表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

序章~ フクシマ編 幼少期──絶望に染まった日々~

はじめまして。

この物語の主人公を務めております、

アラタ(偽名)と申します。


本日、小説「下克上~生保から成り上がる逆転人生」をお手に取っていただき誠にありがとうございます。

私は生まれつきIQが78と非常に低い数値です。


地元を捨て、新天地である大阪や東京、

千葉で出会った仲間達との助言や協力のもと、

この物語を制作しております。


話し言葉になる事が多い私ではございますが、

今後ともよろしくお願い致します。


それでは、本編をどうぞ(*´艸`)うふふ。

私の人生は、最初から終わっていた。

生まれた瞬間から、家庭という名の地獄に放り込まれていた。


母と母の妹──私にとっての叔母は、揃いも揃って私をモノ扱いしていた。

暴言は日常茶飯事。気に入らないことがあれば、平気で手を上げた。

父の前では何もなかったかのように振る舞うくせに、父がいなくなると豹変する。


父に訴えても、「やめろよ」と軽く注意するだけ。

結局、誰も私を守ってはくれなかった。


母の気分次第で、私は投げ飛ばされた。

ある時は、何の前触れもなく腕を掴まれ、そのままドアのガラスに投げつけられ、そのまま地面に叩きつけられた。


「っ……!」


鈍い衝撃が全身に響く。鋭い痛みが広がり、じわじわと熱を感じる。

割れたガラスの破片が床に散らばる音が耳に残った。


でも、泣いたらもっと酷いことになる。

だから、私はただ俯いて「ごめんなさい」と繰り返すしかなかった。


冬のある日、雪が50cmほど積もった頃だった。

母はいつものように機嫌が悪かった。


私は何もしていない。ただ、そこにいた。


なのに、母は突然私の腕を掴み、そのまま玄関の外へ放り出した。


「出ていけ」


バタンッと扉が閉まる音。鍵がかかる音。


寒さが一気に襲ってくる。私は薄い部屋着のままで、靴すら履いていなかった。

足の裏が雪に触れるたびに、ジンジンと痺れるような痛みが走る。


でも、玄関のドアを叩いて助けを求めるわけにはいかなかった。


「……っ」


黙って耐えるしかなかった。


凍える指を擦り合わせ、雪の上に座り込む。

体温がどんどん奪われていく感覚がする。


どれくらい時間が経ったのか分からなかった。


後になって知ったことだけど、私は3時間も外に放置されていたらしい。

命があってよかったねって?

そんなこと、どうでもよかった。


祖父だけが、唯一の味方だった。


父方の祖母は、私が虐待されているのを知っていながら、助けようとはしなかった。

むしろ、「うるさい」と怒鳴ることすらあった。


でも、祖父だけは違った。


誰もいない時に、こっそりドライブに連れ出してくれた。

何をするわけでもなく、ただ車の中で一緒にいるだけ。

それがどれだけ救いだったか、言葉にできない。


でも、祖父も助けられないことを分かっていたんだろう。

ある時、小さな声でこう呟いた。


「……何もしてやれなくて、ごめん」


私は、その言葉に何も返せなかった。

祖父が私を助けられない理由なんて、分かりきっていたから。


幼稚園での孤立──理不尽の始まり


家庭が地獄なら、外の世界はどうなのか。

私は幼稚園に通い始めた。


でも、そこも地獄だった。


最初は、何の疑いもなく「神様とか妖精とか、龍神っているんだよね!」と純粋に話した。

すると、男子たちがニヤニヤしながら「おもちゃで人を殴ってもいいんだよ?」と言ってきた。

私はそれが本当のことだと信じ、その通りにした。


結果、殴り返された。

痛かったし、悔しかったし、何が起こったのか分からなくて、泣きながら先生のところへ行った。


「先生……っ!」


でも、先生は私を見るなり言った。


「なんでそんなことをしたの?」


「○○くんたちが言ってたから……」


「そんなこと言ってませんよね?」


男子たちは平然と嘘をついた。

そして、私だけが叱られた。


それ以降、私は"問題児"になった。


先生たちは私を"ストレス発散の対象"にし始めた。

理不尽な理由で怒鳴られ、誰もいない教室に閉じ込められた。

鍵をかけられたまま放置され、トイレにも行けなかった。

泣くことすら許されなかった。


授業参観の日、私の親は来なかった。

他の子供たちの親は、みんな来ていた。

周りの大人たちは「可哀想に」と呟いた。

同級生たちは「変な子だよね」と笑った。


その日、先生がみんなの前で言った。


「こんな失敗作のような子にならないように!」


「はーい!」


子供たちが元気よく返事をした。


……その時、私は悟った。


私は、ここにいてはいけない存在なのだと。


祖父の崩壊、家族の崩壊


そんな日々を過ごしていたある日、ついに祖父が壊れた。

包丁を振り回し、警察が出動する騒ぎになった。


その結果、家族はバラバラになった。

でも、私はそれを見て、こう思った。


「ああ、ようやく悪夢が軽減される」


そして、心の中で笑った。


私、6歳だったよ?

なのに、もうこんなにも心が黒くなっていた。


変わらぬ虐待、見て見ぬふりをする世界


祖父がいなくなり、私は父・母・弟との4人暮らしになった。

けれど、何も変わらなかった。


母の異常行動が父にバレるようになり、口論することも増えた。

それでも、私への暴力は止まらなかった。


近所の人々は、すべてを知っていた。

でも、誰も助けようとはしなかった。


むしろ、私たち家族を避けた。


虐待される子供は、助けを求める声すら出せない。

なぜなら、それを聞いてくれる人がいないと知っているから。


私は、それを痛いほど知っていた。


そして、すべてを諦めていた。


この世界に、希望なんてない。



---


いかがでしたか?


この実話を通して、

夢や希望が無いと思った、そこのあなた。


この物語は序章の中の序章です(*´艸`)

まだまだ闇の中を彷徨っている描写が多いですが、

御安心ください。未だに光が見えていません(ゑ?


それらは置いておき。


もう暫しの間、私のツブヤキに

お付き合い下さい。お願いしますm(_ _)m


心優しい皆様なら受け止めてくれると思って!!!


さて、この物語を通して、

虐待や育児放棄。さらにはイジメや引きこもりに悩む皆様に、夢や希望を届けられたらと思っています。


それでは、次の話で、

またお会いしましょう。


See you next diary


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ