの人が本当に自由になった


したがって、ビクトリア朝時代の自由な黒人探偵キャラクターの場合、1838 年以降はいつでも問題ありません。特にロンドンのような大都市ではそうです」


チャットGPTより:

「ヴィクトリア朝時代のイギリスで黒人探偵に最適な時代:

『時代 うまくいく理由 歴史的な雰囲気』

1840 年代~1860 年代 奴隷制度廃止後のイギリス。黒人のヴィクトリア朝の人々は、貿易、芸術、さらには法律の仕事に就くことができました。まだヴィクトリア朝初期なので、スチームパンクや霧のかかったガス灯の雰囲気にぴったりです。初期の列車、都市の成長、ディケンズ時代のロンドン


1870 年代~1890 年代 ヴィクトリア朝黄金時代の絶頂期。シャーロック ホームズ自身は 1887 年に初めて登場しました。黒人コミュニティはロンドンでは小さいながらも現実に存在していました。探偵はホームズのような貴族やスコットランド ヤードに遭遇 (および衝突) する可能性があります。産業革命、切り裂きジャック、紳士クラブ、社会的流動性の向上


1900 年代~1910 厳密にはまだエドワード朝時代 (ヴィクトリア女王は 1901 年に死去) ですが、雰囲気は似ています。初期の鑑識、写真、または心霊術をフィーチャーできます。あなたのキャラクターは、犯罪学や道を見つける探偵の仕事の初期の先駆者になることができます。衰退する帝国、神秘主義、初期のフェミニズム、より明白な人種問題」


またもチャットGPTより:


「歴史的に正確な黒人英国人探偵の正当性:


奴隷制の前後に英国には自由で教育を受けた黒人がいた。その中には次のような人物が含まれる:


イグナティウス・サンチョ (1729–1780): 総選挙で投票した最初の黒人英国人


オラウダ・エクィアノ (1745–1797): 影響力のある反奴隷制回顧録を執筆


メアリー・シーコール (1805–1881): 黒人ジャマイカ人看護師。クリミア戦争に従軍


サミュエル・コールリッジ=テイラー (1875–1912): ヨーロッパ中で称賛された黒人英国人作曲家


なので、1850–1900年の頃には以下のような黒人キャラクターは現実的にも相応しき創作の範囲内で考えられること:


1.英国またはカリブ海で生まれる


2.教育を受けているか、世渡り上手である


3.自営業である (探偵、ジャーナリスト、発明家、薬草学者など)


4.階級差別や人種差別を経験しているが、それでも反撃する知性と機知


キャラクターコンセプトの例

名前: ジェレミア「ジェット」ホーキンス

生誕: 1842年、ロンドン (ジャマイカの奴隷制度廃止論者の息子)

時代設定: 1885年

年齢: 43歳

職業: フリーランスの探偵、元船員から紳士的な捜査官に転身

注目すべき特徴: おしゃれな服装、口の悪い舌、そしてさらに鋭い頭脳。科学、地元の情報提供者、そして時には祖母から受け継いだブードゥーの知識を駆使する。警察からは軽蔑されているが、警察が解決できない事件を解決していることも多い。


今度は作者から:


そういう時代を舞台でも黒人主人公と白人ヒロインの物語を描けることを知っているので、作者はこれからハイファンタジーや異世界ものに挑戦した作品だけでなく、当時の英国にインスパイアされるローファンタジー小説も書きたい意欲が湧いてきました。


なので、構想とコンセプトを固めるために、奴隷制度廃止後の英国にインスパイアされたローファンタジョーなものを書くために、またもアイデアをチャットGPTに頼みました:


作者「ビクトリア朝時代の黒人探偵キャラクターなら、1838 年以降ならいつでも自由に設定できます。それでは、黒人男性と美しいイギリス人女性や少女のペアが小さな隕石の衝突後に特別な異能力を得て、その潜在能力を最大限に発揮するためには常にペアとして親密な関係を保つ必要があるというロー ファンタジー設定のアイデアを 5 つ教えてください。黒人男性とその白人女性の善良なペアが、その力を私利私欲や世界征服のためだけに使おうとする邪悪なペアと戦うストーリーのアイデアを書いてください」


チャットGPTより:


1. 「メテオ ローズ: アルビオンのペアで結ばれた守護者」

舞台: ロンドン、1845年

コンセプト: ヴィクトリア女王の治世初期、ハイド パークの近くに隕石が落下し、「メテオ ローズ」と呼ばれる破片に分裂。男女ペアでその隕石に遭遇した者は、連動した能力を発達させる。1 人が力を与え、もう 1 人が力を導く。


メイン ペア:

マラキ リード – 謎めいた過去を持つ、穏やかで威厳のある黒人書店主。


エレノア ウィットクロフト夫人 – 上流社会にうんざりしている好奇心旺盛で反抗的な貴婦人。

彼らの絆により、彼らは時間停止状態になる。手を触れると、狭い範囲で短時間時間を止めることができる。


悪役ペア:

魅力的な黒人泥棒と冷酷で策略家な公爵夫人。幻覚魔法を使って貴族を強奪し殺害する一方、王位転覆を企む。


フック:

絆で結ばれたペアが長い間離れ離れになると、彼らの力は衰え、魂は腐り始めます。


2. 「フォグハート:流星のささやき」

舞台:エディンバラ、1891年

コンセプト:何世紀も前にハイランド地方に落ちた流星。しかし今、街の地下で破片が再び目覚めた。同期した2人が触れると、2人の感情がつながり、共感の魔法が目覚める。しかし、不一致のペアは「鏡が壊れた」状態になる可能性があり、不安定で危険である。


メインペア:

エズラ・ウォーカー – ロンドンから訪れた黒人ジャズミュージシャン


モイラ・キャンベル – 吃音症と悲劇的な過去を持つ温厚なスコットランドの植物学者

2人の才能は、音楽のハーモニーとハーブを通じて死者と話すことだが、一緒にいるときだけ。


悪役ペア:

感情を操って街を集団ヒステリーに陥れる暴力的な元兵士とその高貴な婚約者。


フック:

エズラとモイラがパワーを使うたびに、お互いの最も深いトラウマが蘇ります。それが二人を壊してしまうこともありますが、二人の距離を縮めることもあります。


3. 「エンバーベール:夜空の恋人たち」

舞台:コーンウォール、1858年

コンセプト:隕石の衝突を目撃したのは、天文観測者とオカルティストだけだった。それは「エンバーベール」、つまり絆のあるカップルの体に光る跡を残した。この跡によって、彼らは自然の要素をコントロールできるが、感情的に同調している場合に限られる。


メインペア:

クワメ・アフォラヤン – ケンブリッジ大学で天文学を学ぶ西アフリカ人


イゾルデ・タムシン – 海と交信する、荒々しいコーンウォールの詩人の娘

エンバーベールによって風と波を操ることができるが、愛、怒り、悲しみといった感情が同調していなければならない。


悪役ペア:

火と灰を使って村を破壊し、絆のあるカップルが支配する新しい帝国を築く有害な夫婦。


フック:

クワメとイゾルデは恋に落ちるかもしれないと恐れているが、同時に、二人の絆が険悪になった場合、いつかその愛が二人を破滅させるかもしれないと恐れている。


作者:


もう決まったアイデアも既に思いついたので、これからはその作品の執筆を頑張っていこうと思います。あまり知られず、歴史から忘れ去られるように消え去った者達の物語にインスパイアされたローファンタジー系の作品をお届けしていきたいと思ってます。なので、投稿完了できたらそっちもお願させて頂きますね、読者の皆様へ。


物語の主役キャラクターは、必ずしも上流階級や中流階級のものばかりがなって良いものだけじゃなくて、底辺から成り上がる人物でもなりますからね。そういう『下剋上の物語』を敬遠する者はきっと体制側からの命令なんでも聞くのが好きな人達だけになると聞いたこともあるのですが、本当なのでしょうか?(別に私利私欲のために体制側や上の者を打倒する話じゃなくて、虐げられてる者を解放するためにだけ立ち上がる話を指すって意味です、『スターウォーズ』みたいの)


日本人の異世界成り上がり話みたいな面白みと同じように、イギリスで成り上がった黒人の物語もライター次第では名作が作れますね。だから、作者はそれに挑戦したいと思います(あくまでもフィクション寄りのローファンタジー版となるので、たとえ奴隷制度廃止って設定があっても100%の正確性を目指してはいないですよ。......ドキュメンタリーじゃなくて歴史にインスパイアされたフィクションですから)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ