より良いキャンパスライフを送るためのエッセイ
これは筆者が大学生活でやっておいて良かったこと、やっておけば良かったと後悔していることをお伝えするエッセイです。
私の経験が少しでも皆さんの明るい大学生活に貢献出来ればという気持ちで執筆いたしました。
前半は新入生の方向けの内容ですが、後半は新入生ではない方にもお読み頂ける内容になっておりますので、よろしければ目を通してみてください。
まずはやっておいて良かったことから2点ご紹介します。
①学費の減免や給付型の奨学金の申請
もしかしたら、皆さんが予想していた内容からはハズれているかもしれませんが、筆者の大学生活で一番やっておいてよかったと思った事項はこの①です。
私は家の経済事情が豊かではないことを両親から聞かされていたので、最初から国立に絞って受験していました。
そして大学入学後、給付型奨学金の条件は満たせていませんでしたが、学費の減免の条件は満たしていました。(国立でも学校によって判断基準は違います)
私は成績が優秀というわけではありませんでしたが(むしろ平均以下)、4年後期の授業料の半額を支払った以外は入学金含め授業料を支払っておりません。
大学の途中で父が病気になり、治療が終わるまで働けなかったので、授業料の免除はとても有り難かったです。
例え、授業料が減額にならなかった場合でも支払い猶予を頂ける可能性があるので、申請の条件については一通り目を通しておくことをおすすめします。
給付型奨学金は返済不要の奨学金なので、これも頂けるなら頂いておくべきです。
国立以外でも学費の減免や奨学金についての制度は必ずあるはずなので、調べておいて損をしないと思います。
ただ入学してからニ週間や一月など、申込み期限が決まっているものが大半なので、申請するのなら急いで確認したほうが良いでしょう。
②友達を作る・サークルに入る。
これはわざわざ言及しないでも皆さんおわかりになるかと思います。
ただ単純に大学生活を彩る要素の一つとしても、社会に出た際の人脈としても役に立ちます。
「俺は孤高のソロを貫いてやる!!」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、一点だけ覚えておいて頂きたいことがあります。
単位を取得する面でも友人や知り合いが多いほうが有利です。
休んだ時の授業内容を教えてもらったり、過去に受けた講義の内容を聞いて自分も受講するか検討したり、果ては先輩に過去問を貰ってテスト勉強に活かす、など効率よく単位を得ることが可能です。
実利だけで友人というのは出来るわけではありませんが、こういうメリットがあるというのも覚えておいてください。
友人を作るのは最初が肝心です。自分がボッチになりそうなときは、他にボッチになってそうな人を探してください。誰しもボッチは嫌なので、よほどじゃなければ友人になれます。
サークルは個人的には未成年に飲酒を勧めるようなサークルでなければどこでも良いと思います。
追記:宗教勧誘やマルチ商法を行うようなグレーなサークルも存在します。
大体は孤独な人間に対して優しくする所から始まります。
優しくしてくれた人を疑うというのは心理的なハードルがありますから、そういう気持ちに漬け込んできます。
少しでも怪しいと思ったらとりあえずその場から逃げてください。
もし、そういったサークルと関わり合いになり、不安な気持ちになった場合、ほとんどの大学に宗教勧誘やマルチ商法などのトラブルに関する相談室が設置されています。
下手に自分だけで解決しようとしないでそういう時は大学をドンドン頼ってください。
(追記ここまで)
あとは、サークル内では異性との距離感には注意してください。俗にいうサークルクラッシャーがいることは少ないですが、サークルの崩壊の理由は、異性含めた人間関係が拗れたことが原因であることが多いです。
サークル活動は恋人を作るチャンスでもあるので、難しいかもしれませんがほどよい距離感というものを意識すると良いでしょう。
次に大学生の内にやっておけば良かったと、もっと真剣にやっておけばと後悔していることをご紹介します。
①TOEIC・資格の勉強
②ボランティア
③アルバイト
④インターン
⑤教職課程の受講
これらは全て就職活動中に後悔した事柄ですね。
まず①TOEIC・資格の勉強。
はっきり言って社会に出てからスキマ時間で勉強するというのはかなりのエネルギーを使います。
朝早起きして出勤前に勉強する、働いて家に帰ったあとから勉強する。どちらも仕事が忙しくなってくると難しいです。
それだったら、時間に余裕のある大学生の内に、勉強をして資格を取るほうが効率的です。
私の場合も必要があって、社会に出てから資格の勉強していますが、苦労しています。
あとは、特に女性の場合、現在の日本社会では、妊娠や出産後、出世が遅くなったり、給料水準が下がってしまうことも多いです。
大学生活では、俗に言う縦のキャリア、専門的な知識や資格を身に着けておくことを意識しておくと、将来、賃金の面で困ることが減るかもしれません。
結局は、社会に出ても勉強からは逃れられないんですけどね……。
②ボランティア
これは就職活動中の面接で絶対聞かれるので、三年生、四年生になって付け焼き刃でボランティア活動をするよりも早い内から計画的にボランティア活動に従事したほうが良いでしょう。
本来のボランティアは打算で行うものでないというご指摘があるかもしれませんが、いざ参加してみたらボランティアに目覚めるという可能性もありますので……。
③アルバイト
これはお金を稼ぐことの大変さを皆さんに知っておいて頂きたいからです。
ご両親に学費を支払って頂く方もいらっしゃると思いますが、お金を稼ぐ大変さを知っておくと、ご両親への感謝の気持ちを再認識して、学業にも身が入ると思います。
そしてアルバイトはどんなに辛くとも一月、出来れば三ヶ月は続けてください。
ある程度その仕事を続けてからしか見えてこないこともたくさんあります。
最初の三日や一週間で辞めてしまうと、どうしても得られるものは少なくなってしまうでしょう。
あとは接客業を経験しておくと、採用面接等で人前で話すことに抵抗が減るのでおすすめです。
④インターン
これはインターンを経験しておくことで、その業界に対する理解度が深まります。
あとは自社でのインターンを経験した学生から優先的に採用する企業も多いです。
筆者はインターンに行かなかったのであとはよくわかりません。←
⑤教職課程の受講
教職課程は普通に卒業にするために必要な単位と比べて数十単位ほど増えることがほとんどです。一年生の内から計画的に受講しないと厳しいでしょう。自分が教職課程を取るかどうかはよく検討しておいてください。
あとは図書館司書や学芸員など、その資格を取るために受講しないといけない講座が開講される大学もあるので、その職業に自分がなりたいかどうかをよく検討して受講するかどうかを決めてください。
今まで書いてきたことに、もしやる必要性を感じなかった場合も、やらなかった時の影響をしっかり考えてください。時間はあとから取り返しがつきません。
私の場合も、やらなくても大丈夫だろうとたかを括っていたのですが、取り返しがつかない場面になってから重要性に気づきました。
やって損があることを書いたつもりはないので、出来れば皆さんには私と同じような失敗をしないで頂きたいです。
最後に私から皆さんへ、社会に出て気づいた一番重要なことをお伝えして、このエッセイを終わりにしようと思います。
人生に楽な道というものはありません。
効率的であることと、楽であることは決して同じではありません。
そこを履き違えないようにしてください。
極端に例えると、
楽というのは、、一切勉強しないで授業の単位をギリギリで取ることです。
効率的というのは、可能な限り少ない勉強時間で良い成績で単位を取ることです。
可能な限りと言うのは、決してその時間が絶対時間で少ない時間であることを意味しませんし、効率的であることはその時間が楽なものであることを保証しません。
例えば公認会計士試験に合格するために必要な勉強時間は一般的には三千時間と言われていますが、効率的に勉強すればニ千時間で合格出来るかもしれません。
ただそのニ千時間は決して楽なものではありません。二千時間の中で【最大限の努力】が必要です。
【最大限の努力】が出来ていない場合は必要な時間が増えていくだけです。
【楽して】という耳障りの良い言葉が心地よく聞こえるのは確かです。
しかし、上記の説明で伝わったかどうかはわかりませんが、結局はどんな人も努力が必要になるんです。
そして努力というものは楽とは対極に位置しています。
よくある例え話ですが、人間は水と一緒です。
何もしないままだと低い方に低い方に流れていきます。
同じ高さを保つ現状維持にすら労力が必要なんです。
あなたが選択しようとしている、効率的な道というのは、なにもしないことではありませんか?
それは決して効率的な道ではなく、ただ楽をしているだけです。
楽な道を歩んできたツケはあなたが将来支払うことになるかもしれません。
……少し説教臭くなってしまいましたね。
人生でも一番と言ってもいいほど大学生活は楽しい時期です。
これから大学生になる皆さんにはいろいろな可能性があります。
よく学びよく遊び、その可能性を最大限に活かしてください。
このエッセイが、皆さんのより良い大学生活に少しでもお役立ち出来れば幸いです。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
もし疑問・質問等がございましたら、感想にてコメントしてください。可能な限りお答えします。
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