表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/12

CT&エコー

 約ひと月振りの病院。

 1月の末くらいから褐色のおりものもなくなって、ようやく傷が塞がってきたらしい。

 当日、函館から遊びに来ていた友人とランチをした後に検査に向かう。10年くらい会ってなかったんだけど、変わってなくて安心しました(笑)

 話題はほとんど病気のことでしたが! 年齢!

 笑い事じゃない話も笑い事のように色々聞かせてくれてアリガトウ。


 ちょっと早く着いちゃったけど、待ってもいいやと受け付けを済ませて待合室にいると、今までそこにいた検査待ちの患者さんがふらりといなくなった。

 看護婦さんが呼びに来たけど、近くにはいない感じ。トイレかな? と迷って、じゃあ次の人、と名前を呼ばれた。

 ながるさんは造影剤は使わないから、先にやっちゃいましょうと、隣の部屋に案内される。

 発砲スチロールのような枕で頭を固定されて、大きな輪を潜るように寝そべると、案内に従って下さいねと言われた。いちいち脱ぐのが面倒なので、ワイヤーなんかを使ってないスロギーみたいなブラで行ったけど、ここでは靴さえ脱がなかった。

 マイクで指示が来るのかと思っていたら、完全に機械音声が目の前の輪から聞こえる。設定したら全自動らしい。

 普通に寝た状態と、腕を上げた状態で何度か撮影する。


「動かないで下さい」

「息を吸って下さい。止めて下さい。楽にして下さい」


 なんていう指示音声に従って、内部がぐりんぐりん回っている輪が頭から胸の辺りまで移動するのを眺めているうちに撮影は終了。予定時刻前には終了してしまった。

 次に向かったのはエコー検査。こちらでは待っている人も結構いて、しばらく待たされる。

 ジェルを塗られて右から左から上から下から、画面を見ながら何か操作している。多少の圧迫感しかないから、薄暗い中でやるのでうとうとしてしまった。

 この日は検査だけだったのでそのまま帰宅。2日後に結果と婦人科の診察にまた出向いたのであった。


 CTでは胸の方まで一応撮影していて、そちらの方もなんともなかったからとお墨付きをもらった。

 患部は6cm弱。水を抜いてから小さくなっていたようだったけど、移す角度とか精度とかで変わるものなのか、また水が溜まってきて元の大きさに戻っちゃったのか……

 先生はその辺、特に言及しなかったので問題無いんだろう。

 手術は決めた日付で問題無し。退院日を聞いていなかったので確認すると、概ね入院から7日〜8日で、血抜きの管が取れるまでどのくらいかかるのか、個人差があるのでわからないということだった。(この辺、友人に写真を見せてもらってどんな感じか分かっていたので、想像しやすくて助かった。真面目に感謝なのです)

 順調に治るのを祈るのみである。


 続いて婦人科の診察に。

 自分でもおりもの無くなったなぁって思っていた通り、内診でも出血はもう全然なくなったということで、今回は消毒もなしだった。

 ただ、縫った糸がまだ少し残っている(自然に溶けるらしい)ということで、もう1ヶ月は経過観察することに。

 甲状腺の手術が終わって退院後の診察に合わせてまた来て、と一応の予約だけ入れてくれた。これが最後の予定だから、と。耳鼻科の予定に合せて、後で変更してねとのことだった。

 寒いし温泉とかももう大丈夫ですかって聞いてみたら、全然OK! って返事が返ってきた。

 温泉行きたい。温泉。全然行ってない。これで解禁!

 次の手術前に1度日帰りでも行っておきたいとこだ。

 夫婦生活やタンポンなんかの突っ込む系はまだダメとのこと。

 そういえば、真面目に聞いてたけど、もう出血無いからタンポンも入れることないよね……



 § § §



 半年ぶりに胆振東部地震の余震で大きいのがあったけど、うちでは揺れたものの、物が落ちることもなく電気も消えなかったので変わりはない。旦那がちょっと仕事に行って夜中に迎えに行ったくらいだった。


 2月も最終週、術前検査へと出向く。

 尿検査→採血→肺機能検査→心電図→胸部レントゲン の順で検査は進む。採血は4本。久々だったからテンションだだ下がり。肺機能検査も前回よりちょっと落ちてて、やっぱり苦手意識が。

 さくさくと進んだので、先生と話す予約時間まで1時間くらい開いてしまった。

 今回は旦那が一緒に話を聞くと休みを取ってくれたので、一緒に喫茶コーナーで時間を潰した。

 診察室に入ると先生は旦那にも解るように1から説明してくれて、声帯への影響(声の掠れ)や術後何が起こり得るか(血だまり、感染症など)を時に図を交えながら話してくれた。


 甲状腺の異常は女性に多いらしい。

 私の場合、細胞診の結果「鑑定困難」で、「濾胞(ろほう)性腫瘍」疑いとの診断を受けている。良性か悪性かは手術後鑑別してみるまで判らない。(先生の見立てでは悪いものではなさそうとのこと)

 ただし、大きさが大きさなので手術した方がいいでしょう、ということだった。

 良性でも3cmを越えると手術を勧めているようで、ネットでちょっと調べてみても概ね4cmくらいからは手術になるようだ。私のは6cm弱。エコーやCTの画像を見ても食道を押している。

 目に見えてわかるほど大きいので、切開の傷も少し大きくなりそうだ。横切開なので手術後はちょっとしたホラーかもしれない。が、食事等に影響は無いとのこと。

 手術時間は1時間半~2時間。麻酔が覚めるまでを考慮すると長くても3時間くらいだという。


 切除後は検査に回して悪性なら3ヶ月に1回、良性でも半年に1回くらいは病院に通うことになるらしい。主にエコーなどでの経過観察だ。

 筋腫といい、腫瘍といい、ずいぶんすくすくと育ってくれたものだ。そのくせ、痩せるとかいうこともなく、余分に摂った栄養をそんな所に溜め込んでるんだろうか。

 腫瘍があるのは左側なので、左の首や肩が凝るのはそのせいなのかもしれない。


 入院手続き関係の話は、少し前に婦人科で入院してるので省いてくれた。記入が必要な物と、用意する書類関係だけしっかりと説明を受ける。

 最後にインフルエンザB型がまた流行って来てるので気を付けるようにと、家族でも、もしかかった人がいれば連絡するように念を押された。

 帰りがけに入口の所に面会禁止の張り紙も見つけて、油断できないなと気を引き締めた。

 ……まぁ、もらってくるなら子供達で、どうしようもないんだけど。

 1週間後には入院予定。今回は上の子の休みが重なってたりするので、お昼の心配が少なくて済みそう。

 しばし、行ってきます。

2/26 先生の説明をちょっと詳しく追加

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ