小学五年生の妹を溺愛している俺は、妹を彼氏と別れさせるため、彼氏の姉の氷の女王と共同戦線を張ることに……!?
「む、宗像さん、好きです! 俺と付き合ってくだ――」
「ごめんなさい」
「そんなあああああ!!!!」
とある放課後。
ふと二階の教室の窓から裏庭を見下ろすと、今日もクラスメイトの宗像さんが、どこぞのモブ男子からの告白を食い気味に一刀両断していた。
これで今月に入ってから何件目だろうか?
「じゃあ私はこれで」
「うおおおおおおおん!!!!」
号泣するモブ男子に一瞥もくれず、宗像さんはスタスタと帰って行った。
流石陰で『氷の女王』と呼ばれているだけはある。
男女問わず魅了する絶世の美貌を誇っていながらも、どんな人間に対しても一貫して氷のように冷たい態度しか取らないその様は、まさに氷の女王そのもの。
まあ、確かに宗像さんは美人だとは思うが、俺は宗像さんより数段可愛い女の子を知っているからな。
宗像さんに告白する男の気持ちは、イマイチわからんな。
まあいい。
そんなことより、一刻も早くマイエンジェルに会うため、俺もさっさと帰らないと。
「ただいまー」
「あ、おかえり、お兄ちゃん!」
「――!」
家に着くなり、マイエンジェルである妹の瑠玖が俺を出迎えてくれた。
嗚呼、瑠玖――!!
「瑠玖~!! 会いたかったぞ瑠玖~!!」
「もー、お兄ちゃん、くすぐったいよー」
瑠玖をギュッと抱きしめ頬擦りする。
嗚呼、今日も瑠玖は何て可愛いんだ――。
くりっとしたお目目にぷにぷにのほっぺ!
まるでお人形さんみたいじゃないか!
瑠玖よりも可愛いものなんて、この世に存在するだろうか? いや、しない!(反語)
「そうだ! ねえねえ聞いてお兄ちゃん!」
「ん? 何だ瑠玖?」
瑠玖はいつもこうやって、学校であったことを逐一俺に報告してくれる。
瑠玖が楽しそうに話している様を眺めている時間は、俺にとって5000兆円くらいの価値があると言っても過言ではない。
「私ね、今日彼氏出来たんだよ!」
「……………………は?」
……………………ん?
……彼氏?
彼氏って言ったか、今?
「え、えーっと瑠玖? 彼氏っていうのは――」
「同じクラスの透哉くんていう男の子なんだけどね! 私前から透哉くんのこと好きだったんだけど、何と今日透哉くんから告白されて、付き合うことになったのー! 私たち両想いだったんだよ! 凄くない!? 明日早速透哉くんとデートなんだー」
「――!!」
そ、そんな……。
瑠玖に、彼氏が……?
しかも前から、その透哉とかいう男を好きだった、だと……?
――う、噓だ。
噓だと言ってくれよ、瑠玖――!!
「ダメだッ!!」
「……え?」
「お、お前はまだ小学五年生なんだぞ!? それなのに彼氏だなんて、俺は絶対に許さないぞッ!」
「っ! な、なんでお兄ちゃんにそんなこと言われなきゃいけないの! 別に今時、小学生で彼氏いるのくらい普通だもん!」
「で、でも、ダメなものはダメなんだッ!」
「そんなの意味わかんないよ! もうお兄ちゃんなんか嫌いッ!」
「っ!!? 瑠玖――!!」
俺の手を振り払って、瑠玖はトテトテと逃げて行ってしまった。
る、瑠玖うううううううう!!!!!!
「ふっふふっふふ~ん」
「…………」
そして一夜明けた朝。
あまりのショックに一睡もできなかった俺は、鼻歌交じりに嬉々として出掛けて行く瑠玖の背中を、コッソリと尾行していた。
クッ、あんなに楽しそうにスキップなんかして……!!
俺と二人でデートした時よりも幸せオーラが出てるじゃないか……!!
「あっ、瑠玖ちゃん、おはよー!」
「おはよう透哉くん! ごめんね、待った?」
「ううん、僕も今来たとこだよ」
――!
その時だった。
瑠玖が同年代くらいの男と合流した。
慌てて茂みの陰に隠れて二人を窺う。
あれが透哉か――!!
確かにイケメンだが、ああいうタイプが一番危険なんだ!
きっと将来は売れないバンドのベースになり、瑠玖からせびった金で違法ドラッグを鼻から吸うに違いない――!
あんなやつと付き合ったら、人生破滅だぞ瑠玖!
お願いだから、目を覚ましてくれ瑠玖――!
「クソッ! よくも私の透哉を……! 絶対に許さないわよ……!!」
「っ!?」
氷のように冷たい声がしたので横を向くと、いつの間にかそこには、一人の女性が鬼のような形相で瑠玖を睨みつけていた。
「む、宗像さん!?」
あろうことかそれは、氷の女王である宗像さんその人であった。
何故宗像さんがここに……!?
それに今、「私の透哉」って言ってなかったか?
「――! 菅野君、何故あなたがここに?」
「あ、いや、俺は、妹についた悪い虫を追い払おうと……」
「妹……!? もしかしてあそこにいる泥棒猫は、菅野君の妹なの!?」
「泥棒猫!? いくら宗像さんでも、瑠玖の悪口は許さないよッ!」
「そっちこそ! 私の宇宙一可愛い弟のことを悪い虫呼ばわりとは、いい度胸じゃないッ!」
「ん? ねえ透哉くん、あっちから何か聞こえない?」
「え、そうかな?」
――!
ヤバい!
瑠玖に尾行してることがバレたら、今度こそ本格的に嫌われてしまう――!
「宗像さん、静かに……!」
「むぐ!?」
俺は宗像さんの口を、手で無理矢理塞いだ。
「ツクツクボウシ! ツクツクボウシ! ツクツクボウシ! ウィンヤー! ウィンヤー! ウィンヤーフウウウウウウウウ!!」
「あ、ただのツクツクボウシだったみたいだね。じゃ、行こっか、透哉くん」
「うん」
ふう、間一髪。
こんなこともあろうかと、ツクツクボウシの声帯模写を練習しておいてよかったぜ。
「モガ! モガガガ!」
「あ、ごめんね宗像さん」
二人が離れたので、宗像さんの口から手を放す。
「もう! 何するのよ! 今からあの女を殺しにいくんだから、邪魔しないで!」
「こ、殺しにって!? そんなの俺が絶対に阻止するよ!」
まさかあの誰にも関心がなさそうな氷の女王が、こんな重度のブラコンだったとは……。
いや、というより、弟しか見ていないからこそ、誰にも関心がないように見えていたのか……?
――そいう意味では、俺たちは似た者同士なのかもしれないな。
そうだ――。
「ねえ宗像さん、俺から一つ、提案があるんだけど」
「提案?」
「ああ。俺も君も、あの二人を別れさせたいという思いは一緒だろ? ――だからここは一つ、共同戦線を張らないかい?」
「――!」
この時、氷の女王の冷たい瞳に、熱い炎が灯るのを、俺は確かに見た。
「なるほど、悪くない提案ね」
「じゃあこれから俺たちはビジネスパートナーってことで、よろしく」
俺は右手を宗像さんに差し出す。
「ええ、よろしく、菅野君。まあ、僅かな間だけでしょうけど」
そう言って宗像さんは、俺の手を握り返してくれた。
よし、これで契約成立だ――。
「そうと決まったら早速二人を追うわよ、菅野君!」
「っ!? む、宗像さん!?」
宗像さんは俺の手を握ったまま駆け出した。
あ、今気付いたけど、宗像さんの手、意外とあったかいな……。
「このお店に透哉くんと来たかったんだー!」
「へえ、可愛いお店だね。まるで瑠玖ちゃんみたいだ」
「えへへ!」
はああああああ!?!?
なんだァ? てめェ……、その歯の浮くような台詞は!?
ホントにお前小学生か!?
こいつ絶対将来は、女に貢がせるだけ貢がせた挙句、最後はその女を奴隷商人に売りつけるタイプだろ!?
二人は赤やピンクのハートがふんだんにあしらわれた、それはそれはファンシーな喫茶店に入って行った。
「ぐぬぬぬぬ……!! あんな台詞、私も透哉から言われたことないのに……!!」
宗像さんが血の涙を流しながら、店に入る二人を凝視している。
アニメとかではよく見る表現だけど、リアルに血の涙流してる人は初めて見たな……。
「私たちもあの店入るわよ、菅野君!」
「あ、うん」
だ、大丈夫かな宗像さん?
お願いだから、暴走しないでくれよ……。
「ご注文はお決まりですか?」
「透哉くん、注文は私が決めてもいい?」
「うん、いいよ」
「じゃあじゃあ、この、ラブラブファンタジーソーダください!」
「ふふ、かしこまりました」
ラブラブファンタジーソーダ???
何だその、クソダサいうえに不穏な名前のソーダは!?
「ぐううぅ……!! 私も……、私も透哉とラブラブファンタジーしたいいいい……!!」
「宗像さん……!」
またしても血の涙を流し始める宗像さん。
言わんこっちゃない!
あまり目立つことすると、瑠玖に気付かれちゃうから勘弁してよ!
「ご注文はお決まりですか?」
俺たちのテーブルにも店員さんが注文を取りに来た。
「ラブラブファンタジーソーダをお願いします!」
宗像さん!?
俺たちも頼むの、ラブラブファンタジーソーダを???
「ふふ、かしこまりました」
微笑ましいものを見るみたいな目を俺たちに向けながら、そっと下がっていく店員さん。
いや、違います!
俺と宗像さんは、そういう関係じゃないんですッ!
「お待たせいたしました。こちらがラブラブファンタジーソーダになります」
「わあ、可愛い~!」
――!
瑠玖たちのテーブルに運ばれてきたラブラブファンタジーソーダを見て、俺は絶句した。
それはバケツみたいにデカいコップに注がれたソーダに、ハート型のダブルストローが挿さっているというものだったのである。
これまたアニメでしか見たことないのキタッ!?
こんな超弩級に恥ずかしいもの頼むバカップル、現実にいたのか!?
しかもそれが、俺が心から愛している妹だなんて……!
うぅ……!!
完全に俺の中で、猫ミームの例の子猫が「みぃ~!! みぃ~~!!」って泣きじゃくってるぜ……!!(この小説を書いたのは2024年5月です)
「えへへ、透哉くん、一緒に飲も」
「うん!」
二人は仲睦まじく、ラブラブファンタジーソーダをちゅうちゅう吸い始めた。
やめてくれ……!
もうやめてくれよおおおおお!!!
「うぐううう……!! 頭がああああ……!! 頭が割れるうううう……!!!」
完全に脳が破壊されてしまったらしい宗像さんは、頭を押さえながら突っ伏した。
うん、わかるよ!
その気持ち、痛いほどわかるよ宗像さん!!
「お待たせいたしました。こちらがラブラブファンタジーソーダになります」
――!
その時だった。
俺たちのテーブルにも、ラブラブファンタジーソーダという名の特級呪物が届いてしまった。
嗚呼、そういえば俺たちも頼んでたんだった……。
「くううぅ……! 菅野君、こうなったら私たちもこれを飲んで、あの二人にシンクロするわよ!」
「は??」
何言い出すんだこの人??
薄々感じてたけど、この人ガチでヤバい人なんじゃ……。
「私たちもまったく同じ体勢でこれを飲むことによって、私は菅野君の妹に、菅野君は透哉に精神をシンクロさせるの! そうすれば実質お互い愛する相手と、ラブラブファンタジーしてることになるじゃない!?」
「な、なるほ、ど……?」
正直全然ピンときてはいないが、ここで下手に逆らったらマジで殺されそうだから、大人しく従っておくのが正解だろう。
俺は瑠玖のためにも、こんなところで死ぬわけにはいかんのだ……!
「さあ、菅野君も早く!」
「あ、うん」
既にハート型のダブルストローを咥えている宗像さんに倣って、俺もストローを咥える。
すると――。
「「――!!」」
ストローの構造上、俺と宗像さんの顔が、文字通り目と鼻の先くらいになった。
宗像さんの宝石みたいに綺麗な瞳に、俺の顔がくっきりと映り込んでいる。
ふおっ!?
「あっ、ご、ごめん!」
思わずストローから口を離してしまう俺。
「い、いえ、私こそ、ごめんなさい」
宗像さんも耳まで真っ赤になりながら、俺から目を逸らす。
いや、なんで俺と宗像さんが、ラブラブファンタジーっぽい空気になっちゃってるんだよ!?
俺がこの世で愛してるのは、瑠玖だけなはずなのに……!
「瑠玖ちゃん、次はどこか行きたいところある?」
「うん、あるにはあるんだけど、先に透哉くんが行きたいところあるなら、そっちに行こうよ」
「いいの? じゃあねー」
店から出た二人は、手を繋いで歩きながら、次の行き先を話し合っている。
オイ、今すぐその汚い手を瑠玖から放せ!!
斬り落とすぞッ!!
「ふうぅぅ! ふううぅぅ!! こんなことなら、童子切安綱を用意しておくんだったわ……!」
天下五剣の!?
童子切安綱の童子は、子どもじゃなくて酒呑童子のことだからね!?
そんな物騒なことに、国宝を使おうとしないでよ!
「なんだァ? てめェ……。ガキがこんな往来でイチャツキやがってよぉ」
――!
その時だった。
明らかにチャラい格好をした大学生くらいの男が、瑠玖と透哉にカラんできた。
瑠玖――!
「な、何ですかあなた。僕たち急いでるんで、そこどいてください」
「アァン!? ガキがイキがってんじゃねーぞオラァ!? こっちは競馬でバイト代全額スッて、MK5なんだよおおお!!!」
今時MK5なんて使ってるやついる???
ホントに大学生かお前???
「オラァ!」
「うっ!?」
「と、透哉くんッ!」
チャラ男の右の拳が、透哉の左の頬に直撃した。
あ、これは――ヤバい――!
「何するのよこのヤロオオオオオオオオ!!!!!!」
「「「――!!」」」
般若のような形相になった宗像さんが、チャラ男に突撃して行った。
む、宗像さんッ!
「オラアアアアアア!!!!」
「ぶべら!?」
宗像さんの右のビンタが、チャラ男の左の頬に直撃した。
うん、目には目を、歯には歯をの精神だね。
……でも。
「イッテーな!? 何しやがんだこのアマがッ!」
「お、お姉ちゃん!?」
「あなたは下がってなさい透哉! あなたのことは、私が守るから!」
「ああ? ふうん、なるほど、姉弟なのかよお前ら。それによく見たら、姉ちゃんのほうはメッチャ可愛いじゃん。ビンタしたことは水に流してやるからよ、ちょっと今から俺に付き合えよ」
「なっ!? イヤ! 放してよッ!」
チャラ男は下卑た笑みを浮かべながら、宗像さんの細い腕を右手で乱暴に掴んだ。
うん、まあ、そりゃそうなるよなぁ。
「クッ、この、お姉ちゃんを放せ!」
「と、透哉……!」
透哉がポカポカと、チャラ男の腰の辺りを殴る。
へえ、意外と根性はあるじゃねえか。
「へっ、効くかよそんなヘボいパンチ。パンチってのはな――こうやるんだよ!」
「透哉ッ!」
「透哉くんッ!」
チャラ男の左の拳が、透哉に振り下ろされる。
……チッ、しょうがねえな。
「やめろ」
「「「――!!」」」
俺は透哉に当たる直前で、チャラ男の拳を左手で受け止めた。
クソッ、俺も焼きが回ったな。
まさか透哉を助けるような真似をしちまうとは。
「なんだァ? てめェ……。次から次に湧いてきやがって! 真夏のボウフラかお前らは!」
何だよその喩え。
全然上手いこと言えてねーぞ。
「菅野君……」
「お兄ちゃん!」
「もう安心だぞ瑠玖。危ないから下がってなさい」
「う、うん」
「ああ!? お前はこの乳臭えガキと兄妹なのか!? どういう一行なんだよこれはよおお!!」
それは俺もよくわからん。
それよりも、お前今、瑠玖のことを乳臭えガキと言ったな――?
――残念だが、お前の人生はここまでのようだな。
「オラアアアアアア!!!」
チャラ男が右の拳を、俺に突き出してきた。
「菅野君ッ!」
「お兄ちゃんッ!」
大丈夫だよ瑠玖、宗像さん。
――この程度のパンチ、目をつぶってたって避けられる。
「あらよ」
「なぁっ!?」
「「「――!!」」」
俺は頭を逸らして、チャラ男のパンチをすれすれで躱す。
そして――。
「ほいっと」
「ひでぶッ!?!?」
「「「――!?!?」」」
そのままチャラ男の腕を掴んで、一本背負いでコンクリートの地面に思い切り叩きつけた。
「ばたんきゅ〜」
チャラ男は目をグルグルさせながら、気を失った。
リアルで「ばたんきゅ〜」って言ってる人も初めて見たな。
「わあ、凄い凄い! お兄ちゃん、カッコイー!」
瑠玖にギュッと抱きつかれる。
ふふふ、そうだろうそうだろう。
こんなこともあろうかと、空手と柔道とキックボクシングと柔術とテコンドーとカポエラを、独学で勉強しておいたんだ。
可愛い妹を守るのは、兄として当然の義務だからな。
「す、凄いです! 瑠玖ちゃんのお兄さん!」
「え?」
透哉がキラキラした瞳で、俺を見上げてくる。
お、おや?
「お兄さん、どうか僕を――弟子にしてください!」
「……は?」
弟子……だと……!?
俺が……お前を??
「僕も、お兄さんみたいに自分の手で瑠玖ちゃんを守れるようになりたいんです! 瑠玖ちゃんのことが、世界で一番大事だから」
「と、透哉くん……!」
透哉……!
……いや、透哉。
そうか、今わかったよ。
お前も俺とまったく同じで、瑠玖をこの世の誰よりも大事に思っているんだな……。
「……私からもお礼を言うわ、菅野君。透哉のことを助けてくれて、本当にありがとう」
「――! ……宗像さん」
宗像さんが蕩けるような甘い笑みを浮かべながら、俺にコテンと頭を下げた。
――この瞬間、俺の胸がトクンと一つ跳ねた。
あれ??
何だこの気持ち??
いやいやいや、俺はあくまで、瑠玖一筋だから!
これは違うんだ瑠玖!
これは決して、浮気などではないんだ、瑠玖ッ!
「わあ、透哉くんのお姉さんも、とっても綺麗ですね!」
「え? そ、そうかしら?」
瑠玖がほんのりと頬を桃色に染めながら、宗像さんにトテトテと近寄る。
瑠玖!?
「お姉さんが私の本当のお姉さんになったら、とっても嬉しいです! どうか私の、お姉さんになってください!」
「えっ!?」
瑠玖ッ!?!?
瑠玖は宗像さんの腰の辺りに、ギュッと抱きついたのであった。
そ、それは、どういう意味なんだ、瑠玖――!?
まさか将来、本当に俺たちが家族になることなど、この時の俺は知る由もなかった――。
拙作、『憧れの美人生徒会長にお喋りインコが勝手に告白したけど、会長の気持ちもインコが暴露しやがった』が書籍化しました。
オーバーラップ文庫様より2024年6月25日発売いたしました。
よろしければそちらもご高覧ください。⬇⬇(ページ下部のバナーから作品にとべます)