表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アンチチート部隊  作者: ダメを人にするクッション
始まりの街編
6/6

邪神教徒の攻撃か!?

ようやく異世界の人が出て来ます

てかお久しぶり

ーー同時刻:始まりの街アイルーー


「今日も暇だなぁ〜!うぅーーん!!帰りたい!!」

「何か言ったか新人?」

「なんでもないっす!ウィッス!」

「ふん…」


ここは始まりの街アイル。

第1門と言われるこの場所で門番が2人いた。


「つーか今日も何もないですねールークさん?」

「班長と呼べ新人」

「ウッスハンチョー!いや、にしても第1門ってほんっとにやる事ないですよね…」

「つべこべ言うな黙ってやれ」

「だって今日もやったことって言えば日誌書いただけじゃないですか!もう日誌に書くバリエーション無くて困ってますよ!」

「ええいうるさい!黙って見張ってろ!!」


班長ルークの一言で大人しくする新人のアラサ。

彼は第1門が福利厚生バッチリのダラダラ出来る場所だと思い、ひと月前に仕事に応募した。

結果はその場で採用。


余りにも早い採用に戸惑いを覚えたが、たまたま運が良かったと思い次の日から職場へ。


のんびりとダラダラした職場を想像していたが全く違った。

いや、のんびりしているのは間違いないのだが、全く何も無いのだ。


動物や魔物もほぼ見かけず、人もほとんど来ない。

初日は楽そうな職場だと感じたが…

辛い。

ただボーッと1日中突っ立っており、自分の隣にいる班長ルークは余りにも真面目すぎてサボれない。

何だこれは。

拷問か。


最近趣味になってきている次の転職先をどうしようかと考えていると、遠くの空に何か緑色の光が見えた。


「ハンチョー?あそこの所何か光ってないですか?」

「どこだ」

「ハンチョーから見て左斜め上です」

「本当だ…光ってる…緑だ…おい近づいて来ているな!攻撃か!?」

「とりあえずシールド張っときますか!?」

「任せた!俺は上に掛け合ってくる!」

「ウッスハンチョー!」


ルークは慌てて魔法通信をかける。


「こちら第1門!こちら第1門!緑の飛行物体が接近中!攻撃の可能性もあるためシールドを張っています!至急応援求む!!」

「了解!まもなく向かわせる!」


「新人!距離はどのくらいだ!」

「もう1分ほどてここにきます!どうやら岩みたいです!」

「岩だと!?」

(まさか邪神教徒の攻撃か…?いやしかし何故このタイミングで…)


ルークが考えていると増援部隊が到着した。


「ルーク、あの緑のやつか?」

「トルマさん!はい、どうやら岩みたいです!」

「岩!?まあとりあえずシールド展開しろお前ら!!」

「「「「「はい!!!」」」」」


慌しくなる第1門。


「来ます!!3…2…1!!」


ドガァァァァァン!!!!!

凄まじい衝撃を響かせて岩が不時着した。


「全員無事か!?」

「「「「「はい!!」」」」」

「よし、慎重にそれを確認しろ」

「「「「「了解!!」」」」」

「トルマさん、ありがとうございました。2人だけだとどうなってた事か…」

「気にすんなよ!そのための俺らだからな!」

「トルマ隊長!岩に人が3人乗っています!酷い怪我だ…」

「何!?すぐに医療班を呼んでこい!!」

「分かりました!」

「いったい何なんですかねハンチョー…」

「わからん。だが嫌な予感がする…」

トルマ隊長ゴツそう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ